もくじ

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  3. がん保険ランキング

がんサバイバーFPと考える!2019年おすすめの『がん保険人気ランキング』

がん医療を取り巻く制度面や環境面の変化に伴い、がん保険も多様なニーズに対応できる商品が登場しています。選択肢が増えたのはいいことですが、保険選びはより複雑になった気がします。

そこで保険ソクラテス編集部では、今、人気のある保険を徹底比較し、読者の皆さまにメリットがある保険を独自調査。2019年でおすすめできる保険をランキング化しました。

専門家からのご意見として、FP(ファイナンシャル・プランナー)であり、乳がん体験者コーディネーターでもある黒田尚子さんからのコメントも頂いています。

黒田尚子さんこの方に聞きました
黒田尚子FPオフィス 代表
黒田尚子さん
個人相談を中心に、各種セミナー、講演、講座の講師、マスメディアでの執筆など幅広く活動する独立系FP。2009年12月、乳がんの告知を受け闘病、2012年1月に克服。以来「メディカルファイナンス」をテーマとし、病気に対する経済的備えの重要性を訴えている。医療にも明るく、自らも乳がん体験者コーディネーターとして、科学的根拠に基づく情報提供・アドバイスを提供。
著書に『がんとお金の真実(リアル)』(セールス手帖社)など。

気になる保険があれば、ぜひお手元に資料を取り寄せたうえで、じっくり検討してみてほしいと思います。

調査概要

実施者 保険ソクラテス編集部
調査日時 2019年2月1日~3月5日
詳細条件 保険ソクラテス編集部内で「おすすめできる保険」を具体的な理由とともに1位~3位まで挙げ、編集部の採点基準(化学療法・放射線治療への負担軽減や罹患による収入減のカバーなど)に従って加算。専門家のコメントを添えてランキング化してまとめた。

保険ソクラテスが評価した2019年のがん保険はこれ!

保険ソクラテスの評価ポイント

  • 「放射線治療」「抗がん剤・ホルモン剤治療」という時代を反映した主契約
  • 自由診療にも対応する「自由診療抗がん剤・自由診療ホルモン剤治療給付金」
  • 入院給付金主体のがん保険の上乗せにも利用できる(柔軟なカスタマイズ性)
  • ガン診断後ストレス性疾病給付金など個性的な保障もあり

主な保障内容

保障内容
主な保障 ・放射線治療給付金:所定の放射線治療費を受けたとき給付
・抗ガン剤治療給付金・ホルモン剤治療給付金:所定の抗ガン剤またはホルモン剤治療を受けたとき給付
・自由診療抗がん剤・自由診療ホルモン剤治療給付金:欧米で承認された所定の抗ガン剤またはホルモン剤が処方・投与される入院または通院をしたとき給付
オプションの保障
(特約など)
・ガン先進医療給付金:所定の先進医療を受けたとき給付
・ガン診断給付金:2年に1回を限度に何度でも給付
・ガン通院給付金:ガン治療のため通院したとき給付(入院前なら60日以内、退院後なら365日以内)
・ガン入院給付金:ガン治療のため入院したとき給付
・ガン手術給付金:所定のガン手術を受けたとき給付
・ガン緩和療養給付金:所定のガン性疼痛緩和ケア治療を受けたとき等
・ガン長期入院時差額ベッド保障特約:8日以上入院し、その入院期間中に差額ベッド代が発生したとき
・ガン診断後ストレス性疾病給付金:ガンと診断確定された5年位内に所定のストレス性疾病と診断されたとき
・悪性新生物保険料払込免除:悪性新生物と診断確定された場合、以降の保険料免除
契約可能年齢 6歳~80歳
保険期間 終身
保険料払込期間 55歳/60歳/65歳/70歳/75歳/80歳/10年/終身
払込回数 月払・半年払・年払
払込方法 口座振替・カード払
保険料例
男性20歳 1,426円 女性20歳 1,288円
男性30歳 1,849円 女性30歳 1,611円
男性40歳 2,535円 女性40歳 1,975円
男性50歳 3,842円 女性50歳 2,197円
試算条件:放射線治療給付金月額20万円、抗がん剤・ホルモン剤治療給付金月額20万円、自由診療抗がん剤・自由診療ホルモン剤治療給付金月額40万円、先進医療特約付加、悪性新生物保険料払込免除付加、終身払の場合

