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JA共済の「がん共済」を徹底分析

JA(農業協同組合)には、組合員向けの共済制度がいくつかあり、そのなかにはがんの治療費サポートを目的とした“がん共済”があります。保障内容は民間保険会社のがん保険にも対抗できるぐらいに充実しています。

JAの組合員向けの共済ですが、組合員でない人でも出資金を支払うことで「准組合員」となり、共済に加入することができます。

《これだけは押さえる》保障内容の特徴

上皮内がんやがんの再発も保障

がん診断共済金は、上皮内がんと診断された場合でも、減額されることなく同じ保障が受けられます。また、がんが再発した場合に受け取れるがん治療共済金という給付金もあります(がん入院共済金日額×100倍)。がん診断共済金は共済期間を通じて1回だけしか受け取れないので、再発したとき用の控え的存在です。

外来手術にも対応

がん手術共済金は、入院を伴わないがん治療のための手術を行った場合にも、入院共済金日額の5倍(充実型は10倍)の手術共済金を受け取ることができます。厚生労働省の「患者調査」によると、悪性新生物の治療のため入院患者数は減少傾向にあり(平成8年は16.8万人だったのに対し平成26年には12.9万人)、時代の流れに対応しているといえます。

放射線治療も保障の対象

がん治療を目的とする放射線治療を行う場合には、60日で1回を限度にがん放射線共済金を受け取ることができます。入院の有無は問われませんが、がん診断共済金(がん治療共済金)の支払事由に該当しているがん治療であることが条件です。

基本情報と主な保障内容

あくまで概要ですので、詳細はパンフレットや公式サイトなどでお確かめください。

主契約

給付金 主な支払条件・保障内容
がん診断共済金 ・がんと医師から診断された場合
・がん入院共済金×100倍(充実型は200倍)
・共済期間中1回限り
がん入院共済金 ・がん治療のために入院した場合
・入院共済金×入院日数(日数に上限なし)
がん手術共済金 ・がん治療の手術をした場合
 入院中の手術:がん入院共済金×20倍(充実型は40倍)
 外来手術:がん入院共済金×5倍(充実型は10倍)
がん放射線治療共済金 ・がん治療のために放射線治療を受けた場合
・がん入院共済金×10倍(充実型は20倍)
がん治療共済金 ・がん診断給付金または前回のがん治療給付金の支払事由が発生してから1年経過後に、
がん入院救済金、がん手術共済金、がん放射線治療共済金の支払事由に該当する治療を受けた場合
・がん入院共済金×50倍(充実型は100倍)
がん先進医療共済金 ・がん治療のために先進医療を受けた場合
・その技術料(通算1,000万円が上限)
がん先進医療一時金 ・がん治療のためにその先進医療を受けた場合
・がん先進医療共済金×10%(上限30万円)

共済掛金・共済期間

契約可能年齢 0歳~75歳
共済期間 終身または80歳満了
払込期間 共済期間が終身の場合:99歳、80歳、75歳、70歳、65歳、60歳から選択
払込回数 月払・半年払・年払
払込方法 口座振替・カード払(月払のみ)

加入するなら

保険料例

入院共済金日額1万円、先進医療共済金あり、99歳払込、月払(口座振替)、充実型の場合

  男性 女性
0歳 3,217円 2,657円
10歳 3,937円 3,197円
20歳 4,917円 3,927円
30歳 6,287円 4,827円
40歳 8,277円 5,837円
50歳 1万1,227円 6,907円
60歳 1万5,087円 8,157円

加入ケース例

30歳女性、日額1万円の充実型に加入

(このプランを選んだ理由)
JAのがん共済について検討したところ、保障内容は保険会社のがん保険とそん色なかった。上皮内がんでも共済金が受け取れる点や、共済ならではの「割戻金(わりもどしきん)」があること、複数回のがんにも対応しており、長期治療も充実している。以上から、掛金は高いけれど、充実型で入院日額1万円のプランを選んだ。

なお、プランを検討するとき、入院共済金の入院日額と、「充実型」か「基本型」の2つの選定をすれば、あとはそれによって共済金額が決定するのが楽。今回のように、入院日額を1万円と設定すれば、がん診断給付金は充実型の場合200万円、基本型の場合は100万円と決まり、保障内容を細かく検討する必要がなく良かった。

知っておきたい4つのポイント

2回目以降の罹患にも一時金が支払われる

がん診断共済金は初回に限って(共済期間を通じて1度のみ)の支払になりますが、がんが再発した場合で、がん入院共済金またはがん放射線治療共済金が支払われた場合には、前回の支払いから1年経過すればがん治療共済金(診断共済金の半額)を受け取ることができます。半額とはいえ、1年間隔で複数回の診断給付が受けられることになります。

割戻金で実質の掛け金が安くなる可能性がある

がん保険としては珍しく、契約してから3年目の契約応当日から、割戻金(契約者配当金)が発生します。共済掛金は、将来の共済金の支払を想定する予定基礎率という数字を元に算定していますが、想定よりも共済金の支払いが少なかった場合、共済掛金が払い戻されます。

なお、経済情勢等で必ずしも発生するものではありません。また、割戻金は自動的に積み立てられますが、契約者の申し出により、全部または一部を受け取ることも可能です。

死亡保障はない

がん治療のための保障なので、がんによる死亡はもちろん、がん以外で死亡した場合も死亡給付金のような保障はありません。

当然、被共済者(被保険者)が死亡した時点で契約は終了しますが、その時点で割戻金がある場合には、契約時に契約者が指定した死亡通知人に支払われます。

共済掛金免除制度がある

災害、感染症により所定の状態になった場合、以後の掛金(保険料)の支払が免除されます。保険でよくある三大疾病(がん、急性心筋梗塞、脳卒中)によって所定の状態になった場合、保険料の支払いが免除される制度とは異なるので注意してください。

この保険でよく頂く質問

当サイトによくお問い合わせいただく内容をまとめました。なお、公式サイトにも記載のある内容ですので、もっと詳しく知りたい場合はそちらをご覧ください。

Q1:JA共済は農家組合員以外でも加入することができる?

冒頭で解説しましたとおり、できます。農協法で組合員の利用高の2割まで組合員以外の者の利用が認められています。また。農家でなくても出資金を支払い「准組合員」になれば、各種共済だけでなく、JAすべての制度を利用することも可能です。出資金の額は各JAによって異なります。

Q2:共済を解約した場合、解約返戻金はあるのか?

「がん共済」には解約返戻金はありません。

Q3:がん診断共済金や、がん治療共済金の保障額を変更することはできる?

がん診断共済金、がん治療共済金等は、がん入院共済金の入院日額によって決まります。そのため、個別に変更することはできません。

全体を通して

共済だからと侮ってはいけません。民間のがん保険と同じく、2回目以降のがんに対しても保障があり、入院治療だけでなく、放射線治療や外来の手術のほか、長期治療への保障も充実しています。

当サイト調査のFPが評価する人気ランキングからは外れましたが、検討する商品の一つに入れておいていいでしょう。評判のいいがん保険の資料と見比べるとよいと思います。

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