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お悩み

個人年金の加入と今後の生命保険の見直しついて

こんにちは。
初めて質問させていただきます。

昨年結婚しまして、もうすぐ出産を控えております。今後の保険について夫と話しているのですが、イマイチ個人年金のメリットを感じられません。

夫は個人年金に入ったほうがよいと頑なに言うのですが、私としては、子どもが産まれたら先に学資保険に加入したほうがいいのでは?という思いがあり、個人年金は入っても入らなくてもどちらでもいい、という感じなのです。個人年金へ加入した場合、普通の積立とは差があるのでしょうか。

上記に加えて、子どもが産まれた時に、家族全体の生命保険を見直したいという思いがあります。今は掛け捨てで安いタイプに夫婦それぞれ入っていますが、一度解約して新たに保険会社から見直そうと思うのですが手間がかかるでしょうか?できれば早めに見直し、契約をし直したいです。

大後さおり さん / 29歳 / 女性 / 既婚 / 会社員 / 老後の準備 / 個人年金保険

回答

「保険選び」を始める前に大切なこと

有限会社フォーライフ 代表鯵坂 亮

こんにちは FPの鯵坂です。ご相談有難うございます。
保険商品の価値判断の基準は、個々人の価値観や保険に対するイメージの違いによって異なっていて、それこそ十人十色、千差万別と言えるでしょう。それは夫婦と言えども同様のようです。意見調整は大変ですね。しかし、ご夫婦で意見が異なっていることが却って良い結果に繋がるように私は思います。 ご主人が保険とか貯金とかに無関心で、奥さんが懸命に考えた計画に 「ああ、いいんじゃない」などと適当に反応。あまり迷うことなく、なんとなくそれまでのイメージに従って、また熱心なお薦めに従って保険加入してしまう。 世間でよく見られることですが、そのパターンでは決して良い結果にはならないでしょう。 ライフプランは個々の家族の問題ですので、当事者のご夫婦がそれぞれの考えを言いあって考えて行くべきです。この相談サイトをお選びになったことが、ライフプランを考える第一歩です。
ライフプランニングを先行→リスクを把握→対策の検討→保険の検討   というプロセスをお勧めしたうえで、今回の意見の違いについて考えます。 

◆個人年金保険のメリット&それらに対する私の反論(ツッコミ)
(1)毎月一定金額を半強制的に積立てられるし、期間と金額が決まっているので安全確実である。
⇒この「超」低金利時代に長期間固定の積立を半強制的に初めても本当に良いのでしょうか? タンス貯金で様子を見るというのも選択肢です。 29歳加入、65歳から10年受け取りの例でみて、払ったお金ともらえるお金の比較は(返戻率、戻り率など)120~125%程度です。金融機関に36年間も(!)お金を預けて25%増えて戻ってくることを、安心と言っても良いのでしょうか? 

(2)税制上のメリット:一定金額の所得税控除の制度があり、積立中の課税がない。
⇒上限額まで適用できた場合で節税効果は所得税上4万円、住民税2,8万円です。税金の額ではありません、課税対象の所得から引かれるだけです。 

◆学資保険の一般に言われるメリット&ツッコミ
(1)毎月一定額を半強制的に・・・・・・個人年金保険と同じですね、(2)も同じです。
ツッコミも個人年金と同じです。
ただし、学資保険は年金より短期であり、通常15年~22年くらいの積立であることと、契約者(親)の死亡時に受けられる保障がある点が年金とは異なります。
 ・・ (2)は同じなので省略します
(3)想定した学資金がお父さん(或いはお母さん)が死亡した場合でも確実に手に入るので安心。
⇒死亡保障は専用の掛け捨ての定期保険や終身保険などで準備して、学資積立は金融情勢を見ながら随時商品選択をしてゆく方が合理的、という場合もあるのでは??

◆長くなりますが、以下は私なりの結論です
老後の準備が大事と思う人に「年金保険が必要」とは限らないですし、お子さん誕生に伴って「学資保険に入るのが有効」とは限らないのです。 特に貯蓄性を期待して加入する保険商品については、現在が「超低金利時代」であるという現実がどうしても付きまといます。 元本保証にこだわらず投資や資金運用の勉強が必要かもしれません。 商品紹介サイトで情報を見て、定期預金などと比べれば戻り率が良さそうだと感じる場合も、その背景を冷静に分析すればあまり魅力的とは言えないかも知れません。

くどいようですが、とりあえず保険のイメージにつられることを極力避けて、家計全体の構築、計画、を考える(ライフプランニング)ことから始めて頂くのが良いと考えます。
まずはご出産後の様々な変化を楽しみ、お父さんになったご主人と、家族の将来像をじっくりと話し合ってからにしましょう。

ご丁寧にご教示いただき、誠にありがとうございます。
夫婦で意見が違ってもよいとお答えいただき、なんだか目からウロコでした!

「超低金利時代」という事で、特に保険にこだわらず、
資産運用の方へ意識をシフトチェンジしたほうがいいなと思いました。
積立は自分でもできますし、今一度本当に必要かどうか、夫婦でじっくり話し合ってみたいと思います。

とても参考になりました!本当にありがとうございました。

この回答をくれたFPの詳細

回答

生活設計の優先順位をつけてみましょう!

