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県民共済の「がん共済」を徹底分析

各県にある県民共済(府は府民共済、都は都民共済。ここでは県民共済に統一します)。県民共済にもがん特約や三大疾病特約があります。

一般的に共済なら掛金は安価で、にもかかわらず保障は充実している印象がありますが、実際のところはどうなのでしょうか。

ここでは、県民共済グループ(全国生協連)の「がん特約」と「三大疾病特約」について調べています。なお、都道府県によっては「がん特約」の取扱いがない場合があるので、お住まいの県民共済をご確認ください。

《これだけは押さえる》保障内容の特徴

複数回のがん治療も5年経過すれば保障の対象

前回のがんの治癒から5年経過後にがんが再発した場合でも、減額されずに保障を受けることができます。

退院後の通院も60日まで保障

がん治療のために入院し、退院後1年以内に通院した場合は、60日を限度に通院共済金が支払われます。

上皮内がんも同額の保障

上皮内がんの場合も減額されることなく保障の対象になっています。

新三大疾病特約なら、急性心筋梗塞、脳卒中も保障

「新がん特約」に1型なら200円、2型なら400円追加することで、がんだけでなく急性心筋梗塞、脳卒中による入院(1回の入院で124日まで)と手術も保障の対象になります。

基本情報と主な保障内容

あくまで概要ですので、詳細はパンフレットや公式サイトなどでお確かめください。

新がん1型特約

給付金 主な支払条件・保障内容
がん診断共済金 ・がんと医師から診断された場合
・共済金額:50万円
※5年経過後の再発時含む
がん入院共済金 ・がんと診断されて入院した場合、入院日数×入院日額
・共済金額(日額):5,000円
※入院日数には上限なし
がん手術共済金 ・手術をした場合
※手術の回数に上限なし
・共済金額:5万円、10万円、20万円(手術の種類による)
がん先進医療共済金 ・治療時に先進医療に指定された治療を受けた場合の技術料
・共済金額:1~150万円
※基本コース等の先進医療共済金がある場合、それを超えた部分が支払われる
がん通院共済金 ・がん治療で入院した場合で、退院後1年以内に通院した場合
・共済金額(日額):2,500円
※60日が限度

※加入後(保障開始後)90日間は免責です。
※「新がん2型特約」は1型の掛金、共済金額が倍になります。
※「新がん1型特約」「新がん2型特約」とも60歳以降65歳まで共済金額は半額になります(掛け金は変わらず)

新三大疾病1型特約

給付金 主な支払条件・保障内容
がん診断共済金 ・がんと診断された場合
・共済金額:50万円
※5年経過後の再発時含む
入院共済金 ・がんで入院した場合は日数に上限なし
・急性心筋梗塞、脳卒中で入院した場合、1入院あたり124日まで
・ただし退院後180日以内に再入院した場合は1回の入院として通算
・共済金額(日額):5,000円
三大疾病手術共済金 ・がん、急性心筋梗塞、脳卒中の手術をした場合
※手術の回数に上限なし共済金額:5万円、10万円、20万円(手術の種類による)
三大疾病先進医療共済金 ・治療時に先進医療に指定された治療を受けた場合の技術料共済金:1~150万円
※基本コース等の先進医療共済金がある場合、それを超えた部分が支払われる
がん通院共済金 ・がん治療で入院した場合で、退院後1年以内に通院した場合
・共済金額(日額):2,500円
※60日が限度 ※急性心筋梗塞、脳卒中は対象外

※「新三大疾病2型特約」は1型の掛金、共済金額が倍になります。
※「新三大疾病1型特約」「新三大疾病2型特約」とも60歳以降65歳まで共済金額は半額になります(共済掛金は変わらず)。
※「新がん特約」と「新三大疾病特約」は合わせて加入することはできません。

共済掛金・共済期間

契約可能年齢 18歳~64歳(生命共済の総合共済、入院共済に加入)
※総合共済1型は59歳まで
共済期間 65歳まで(ただし65歳以降は「熟年新がん特約」「熟年新三大疾病特約」として80歳まで継続可能)
特約共済掛金 新がん1型特約:1,000円、新がん2型特約:2,000円
新三大疾病1型特約:1,200円、新三大疾病2型特約:2,400円

加入するなら

加入ケース例

40歳男性 入院保障型に新がん1型特約を付加 共済掛金合計:3,000円

(このプランを選んだ理由)
40歳になり、傷病による治療費と収入減を少しでもカバーする目的で安価な県民共済の入院保障型に加入。1,000円プラスでがんにも備えることができるので付加。診断共済金が50万円には少ないようで不安があるけれど、がんが再発した場合のほか、入院だけでなく通院にも対応できる。

知っておきたい4つのポイント

60歳以降は保障が減額

保障期間は65歳までですが、60歳になると共済金が半分に減額されます。また、65歳以降も「熟年新がん特約」「熟年新三大疾病特約」として、主契約である熟年型総合共済、熟年型入院共済に加入すれば80歳まで継続が可能ですが、この場合もさらに共済金額が減額されます。

がんや三大疾病保障単独では加入できない

がんや三大疾病の保障だけで加入することができず、あくまで主契約である「総合共済」か「入院共済」に加入しなければなりません。また、当然ですが主契約を解約するとがん特約、三大疾病特約も解約になります。

がん再発時の保障は5年経過後

複数回のがん治療に対応できる保障の場合、再発までの期間は2年経過後の場合が多いですが、県民共済の場合は、5年経過後であること注意してください。ただ、5年とはいえ、再発時でも共済金額は変わりません。

年齢性別に関係なく共済掛金が一律

加入年齢、性別に関係なく、新がん1型特約の共済金は1,000円、2型は2,000円です。がん特約だけを取り上げると、共済掛金は20~30代だと割高に、40代以降だと割安になる傾向がありますう。60歳以降は、共済掛金は変りませんが保障が減額されます。

この保険でよく頂く質問

当サイトによくお問い合わせいただく内容をまとめました。なお、公式サイトにも記載のある内容ですので、もっと詳しく知りたい場合はそちらをご覧ください。

Q1:契約してから90日以内にがんになった場合は保障してくれない

契約してから(またはがん特約を追加してから)90日以内にがんになった場合、がん診断給付金は支払われません。がん入院給付金、がん通院給付金、がん手術給付金については半分に減額されて支払われます。

Q2:「がん特約」「三大疾病特約」にも割戻金はある?

決算時に余剰金が発生した場合、主契約である「総合共済」「入院共済」と同じ割戻率で割戻しがあります。

全体を通して

県民共済の生命共済は、交通事故を中心とした不慮の事故に対する保障に重点を置いています。そのため、疾病による入院や死亡などの保障は薄い傾向にありますが、がん特約の保障内容は充実していると感じました。がん治療による通院が60日まで保障される点などがその一例です。

ただ、共済掛金が年齢・性別にかかわらず一律なのは、世代によって有利不利が分かれます。病気になる確率が低い20代30代は不利になるのと反対に、40代以降だと割安で有利になります(とはいえ、”共済とはそんなもの”なのですが)。

診断共済金の上限が100万円(2型の場合)と少し少ない感じがしますが、それでも2,000円(三大疾病特約の場合は2,400円)の共済掛金を考えると十分な保障内容だと考えます。また200円(2型は400円)プラスすることで、急性心筋梗塞、脳卒中による入院、手術の保障が得られるのも特徴の一つといえます。

当サイト調査のFPが評価する人気ランキングからは外れましたが、検討する商品の一つに入れておいていいでしょう。評判のいいがん保険の資料と見比べるとよいと思います。

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