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具体的な見解

  • 主契約の治療給付金が「放射線治療」「抗がん剤治療・ホルモン治療」

    この保険の最大の特徴は、主契約が医療の実情に即しているということ。入院・通院にかかわらず、また受療日数に関係なく、所定の放射線治療・抗がん剤治療・ホルモン剤治療を受けた月は、契約時に決めた給付金(10万円~60万円)を受け取ることができます。

    がんは今や「長く付き合う時代」と言いますから、いつまで続くかわからない治療期間中、ずっと継続して給付金を受け取ることができるのは安心につながります。

  • 未承認の抗がん剤・ホルモン剤治療もカバ-できる

    欧米では承認されているのに、日本では未承認なばかりに自由診療扱い(=治療費が全額負担)になってしまう抗がん剤・ホルモン剤治療にも対応できるようバージョンアップされました。通算12ヵ月が限度ではありますが、自由診療による所定の抗がん剤・ホルモン剤治療を受けた場合、基準給付月額の2倍を受け取れます。

  • フル装備にも上乗せ保障にも使える自由度の高い設計

    特約には、「ガン診断給付金特約」をはじめ、「ガン診断後ストレス性疾病給付金」や、2018年4月に追加された「ガン長期入院時差額ベッド保障特約」など顔ぶれが豊富です。治療給付金だけのシンプルな装備にも、さまざまな経済的負担に備えるフル装備にも設計できるところを評価しました。

    ここも評価!

    必要な保障や保険金額の選択もしやすくなっています。たとえば、がん診断給付金は50万円~100万円の間で10万円単位、がん手術給付金は10万円~60万円の間で5万円単位で設定ができます。

黒田さんはこう見る

従来、オプション的な位置づけの抗がん剤、放射線治療などの通院保障を主契約にするなど、がん保険の常識を覆したユニークな商品。すでに、入院保障やがん診断一時金付きの医療保険・がん保険に加入しているが、通院保障を上乗せしたい方のニーズにも対応可。主契約の基準給付月額を10~30万円で設定できるので、就業不能保険への加入が難しいパート主婦等の所得保障としても活用できる。

地味で見落としがちだが、可能性は低くないがん患者の緩和療養やストレス性疾患に対する保障が付加できる点も評価したい。

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保険ソクラテスの評価ポイント

  • がん保障にも収入減にも備えられる二段構え
  • 通院・入院にかかわらず回数無制限で使える「治療サポート給付金」
  • 最大5年間の収入減をカバーする「がん収入サポート給付金」

主な保障内容

保障内容
主な保障 ・がん診断一時金:生まれてはじめてがんと診断されたとき給付(100~300万円まで50万円単位で選択)
 上皮内新生物はがん診断一時金×50%
・治療サポート給付金:がん治療のための手術、放射線治療、抗がん剤治療(ホルモン療法を含む)を受けた月ごとに、月に1回10万円(回数無制限)を給付
・がん収入サポート給付金:がん診断一時金が支払われた場合、がんと診断された翌年以降、年1回、がん診断一時金×50%の金額を最大5回まで給付
オプションの保障
(特約など)
がん先進医療給付金:所定の先進医療を受けたとき給付
契約可能年齢 20歳~70歳
保険期間 終身
保険料払込期間 終身
払込回数 月払
払込方法 口座振替・カード払
保険料例
男性20歳 895円 女性20歳 1,104円
男性30歳 1,209円 女性30歳 1,437円
男性40歳 1,735円 女性40歳 1,798円
男性50歳 2,661円 女性50歳 2,110円
試算条件:がん診断一時金額100万円(シンプルタイプ)の場合

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LN-RT-25398

具体的な見解

  • 治療と仕事の両立を支えてくれる使い勝手のいい保険

    がん経験者572名へのアンケート調査(2017年/ライフネット生命)によると、がん罹患後、平均で2割収入が減少していることがわかりました。収入減の主な理由は「休職」「業務量のセーブ」「退職」。また、「がんと就労に関する意識調査」(2018年/アフラック)では、がんに罹患後、復職した患者の多くが「体調は以前の7割以下」と感じているにもかかわらず、「会社の支援はなかった」と回答しています。

    以上から、医療の進歩でがんにかかっても働くことが可能にはなったものの、就労環境とのギャップは小さくなく、今のところ自助努力で対応するしかありません。そんな状況で保険に救いを求めるとすれば、治療と仕事の両立をサポートしてくれる保障でしょう。ダブルエールは、この二段構えを強く意識して作られています。