株式会社ポラーノ・コンサルティング代表深澤 泉

お悩みの内容を拝見すると、結婚・出産と大きなライフイベントが相次ぎ、何らかの対策を行なわなければ!と、少々焦りをお感じになっている様子が伺えます。そして、今行うべき対策の優先順位が付けられていない印象があります。この点を整理すれば、方向性が見えてくるのではと思います。

お子さんが誕生するということで、教育資金を準備しなければならない、ということは十分に認識されていると思います。特に13年後の中学進学時以降は、ずっと私立学校に学費を支払っていくケースも考えられます。お子さんの進学コースにかかわらず、計画的に資金が準備できているようにしたいものです。そのための対策を早く始めるに越したことはありません。

しかし、そのための金融商品を選ぶことを焦る必要はないと思います。今の時点では、目標額や、それを達成する時期、さおりさんやご主人の収入状況に応じた積立額などの計画を綿密に行うことを優先してはいかがでしょうか。それができたら、次のステップとして、金融商品の特性を十分に理解したうえで、資金準備のための金融商品を選択するという手順が望ましいと思います。現状では金融商品の選択そのものが目的となっている感があります。ニーズに合わない金融商品をあわてて選ぶことのないようにしたいところです。

お悩みの最後に書かれている内容を見ると、ご主人やさおりさんが死亡した場合や、病気やケガで働けなくなった場合のリスクは、十分に認識されているようです。しかしそれが現実のものとなった場合、経済的なダメージがどのくらいになるかを検証しましたか?さおりさんは会社員とのことですが、現在は育児休職中でしょうか。ご出産後体調が思わしくなく復職できなかった状態でご主人が死亡した場合に、現在の死亡保障で十分でしょうか。

この額の見積もりには、公的年金を加味して算出することになりますので、若干専門的な知識が必要です。見積もりの結果によっては、死亡に関する保障や、働けなくなって収入が途絶えたときの対策が、今の時点で最も優先して取り組むべき課題となる可能性があります。

この点を解決してから、今後の資金計画に合致する金融商品をじっくりと検討してはいかがでしょうか。さおりさんが復職され、ダブルインカムとなって余裕資金が形成された際には、投資商品を組み合わせながら、資産形成を行なう選択肢を検討してもよいかもしれません。

ご多忙のところ、ご丁寧にご教示いただきまして、
まことにありがとうございます。

深澤さんがおっしゃるように、バタバタと日々が過ぎる中で漠然とした焦りがありました…。
「早めに何か対策をしなければ!」のように、気が急いていたように思います。

確かに、まだ子どもの先のことは不明なので、
ひとまずは収入に見合った積立計画を立てるところから始めます!
そこから、慌てずにじっくりと商品を選んでいくようにします。

また、夫婦どちらかにもしものことがあった時の場合の保障も、
アドバイスをいただき「ハッ」としました。
こちらも再度、公的年金を加味して検討しなおします。
働けなくなってから行動するのでは遅いですものね。

これらを踏まえた上で、夫と改めて資金形成を行う話し合いをしてみます。
落ち着いて考えることの重要性を教えていただき、感謝いたします。

本当にありがとうございました!

この回答をくれたFPの詳細

回答

良い立ち位置を見つけましょう。

フリーFP  CFP上本 勉

メリットデメリットは鰺坂さんが説明されていますので 私は運用を重要視しているたちがから補足させていただきます。

私も「商品ありき」ではないという観点です。ご自分の人生設計から考えるべきだと思っています。

まず、第1に目的をはっきりさせましょう。
どの時点で必要な資金をどう作っていくかの観点で計画をしていく必要があります。

いつ使うのか、無いとどうなるのかのケーススタディーをしてください。

教育資金の様に使うときがはっきりしているもの、無くてはこまるものは利益重視ではなく、確実性が大切です。最悪、目減りしても貯めていく覚悟が必要です。

第2にご自分の現在の性格、日常のお仕事から合った商品を選択します。
有利だからと言って続けられなければ意味はありません。

第3としては短期の利益、損失より長期の観点で考えましょう
運用を始めると損失を生じるここがありますので、慌てないでください。
始めた時の商品の魅力と今後の商品の魅力をあわせて考える必要があります。

保険でもおなじですが、経済状況やライフスタイルの変化で見直しは必要になります。

これまでの投資や貯蓄経験から、心地よい商品から始め、余裕がでたら、
少し冒険をしてみるといった考えでよいのではないでしょうか?
いくら良い金融商品でも、普段のお仕事に力が入らないというのでは意味がありません。
また守りの姿勢だけでは、大きく変化していく世の中から取り残されてしまいます。

銀行、証券会社、保険会社それぞれのビジネススタイルがありますが、残念ながら顧客メリットが第一とは言えません。
 ご夫婦でのお話合いを通してお金について考える力(金融リテラシーと言います)をつけることとで、気持ち良い資産形成の立ち位置を見つけましょう。

上本

お忙しいなかご丁寧にご教示いただき、
まことにありがとうございます!

上本さんがおっしゃるように、夫婦で金融リテラシーを共有して、強化していきたいと思います。
また、資産運用も焦らず、長期で考えるといった面を改めて気づかせていただくことができました。

ライフスタイルの変化でその都度見直す、ということを念頭に、
夫婦の生活に合った商品をじっくり考えて選ぼうと思います。

本当にありがとうございました!

この回答をくれたFPの詳細

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益山 真一(ますやま しんいち)
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