富士火災『海外旅行保険』を徹底分析

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世界有数の保険会社・AIGグループを親会社に持つ富士火災。海外旅行保険は店頭販売型とインターネット契約型があり、他社と同じく店頭販売型のほうが手厚い補償が用意されていますが、海外旅行保険はできるだけ安く済ませたいことから、ここではインターネット型の商品について解説します。

基本情報

契約情報
旅行目的 観光、出張、留学、その他
申込期日 当日~2ヵ月前
契約期間 3ヶ月月まで
加入年齢条件 18歳~69歳(旅行期間31日を超える場合59歳以下)
旅行者範囲 家族

補償内容

補償項目・契約タイプ
契約タイプ A03 A02 A01
傷害死亡 3,000万円 1,000万円 1,000万円
傷害後遺障害 3,000万円 1,000万円 1,000万円
疾病死亡 1,000万円 500万円 500万円
治療・救援費用 3,000万円 2,000万円 1,000万円
賠償責任 1億円 1億円 1億円
携行品損害 30万円 20万円 10万円
旅行事故費用 5万円 5万円 5万円
サポート ・日本語対面デスク
・キャッシュレス提携病院
・24時間緊急ダイレクトコール
・保険金現地支払いサービス
・たび情報局
・スーツケース引取り修理サービス
プラン 個人プラン
備考 フリータイプあり

グレードによって異なる3つの契約タイプが用意してあるのは上記のとおり。この他にフリータイプも選択できます。しかし、フリーといっても完全な自由設計ではなく、死亡補償系は外せないようになっていたり、携行品損害は(セットプランでは10万円代があるのに)20万円以下にできなかったりと、カスタマイズ性は乏しいと言えます。

また、航空機遅延費用と寄託手荷物遅延費用は、フリータイプでは付加できますが、セットタイプでは選択すらできず、代わりに両方を足したような旅行事故費用という補償が付きます。

具体的な数字を見比べないと分かりにくいと思うので、次の項目で詳しく解説しましょう。

保険料

まずは、最安値のA01で保険料を見積もってみました。

個人タイプ、観光、ハワイ、8日間の場合
保険料 5,450円
傷害死亡 1,000万円
傷害後遺障害 1,000万円
疾病死亡 500万円
治療・救援費用 1,000万円
賠償責任 1億円
携行品損害 10万円
旅行事故費用 5万円
払込方法 クレジットカード払

最も手薄いタイプで5,000円超え。同様の補償内容で比べても他社より高額と言えるでしょう。冒頭で述べたように、保険料はできるだけ抑えたいので、フリープランに切り替えて調整してみます。

個人タイプ、観光、ハワイ、8日間の場合
保険料 【プラン1】
6,650円
【プラン2】
6,300円
【プラン3】
4,630円
傷害死亡 1,000万円 1,000万円 1,000万円
傷害後遺障害 1,000万円 1,000万円 1,000万円
疾病死亡 1,000万円 1,000万円 1,000万円
傷害治療費用 1,000万円 800万円 500万円
疾病治療費用 1,000万円 800万円 500万円
救援者費用 1,000万円 800万円 500万円
賠償責任 1億円 1億円
携行品損害 20万円 20万円
航空機遅延費用 2万円 2万円
寄託手荷物遅延費用 10万円 10万円

3パターンで見積もってみて、削りに削ってようやく5,000円を下回ったという結果に。

前述のとおり死亡系の補償は調整が効かないのでそのままです。治療費は最も大切な補償なので削れず、やはり1,000万円は欲しいところ。しかしクレジットカード付帯の海外旅行保険で補強するのを前提に、800万円や500万円に減額してみました。

フリープランではなぜか傷害治療費用と疾病治療費用が独立し、救援者費用も個別に保険金額を設定することになるため、それぞれいくらにすればいいのか迷う人もいそうです。

携行品損害を付帯するか否かで料金が大幅に変わりますが、クレカの海外旅行保険でも補償されるため、思いきって無しにするのはありだと思います。もちろん、手持ちの(またはこれから契約する)クレカの携行品損害にどの程度の補償能力があるのかは要チェックです。

こうして削りに削ってようやく4,630円ですから、海外旅行保険付帯のクレカで補うとしても保険料とのバランスが微妙です。

全体を通してひと言

少し厳しめの評価になりましたが、あくまで数字上の話です。AIGグループの海外旅行保険ということで、優れた現地サポートなどには期待できるでしょう。

公式サイトはこちら

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