  • 長期療養にも耐えられる「治療サポート給付金」が安心

    「治療サポート給付金」は、手術、放射線治療、抗がん剤治療を受けた月に、1回10万円を無制限で受け取れるというもの。入院・通院の有無にかかわらず、公的医療保険の適用内なら、抗がん剤やホルモン療法で使用される経口内服(飲み薬)でも給付対象となります。もちろん上皮内新生物も保障対象内。

    がんの治療費が膨らむのは、再発した場合や通院治療が長期化した場合ですから、貯蓄では対応しきれないケースで大いに役立ってくれそうです。

  • がん診断後、最大5回受け取れる「がん収入サポート給付金」の存在感

    収入減のサポートとして存在感がすごいのが、「がん収入サポート給付金」。給付条件は「がん診断一時金を受け取った後」と「生存していること」で、それさえ満たしていれば、翌年以降、治療をしていなくても年に1回、最大5回までがん診断一時金の半額を払ってくれるという保障です。

    3つあるプランのうち、最も手厚い「プレミアムプラン」にしないと付いてこない保障で、保険料も他の2つよりは値が張るものの、治療中の収入ダウンに備えるなら打ってつけ。

  • がん診断一時金のみのプランもあり、割安で加入できる

    ダブルエールは「がん診断一時金」をベースに、グレードの違う3つのタイプを用意しています。診断一時金だけで十分だと思う人は「シンプルタイプ」を選べばいいでしょう。保険料もお手頃で、金額は100万円から300万円の間で50万円刻みで設定できます。

    ここも評価!

    高齢期のがん保険では、手厚い保障よりも、シンプルで安い保険のほうが適しているという意見もありました。リタイア後はがん治療による収入減や離職などの心配がないため、診断一時金のみで十分という考え方です。

黒田さんはこう見る

ポイントは「治療サポート給付金」と「がん収入サポート給付金」の2つの給付金。がん罹患後の支出増と収入減にダブルで備えられるというコンセプトの商品。

前者は所定の治療に対し月10万円が受けられる。給付等に上限を設ける商品があるなか回数は無制限。しかも、治療を受けた月ごとなので、ホルモン剤や抗がん剤など経口投与による治療を受けた場合、通院月でなくても、処方期間も含めて給付金が受けられる点は手厚い。

後者は、入院・治療などを受けていなくても、生きてさえいれば、年に1回、最大5回まで給付金が受け取れる。

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LN-RT-25398

保険ソクラテスの評価ポイント

  • 主契約は診断給付金のみというシンプルな保障内容
  • 特約で診断給付金額を増額することができ、最大300万円の給付が可能
  • 悪性新生物診断給付金の2回目以降の給付を割増できる特則がある

主な保障内容

保障内容
主な保障 ・悪性新生物診断給付金:2年に1回を限度に何度でも給付
オプションの保障
(特約など)
・悪性新生物初回診断一時金特約:悪性新生物診断給付金の初回の給付額を増額
・上皮内新生物診断給付金特約:上皮内ガンと診断された場合に給付
・がん先進医療特約:所定の先進医療を受けたとき給付
・がん入院給付金:入院したとき入院日数に応じて無制限に給付
・がん手術給付金:所定の手術を受けたとき給付(回数無制限)
・がん治療給付金特約:抗がん剤・ホルモン剤治療や放射線治療を受けたとき給付
・女性がんケア特約:女性特有のがんの手術や乳房再建手術を受けたとき給付
・がん疼痛ケア給付金特約:がん性疼痛緩和のための入院や通院をしたとき給付
・悪性新生物無事故給付金特則:特則期間中に診断給付金を受け取らなかった場合給付
・悪性新生物診断給付金割増給付特則:悪性新生物診断給付金の2回目以降の給付時に上乗せ
契約可能年齢 20歳~80歳(保険料払込期間により異なる)
保険期間 終身
保険料払込期間 60歳、65歳、終身
払込回数 月払・半年払、年払
払込方法 口座振替・カード払
保険料例
男性20歳 1,340円 女性20歳 1,328円
男性30歳 1,855円 女性30歳 1,905円
男性40歳 2,794円 女性40歳 2,378円
男性50歳 4,251円 女性50歳 2,986円
試算条件:診断給付金100万円、がん先進医療特約、終身払の場合

