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高血圧でも保険に入ることができるのか?

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高血圧の人が一般の保険に入るには?

治療を継続して、血圧値をコントロールしていることが重要です。

日本では、50歳以上の2人に1人だと推定されている高血圧(厚生労働省「平成26年 患者調査」)。国民病といわれるほどの疾患で、高血圧の人は一般の保険に加入するのは難しいとされていますが、症状や告知書の書き方次第では、加入できる可能性もあります。

ここでは、告知された内容を保険会社がどう見るか?という視点から、告知のポイントを考えてみましょう。

告知の際のチェックポイント

高血圧で加療中の人が、保険に加入する際に告知をする場合は以下を記入するとよいでしょう。

  1. いつから治療を開始したのか
  2. 診療機関名
  3. 治療を開始した理由
  4. 服薬中の薬剤名
  5. 定期健康診断の結果
  6. 最近のコントロール状況を示すための血圧値とその測定日

1.いつから治療を開始したのか

高血圧の治療は、基本的には毎日の服薬治療です。薬で血圧をコントロールします。治療を開始して間もないと、血圧がきちんとコントロールされているのかが不明なうえに、今後治療を継続できるのかも分からないため、保険加入は難しくなります。

2.診療機関名

告知の際には、受診している医療機関名を告知しましょう。診療所なのか、医療センターなのか、胃腸科なのか、保険会社は医療機関と病名との整合性を確認するためです。

3.治療を開始した理由

定期健康診断で指摘されたのか、何か症状があったのかなど、治療を開始した理由はきちんと書いた方がいいです。高血圧にははっきりとした自覚症状がないため、「血圧が高いと言われたけど症状もないので、特に病院も行っていないし薬も飲んでいない」という人がより危険と、保険会社は判断します。むしろ、きちんと通院して服薬治療し、血圧をコントロールしている人の方がよいので、治療内容をきちんと告知することが大事です。

4.服薬中の薬剤名

どんな薬を飲んでいるかも判断材料になります。また、高血圧以外にも服薬している薬がある場合は、すべての薬剤名を記入しておきましょう。

5.定期健康診断の結果(安静時心電図検査、尿検査など)

定期健康診断(人間ドック成績表、定期健康診断結果通知書など)の結果もあるといいでしょう。心電図に異常がないなど、高血圧以外に危険因子がないことを示す証拠を提出することをおすすめします。

ちなみに、生命保険の加入で診査を受ける場合、最適なのはリラックスしている休日の午前中です。逆に1日の仕事の疲れやストレスがたまっている夕方は避けた方が良いでしょう。

6.最近のコントロール状況を示すための血圧値とその測定日

○月○日に、血圧値○○~○○というように、血圧値を告知しましょう。血圧手帳の血圧値など、血圧手帳のコピーがあれば尚可です。50歳前後から降圧剤の服薬治療を開始し、血圧値のコントロール状況が良好ならば、標準体から軽い保険料増しで加入できる可能性があります。

某社の告知書を参考に作成
某社の告知書を参考に作成

残念ながら一般の保険に加入できない場合

これまで述べたポイントを踏まえても加入できない場合、次の手段として、「引受基準緩和型」または「緩和型」と呼ばれる保険の審査を受けてみるのも一手です。持病や病歴のある人でも加入できるよう、審査基準をやさしくした保険のことで、保険料は少し割高になりますが、それでも入りたいという人は意外に多いことから、保険会社が力を入れつつある分野の一つです。

特徴的なのは、この手の保険の審査基準が保険会社によってまちまちな点。A社ではダメだったものがB社では通ったり、逆にB社ではNGな症状がA社では問題視されていなかったり、各社でスタンスが異なります。つまり、「保険に入っておきたい」という目的を叶えるなら、数撃ちゃ当たる作戦が功を奏する可能性が高くなるということです。

具体的にどんな商品が販売されているのか、当サイトでタイプの違う商品をいくつかピックアップしてみましたので、参考になれば幸いです。あくまで要約ですので、詳細は資料請求するなどして確かめてください。

※詳細は必ず各社のホームページでご確認ください。

なお、引受基準緩和型保険でも加入を断られた場合、最終手段として「無選択型」と呼ばれる告知なしの保険に頼るという手もありますが、当サイトではあまりお勧めしていません。「告知なし=誰でも加入できる」というだけあって、保障が限定的であったり、保険料がずば抜けて高かったりと、さほどメリットを見出だせないと考えているためです。

もちろん、保険は安心を買う商品でもありますから、真っ向から否定はしませんが、無選択型保険を選ぶ場合は、緩和型保険以上にその保障内容をきちんと理解したうえで加入するようにしましょう。

ところで:なぜ高血圧だと保険の加入が難しくなるのか?

そもそも高血圧とは、「血圧が高い」という症状です。具体的には、血液が血管の中をガンガン流れて圧が高くなっている状態をいいます。もちろん血管が細くなれば、血液の量が多くなくても圧は上がります。 では、自覚症状もない高血圧の何が悪いのでしょうか。実は血圧が高いという状態は、常に血管に負担をかけていることになります。血管は筋肉でできていますが、高血圧の状態が長く続くとその圧力に抵抗して疲労し、こわばって脆く損傷しやすくなります。

また、いつも張りつめた状態におかれていることで次第に厚く硬くなります。そして動脈硬化を起こし、脳卒中や心筋梗塞などの原因となります。心臓にも多大な負担がかかるため、心臓肥大を起こし心不全に至ることもあります。これが高血圧の治療が必要な理由です。

高血圧の危険因子

高血圧には、腎臓病、内分泌疾患などの別の病気が原因で起こる「二次性高血圧症」と、原因が判明しない「本態性高血圧症」がありますが、9割は後者の本態性高血圧症が占めています。一般に40代後半から加齢とともに血圧値が上昇するのが本態性高血圧症です。原因が不明とはいえ、原因となる危険因子(引き金となる因子)は特定されていますので、その代表的な3つの危険因子について説明します。

肥満

肥満の人は体の端々まで血液を行き渡らせるために、標準体重の人に比べると心臓はより高い圧力を出さなくてはなりません。このため、心臓から送り出される血液の量(心拍出量)が増え、血圧が高くなる原因となります。肥満が原因で高血圧なのであれば減量するだけでも血圧が下がります。体重が減った分だけ循環している血液の量も減るからです。

塩分のとりすぎ

ヒトの体は、体内の塩分の濃度を一定に保とうとするため、塩分(正確にはナトリウム)を取り過ぎると、水分も多くとりこもうとします。塩辛いものを食べたあとに水が飲みたくなるのはこのためです。結果、血液の量が増えて血圧が高くなるのです。よって食塩そのものを体外に排泄させることが、高血圧治療には有効になります。

ストレス

緊張すると血管が収縮し細くなるため、血圧が上昇します(逆にリラックスして筋肉が弛緩して血管が太くなると血圧が下がります)。末梢血管壁の緊張は交感神経により支配されています。交感神経の緊張度が上がると末梢血管抵抗が増え血圧は上昇します。活動時や、緊張時、ストレスを感じているときなどに交感神経の興奮が高くなります。イライラすると血圧が上がります。

(注)あくまで当サイトの考察であり、保険に加入できるかどうかの判断基準は保険会社により異なる点、ご留意ください。

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