ペット保険は必要か不要か? 実際にかかる医療費から考えてみる

どうも。犬と猫ならやや犬派寄りのもぶ太です。理由は、犬ってなんだか頭の悪そうな顔をしていて可愛いからです。

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さて、NTTドコモが犬・猫を対象にしたペット保険を4月1日からリリースするようですね。通院から手術まで補償する人間用のような「トータルケア」と、手術費用の負担に特化した「手術ケア」の2種類のプランが用意されています。

ドコモのペット保険

ペット保険という商品を耳にする度に思っていたのですが、それ、本当に必要なのでしょうか? そりゃあ、犬猫に健康保険は適用されませんが、だからと言って、ワンちゃんやネコちゃんにかかる医療費は、保険で備えなければいけないほど負担になるのか?

ペットを飼う予定なんてまったくないんですけど、保険ブログとしては気になったので調べてみました。

目次

ペットの医療費はいくらかかるのか?

そもそもペットの医療費はどれくらいかかるのでしょうか? ペット総研、アニコム損保がそれぞれ行った調査結果を比べ、平均を出してみました。

■ペットの診療費平均額
年間(円)月間(円)
ペット総研犬:42,267
猫:20,446
犬:3,522
猫:1,704
アニコム犬:80,912
猫:49,875
犬:6,742
猫:4,156
 平均犬:61,589
猫:35,160
犬:5,132
猫:2,930

※「愛犬の病気と健康管理」「愛猫の病気と健康管理」(2011年)/ ペット総研
※ペットにかける年間支出調査(2014年・病気やケガの治療費のみ抜粋)/ アニコム損害保険株式会社

なんか両社で2倍くらい差があるのですが……とにかく、犬にかかる医療費は年間約6万円、猫は約3万5,000円ということにしておきましょう。

高い方の犬に合わせるとして、年間約6万円、月5,000円の出費は保険に頼らなくてはいけない額とは思えません。しかも、0歳から13歳(犬の平均寿命)の間に毎年負担するわけはないですし、年1回の健康診断以外は一度も病院にかからない年だってあるはずです。

だったら、月5,000円を貯金しておけば、13年間で78万円貯まる計算になり、ペットの一生涯にかかる医療費を無駄なく準備することができます。

上記資料のように、年間診療費が高くなりだすのは6歳を越えてから。14歳で18万円かかるようですが、5,000円貯金をしていれば3年で貯まる額です。仮に6歳で6万円、8歳で8万円、14歳で18万円の計3回病院にかかったとしても、子犬の頃からきちんと貯金していれば賄える額ですよね。それに、32万円が一度に必要になるわけではありません。

結論

こうして計算してみれば、掛け捨てのペット保険の必要性はやっぱり薄いというのがもぶ太の感想です。もちろん、突発的な事故などで平均額以上を出費することもあるでしょうが、お金に余裕がある&ペット病弱で心配という人以外は、貯蓄で対応が一番かなと。

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この記事を書いた人

ソクラテス編集部です。

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