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具体的な見解

  • 主契約が悪性新生物診断給付金!最高300万円まで

    一般的に、上皮内新生物の治療にかかる負担は重くなく、悪性新生物のみを保障対象としている設計は保険の基本であり、好感が持てます。診断給付金は50万円から300万円の範囲で設定可能で、入院費や手術費、または収入ダウンなど、幅広い用途で使えます。

  • 診断確定後2年超えであれば通院治療でも再度給付金が受け取れる

    診断確定後から2年経過し、治療が継続していれば、通院であっても再び給付金が支払われるところを評価しました。さらに、悪性新生物と診断されると以降の保険料が免除されます。闘病中のストレス軽減に役立つのではないでしょうか。ティーペックによるがん治療相談サービスやこころのサポートサービスも付いていて、安心感が増します。

  • 治療方法の多様化に対応できる保険

    医療技術の進歩により、がんの治療方法は多様化しています。がん保険に加入する時点で、将来がんに罹患したときの治療方法を予想することは難しいでしょう。

    だからこそ、どんながん治療を行った場合でも、がんと診断された時点で一定の負担をカバーできる新がんベスト・ゴールドαは強い味方だと思います。

    ニーズに応じて手術保障を付けたり、先進医療保障を付けたりと、カスタマイズも可能です。2回目以降の悪性新生物診断給付金を割増する特則も付加できます。まとまった一時金を就業不能保険のように使うこともできるでしょう。

    ここも評価!

    2018年4月の改定で保険料が下がりました。主契約の悪性新生物診断給付金を50万円にすると、比較的お手頃な価格で申し込めます。保険料と保障のバランスを見ながら、がん治療給付金特約を追加するのもいいでしょう。抗がん剤治療・ホルモン剤治療、放射線治療を受けた場合、同一月に1回10万円~30万円の給付金を受け取ることができます。

黒田さんはこう見る

ポイントは、まとまった給付金が診断時に受け取れること。はじめて悪性新生物と診断確定されたら、診断給付金(最高300万円)が受け取れる。がん告知直後の患者やその家族にとって、何かと使える一時金は使い勝手が良くニーズも高い。

悪性新生物診断給付金は、所定の条件を満たせば、回数無制限(2年に1回を限度)で受け取れるが、入院や通院を問わない点は、再発・転移後に入院せず、通院治療のみとなるケースも多いがん患者の実情を反映。

上皮内新生物の保障を選択可能にした点は評価するが、悪性新生物との違いなど医学的な説明は必須。

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4朝日生命 スマイルセブン Super

保険ソクラテスの評価ポイント

  • がんと六大疾病に備える一時金。1年経過すれば何度でも
  • がん以外の六大疾病の給付金額をカスタマイズできる
  • がん治療特約で放射線治療、抗がん剤治療にも月額で給付

主な保障内容

保障内容
主な保障 ・七大疾病保険(七大疾病一時金):がん(悪性新生物・上皮内新生物)以外の六疾病(急性心筋梗塞、脳卒中、糖尿病、慢性腎不全、肝硬変、高血圧性疾患)で所定の状態になった場合
※がん以外の六大疾病の給付金額はがんの給付額の100%、50%、25%を選択が可能
オプションの保障
(特約など)
・七大疾病初回一時金特約:初回に限り一時金を給付
・がん治療特約:がん治療給付金、がん一時給付金
・先進医療特約:先進医療にかかる技術料(自己負担分)、先進医療見舞金(先進医療給付金の10%)
・保険料払込免除特約:がんまたはがん以外の六大疾病で所定の状態に該当する場合
契約可能年齢 15歳~80歳
保険期間 終身
保険料払込期間 終身、有期(60歳、65歳、70歳、75歳、80歳払済)
払込回数 月払・年払
払込方法 口座振替、クレジット払(月払のみ)
保険料例
男性20歳 3,394円 女性20歳 3,584円
男性30歳 4,935円 女性30歳 4,799円
男性40歳 7,594円 女性40歳 6,496円
男性50歳 1万2,074円 女性50歳 9.030円
試算条件:主契約(がん100万円・六大疾病100万円)、七大疾病初回一時金特約(主契約と同額)、がん治療特約(月額5万円・一時金なし)、保険料払込免除特約、先進医療特約、終身払・月払

具体的な見解

  • がんと六大疾病に備えられるカスタマイズ性ありの一時金

    がんと診断確定されたら最高500万円の一時金を設定できるほか、がん以外の六大疾病(急性心筋梗塞、脳卒中、糖尿病、慢性腎不全、肝硬変、高血圧性疾患)で所定の状態になっても一時金を受け取れます。編集部が注目したポイントは、六大疾病の一時金額をカスタマイズできること。具体的には、がんの一時金と「同額」「半額」「1/4」と選択できます。

    がん以外の六疾病にも充実した保障を求めるか、がんと同程度までの保障は必要としないけど、一時金は付けておきたい……など、保障の内容をカスタマイズすることができます。

    ここも評価!

