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  2. 自動車保険の賢い選び方
  3. 補償内容の比較・検討

自動車保険と自動車共済の違いは?

自動車事故に備えて加入する自動車保険ですが、保険ではなく、「自動車共済」という商品も販売されています。一般的に「保険より共済の方が安い」なんて評価をよく耳にしますが、この2つは何が違うのでしょうか?

設立目的からくる監督官庁や法律の違い

まず、当たり前のことですが、保険会社が提供するのが「自動車保険」、共済組合が提供するのが「自動車共済」です。

営利活動を目的とする企業が、不特定多数の対象者をターゲットとする保険と違い、共済は”助け合い”の精神のもと、組合員や会員同士を対象者としています。したがって、各共済によって監督官庁や背景とする法律にも違いがあります。

たとえば『マイカー共済』は、消費生活協同組合法を根拠法とした全労済(全国労働者共済生活協同組合連合会)が、『家庭用自動車共済』は、農林共同組合法を根拠法としたJA共済連(全国共済農業協同組合連合会)によってその補償やサービス提供が行われています。その他にもさまざまな団体や商品が存在します。

一方、保険は、保険業法を根拠法として、これに基づき認可を受けた保険会社が販売しているものです。述べたように不特定多数を顧客対象とし、保険代理店が対面で販売するほか、インターネットやスマートフォンから対面なしで加入できる販売方法をとっています。

共済組合が扱う自動車共済に加入するには、取扱のある窓口で申し込む必要があるため、販売方法としては代理店に近いといえます。

それぞれのメリット・デメリットは?

共済は営利目的でない助け合いが趣旨のため、掛け金が安く抑えられているのが最大のメリットと言えるでしょう。その分、保険と比べると補償の規模が小さめなことがあり、多額の補償を欲している人にはマッチしないかもしれません。そのうえ、パッケージ化された商品が多く、保険のように補償内容を自由にカスタマイズするといった融通は利かないことが多いです。なお、会員または組合員になるにあたり、出資金や組合費等を自動車共済の掛け金とは別に支払う必要があります。

デメリットととして挙げられるのは、組織が破綻したときのセーフティーネットがないことです。もちろん、それぞれの団体で十分な共済契約準備金を支払原資として確保したうえで、安全・慎重には運営していますが、保険会社と比べると強固なものではありません。

ちなみに、JA共済の場合、仮に契約窓口のJAが破綻した場合も他のJAとJA共済連が共同したり、JA共済連が単独で契約を引き受けるなどの形で補償を継続する体制を取っています。その他、全労済等の大きな団体も破たんすることのないよう慎重な運営を行っていますが、中小の団体は信用度合いを調べておくと良いでしょう。

これに対し保険は、さまざまなプランをカスタマイズできることが多く、自分のライフスタイルに合った補償を得られるメリットがあります。営利目的ゆえ保険料が共済よりも高くなるのがデメリットといえばデメリットですが、活動目的が異なるので仕方ないでしょう。

また、損害保険会社は『損害保険契約者保護機構』といって、万一、加入中の保険会社が経営破綻したときでも、引き継ぎ会社が契約を守ってくれるというセーフティーネットがあります。

保険→←共済へ乗り換えるときの注意点は?

自動車保険・自動車共済、双方への乗り換えは可能です。しかしノンフリート等級の引き継ぎにあたっては注意が必要です。

JA共済、全労済等、大手共済団体の自動車共済への乗り換えは等級の引き継ぎが可能ですが、中小の共済となると引き継ぎができない恐れもあります。引き継ぎ不可だった場合、いくら共済が安いといっても割高になるかもしれません。

割引率を引き継げる場合でも、所定の証明書の記入が必要な場合があります。いずれにろ、乗り換えを検討するなら時間に余裕を持って確認しておきましょう。

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