    がんを含むこれらの一時金は、1年に1回、何度でも給付されます。現実に、この一時金を何度でも受け取るようなケースは稀だと思いますが、「2年に1回」が主流の現時点の保険としては、設計として評価できます。

  • 放射線治療、抗がん剤治療にも月額で給付してくれる

    がん治療特約を追加すれば、入院・手術・放射線治療・抗がん剤治療を行なう場合、がん治療給付金が月ごとに受け取れます。使い勝手のいい一時金で備える手もありますが、継続した治療には月ごとの給付のほうが対応しやすいのも事実。

    がん治療特約のなかに「がん一時給付金」もあり、より保障を手厚くすることも可能です。

黒田さんはこう見る

がん以外の6つの生活習慣病による所定の状態に該当した場合、一時金が受け取れる。入院保障などはなく、保障内容はシンプル。がん以外の疾病も割安な保険料で備えたい方向け。

給付条件が厳しいイメージの急性心筋梗塞や脳卒中も、「治療のための入院または手術を受けた場合」となっており緩やか。一時金は1年に1回と手厚く、2回目以降、がんの場合は、再発・転移等を問わず、入院・通院等も問わない。

ただし「がんと診断確定」が条件なので、再発防止のための治療を受けている、あるいは寛解した場合などの扱いが分かりにくい。

保険ソクラテスの評価ポイント

  • ガン(悪性新生物、上皮内新生物)の三大治療(所定の手術・放射線治療・抗がん剤治療)を受けたときに受け取れるガン治療給付金(一時金)が主契約
  • ガン治療給付金は入院・通院にかかわらず、通算5回まで給付
  • ガン入院保障やガン診断保障のオプションもあり、柔軟なプランの設計も可能

主な保障内容

保障内容
主な保障 ・悪性新生物治療給付金:
 悪性新生物の治療を目的として所定の手術・放射線治療・抗がん剤治療のいずれかを受けたとき給付
 「最上位の進行度を示す病期」と診断され、その日以後に入院または通院をしたとき給付
・上皮内新生物治療給付金:上皮内新生物の治療を目的として、所定の手術・放射線治療・抗がん剤治療のいずれかを受けたとき
※それぞれ1年に1回を限度に通算5回まで
特約 ・ホルモン剤治療給付金:ガンの治療を目的として所定のホルモン剤治療を受けたとき給付
※1年に1回を限度に通算10回まで保障
・ガン通院サポート給付金:ガンの治療を目的として通院したとき給付
・ガン先進医療給付金:
 ガンを直接の原因として、所定の先進医療による療養を受けたとき給付。
 通算最高2,000万円まで
・ガン先進医療支援給付金:ガン先進医療給付金が支払われる療養を受けたとき給付
・終身ガン保険料払込免除特約:悪性新生物と診断確定されたときは、以後の保険料が免除
・悪性新生物診断給付金:悪性新生物と診断確定されたとき給付
・上皮内新生物診断給付金:上皮内新生物と診断確定されたとき給付 
※悪性新生物診断給付金は1回のみ保障
※上皮内新生物診断給付金は2年に1回を限度に支払事由に該当するたびに保障
・ガン入院給付金・ガン長期入院給付金:ガンの治療を目的として入院されたとき給付
※1回の入院日数が60日まで:ガン入院給付金
※1回の入院日数が60日を超えたとき61日目から:ガン長期入院給付金
契約可能年齢 満18歳~80歳
保険期間 終身(ガン先進医療給付特約(2013)は10年更新)
※ガン先進医療給付特約(2013)が更新される際の保険料は更新時の年齢および保険料率で計算されます。
保険料払込期間 終身
払込回数 月払
払込方法 口座振替・カード払
月々の保険料例
男性20歳 1,732円 女性20歳 2,127円
男性30歳 2,571円 女性30歳 3,109円
男性40歳 3,982円 女性40歳 4,338円
男性50歳 6,409円 女性50歳 5,588円
試算条件:
充実タイプ TEプラン
保険期間・保険料払込期間:終身
ガン先進医療給付特約(2013)は10年更新

具体的な見解

  • 入院・通院にかかわらずがんの三大治療に備えるなら

    シンプルな保障内容で、がんになった場合の使い勝手が良いという評価が集まりました。ガン治療給付金は1年に1回を限度として、支払事由に該当するたびに通算5回まで受け取れるので計画的な治療ができます。がんは診断後の治療にいくらかかるのかとても不安ななか、この保障内容であれば安心できるのではないでしょうか。

    給付要件についても印象がいいです。入院・通院にかかわらず、「所定の手術・放射線治療・抗がん剤治療いずれか1つでも治療を受けたとき」、もしくは、「最上位の進行度を示す病期と診断され、その日以後に入院または通院をされたとき」ですから、受け取りやすい内容に思えます。

    ここも評価!

    ガン先進医療給付金は直接医療機関へ支払ってくれるサービスがあり、手続きさえすれば立て替える必要が無く、お金の心配が払拭されます。ガードエックスはいろいろと特約を付加できますが、少ない保険料で自分の欲しい保障を選べます。精神的な不安を相談できるガンこころのサポートやガン総合サポートサービスが商品付帯サービスとして無料で利用できるのも評価ポイント。

黒田さんはこう見る

がん保険に欠かせない一時金と都度給付タイプの両方の要素を兼ね備えた商品。治療給付金は1年に1回、最大5回まで受け取れるので、術後の定期検査や治療が継続することも多い5年間の医療費の補てんや収入減に対応できる。

入院しなくても通院で治療給付金が出る点はがん治療の現状に対応。多くの保険会社が提携しているティーペックの付帯サービスの内容が他社よりも充実しており、2018年5月から開始している「健診・人間ドックなんでも相談室」および「仕事とガン治療の両立サポート」が利用できるのは、執筆時時点で同社のみ。

6セコム損保 自由診療保険メディコム

保険ソクラテスの評価ポイント

  • かかった治療費などを実費で補償する
  • がんゲノム診療など最新の治療法などにも対応

主な保障内容

保障内容
主な保障 ・がん診断保険金:ガンと診断されたとき給付。3年経過すれば回数無制限。
※上皮内ガンの場合も同じ
・がん入院保険金:・所定の治療で入院したとき給付。日数無制限
・がん外来保険金:・所定の治療で通院したとき給付。日数無制限
オプションの保障
(特約など)
契約可能年齢 6歳~74歳
保険期間 5年(90歳まで自動更新)
保険料払込期間 保険期間と同一
払込回数 月払
払込方法 口座振替・カード払
保険料例
男性20歳 1,340円 女性20歳 1,510円
男性30歳 1,430円 女性30歳 1,920円
男性40歳 1,930円 女性40歳 3,350円
男性50歳 4,460円 女性50歳 5,460円
試算条件:-

具体的な見解

  • 実費補償なので治療の幅が広がる保険。自由診療にも対応できる

    診断一時金は3年に1回で100万円、通院治療は最大1,000万円まで、入院は無制限で実費を補償してくれる保険です。

    ペットネームのとおり、自由診療にかかった治療費も含めてカバーしてくれるのが嬉しいポイント。自由診療なら何でも補償されるわけではありませんが、セコム損保が契約している「協定病院」には、がんゲノム診療センターなど最新の医療施設もあり、他社の保険とは一味違います。

黒田さんはこう見る

2001年10月に日本初の自由診療も補償するがん保険として登場。2009年4月に補償内容のバージョンアップ以降は大きな改定が行われていない。

がん保険選びで難しいのは、がん医療の進歩のスピードが加速化する一方、既存商品では対応しきれない点。その意味で、自由診療まで含めた医療の実費分をカバーできる同商品は、「常に新しい治療にも対応可能だから商品改定の必要がない」ともいえる。

なお、「ガン外来保険金」「ガン入院保険金」は、高額療養費や付加給付等の有無に関係なく、通常3割の一部負担金相当額が受け取れる点は有利。

7アフラック 生きるためのがん保険Days1

保険ソクラテスの評価ポイント

  • 収入減や長期療養に備える特約郡
  • かつら制作費用を保障する外見ケア特約

主な保障内容

保障内容
主な保障 ・診断給付金:初めてがんと診断されたとき1回限り給付
・入院給付金:がんの治療目的で入院したとき給付
・通院給付金:所定の治療で通院したとき給付
オプションの保障
(特約など)
・特定診断給付金特約:所定の条件を満たしたとき1回限り給付
・特定保険料払込免除特約:同上
・手術・放射線治療給付金特約:入院給付金日額×20
・抗がん剤・ホルモン剤治療特約:入院給付金日額×10(乳がん・前立腺がんのホルモン療法のときは入院給付金日額×5)
・がん先進医療特約:給付金は通算2,000万円、一時金は15万円
・診断給付金複数回支払特約:2年に1度を限度に回数無制限
・外見ケア特約:頭髪ががんの治療が原因で脱毛したと医師が診断したとき など
・緩和療養特約:月ごとに1回、24回限度
契約可能年齢 0歳~85歳
保険期間 終身 (一部の保障・特約は10年)
保険料払込期間 終身、60歳半額、60歳払済
払込回数 月払・半年払・年払
払込方法 口座振替・カード払
保険料例
男性20歳 1,348円 女性20歳 1,343円
男性30歳 1,803円 女性30歳 1,818円
男性40歳 2,593円 女性40歳 2,543円
男性50歳 4,003円 女性50歳 3,308円
試算条件:ベースプラン(入院給付金日額5,000円、先進医療特約、診断給付金複数回支払特約)、月払の場合

具体的な見解

  • 経済的負担が大きい治療に対応する特約が設置された

    2018年の商品改定で特約が新設されたり、給付金の支払事由が拡大されたりで、格段にイメージが良くなりました。特に『特定診断給付金』は、がん(悪性新生物)と初めて診断確定されて2年以内に、入院と通院の合計日数が30日に達したとき、または、初めてがんと診断されて2年以上経過後に、再びがんと診断確定されたうえで、がんの治療を目的とする所定の通院(手術・放射線治療、抗がん剤治療)をしたときに給付される特約です。主契約の診断給付金と合わせるとかなりの助けになりそうです。

    『外見ケア特約』のような、ありそうでなかった特約も評価。意外にも(?)生命保険業界初の保障だそうで、さすがはがん保険のパイオニアであるアフラックという感じでしょうか。

黒田さんはこう見る

2018年4月の改定で新設の「特定診断給付金特約」や「特定保険料払込免除特約」で、治療が長引き経済的負担が大きいがん患者に対応。とくに保険料払込免除特約は、従来商品になかっただけに、所定の条件付きながら適用された点は評価。

乳房再建など女性がん特約を保障する商品は他にもあるが、治療の副作用などに伴う外見の変化に対する保障は業界初。「ホルモン剤治療給付金特約」については、患者数が増加傾向にある乳がんと前立腺がんの場合、保障が半額になる点は注意。

いろいろな意味で、がんのことを知り尽くしているがん保険のパイオニアらしい商品といえる。

保険ソクラテスの評価ポイント

  • 治療にかかった費用を実学補償
  • 先進医療だけでなく自由診療も補償

主な保障内容

保障内容
主な保障 ・がん診断保険金:がん(悪性新生物、上皮内新生物)と診断確定されたとき給付
・がん入院保険金:がんで入院した/入院中に手術した/入院でのがん治療で先進医療・自由診療を受けたとき給付
・がん通院保険金:通院でがん治療を受けた/がん治療で通院による手術を受けた/通院でのがん治療で先進医療・自由診療を受けたとき給付
オプションの保障
(特約など)
契約可能年齢 20歳~74歳
保険期間 5年
保険料払込期間 保険期間と同一
払込回数 月払・年払
払込方法 口座振替・カード払
保険料例
男性20歳 800円 女性20歳 910円
男性30歳 970円 女性30歳 1,450円
男性40歳 1,600円 女性40歳 2,730円
男性50歳 3,330円 女性50歳 4,680円
試算条件:がん診断保険金100万円、月払の場合

具体的な見解

  • がんは「若い間だけ」の収入減リスクに備えたい

    がんに罹患して金銭的な面で本当に困るのは公的年金を受け取っている世代ではなく、働き盛りであったり、小さな子どもがいたり、住宅ローンを抱えていたりする公的年金を受給するまでの若い世代だと考えます。したがって、その間の保障を準備することに注力することこそ優先順位が高いです。

    契約内容に沿って決まった額を受け取るのも悪くありませんが、実際にかかった治療費が支払われ、かつ一時金の有無を選択できるというわかりやすさ、そして男性の場合20代なら1,000円以下で、30代でも1,000円台という安価。女性の場合でも35歳までなら2,000円以下です。

    保険料が上昇する更新型であっても、当初から「若い間だけ」という目的があれば問題ないでしょう。

黒田さんはこう見る

自由診療も含めた実損てん補型のがん保険。「がん診断保険金」は付加なし、100万円、200万円、300万円と選択できるため、ニーズによって選べる。保険料は割安だが、自由診療については同社の支払基準を満たす診療に限定されている点に注意が必要。また差額ベッド代など直接治療に関係しないものは対象外。5年ごとの定期型のため、働き盛りで子どもがまだ小さい、多額の住宅ローンなどを抱えているといった世代など必要な時期だけ加入できる。

9東京海上日動あんしん生命 がん治療支援保険NEO

保険ソクラテスの評価ポイント

  • 悪性新生物の診断給付金を2倍にできる

主な保障内容

保障内容
主な保障 ・診断給付金:初めてがんと診断されたとき、2年に1回を限度に給付
・入院給付金:がんの治療目的で入院したとき給付
オプションの保障
(特約など)
・診断保険金:初めてがんと診断されたとき、1回かぎり給付
・手術給付金:入院給付金日額×20
・治療給付金:10万円/月
・通院給付金・入院給付金日額と同額
・先進医療給特約:所定の先進医療を受けたとき技術料と同額、通算2,000万円まで
・悪性新生物保険料払込免除特則:がんと診断確定されたとき以降の保険料免除
契約可能年齢 0歳~75歳
保険期間 終身 (一部の保障・特約は10年)
保険料払込期間 終身、10年
払込回数 月払・半年払・年払
払込方法 口座振替・カード払
保険料例
男性20歳 1,905円 女性20歳 1,805円
男性30歳 2,521円 女性30歳 2,500円
男性40歳 3,751円 女性40歳 3,892円
男性50歳 6,321円 女性50歳 5,251円
試算条件:入院給付金日額5,000円、診断保険金、手術給付金、治療給付金、通院給付金、月払の場合

具体的な見解

  • 初回の診断給付金をさまざまな費用に充てることができる

    初回の診断給付金を2倍にする「悪性新生物初回診断特約」を評価。主契約の診断給付金と合わせれば150万円~200万円のまとまった一時金を受け取れます。抗がん剤治療に対応する治療給付金も月ごとに10万円あります。

    診断給付金の金額と入院給付金日額が連動する仕組みになっていなかったら、もう少し評価が高かったかもしれません。

黒田さんはこう見る

主契約・特約を合わせると、診断給付金、入院、手術、通院、抗がん剤治療など、バランスよく充実した保障内容。悪性新生物と診断されたときの保障を手厚くできる。高度障害等による保険料払込免除がなく、悪性新生物のみ。

2015年7月の改定で「抗がん剤治療特約」の抗がん剤の対象範囲が拡大されたが、それがどれくらいメリットのあることなのか消費者に伝わりにくいかも。また、手術給付金に放射線治療が含まれている点もややわかりにくい。

まとめ

順位 会社名 商品名
1 チューリッヒ生命 終身ガン治療保険プレミアムDX
2 ライフネット生命 ライフネットのがん保険 ダブルエール
3 FWD富士生命 がんベスト・ゴールドα
4 朝日生命 スマイルセブン Super
5 メットライフ生命 ガードエックス
6 セコム損保 自由診療保険メディコム
7 アフラック 生きるためのがん保険Days1
8 SBI損保 SBI損保のがん保険 自由診療タイプ
9 東京海上日動あんしん生命 がん治療支援保険NEO

保険料の割安さと治療給付金の使い勝手の良さを評価し、今年もチューリッヒ生命「終身ガン治療保険プレミアムDX」を1位としました。

しかし、収入減カバーと治療給付金の二段構えで備えるライフネット生命「ダブルエール」の評価も非常に高く、事実上はツートップという感じでしょうか。

がん保険を検討するうえで、この2社の資料にはどちらも目を通しておくことをおすすめしたいです。

「パンフレットのどこをどう確認すればいいかわからない」という方は、「がん保険パンフレットの読み方」というページも用意していますので、ぜひ、資料請求した後にご活用ください。

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