もくじ

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  2. 傷病別・告知のポイント
  3. 傷病別・告知書の書き方を徹底解説

心不全でも保険に入ることができるのか?

心不全の人が一般の保険に入るには?

重症度を詳細に告知することが重要です。

心不全は疾患名ではなく、「心臓の機能が低下して全身の組織の代謝に対して十分な血液を供給できなくなった状態」をいい、急性と慢性があります。

息切れ、動悸、呼吸困難、起坐呼吸、易疲労感、下肢浮腫、痰、腹部膨満、夜間頻尿、食欲不振等の症状が出現します。

心不全の原因となる疾患には、虚血性心疾患(心筋梗塞や狭心症)、心筋症(拡張型心筋症、肥大型心筋症、拘束型心筋症)、各種弁膜症、各種不整脈、高血圧、先天性心疾患(心房中隔欠損、心室中隔欠損等)、その他(サルコイドーシス、アミロイドーシス等)などがあります。

告知の際のチェックポイント

心不全の既往症のある人が、保険に加入する際に告知をする場合は以下を記入するとよいでしょう。

  1. 受診の経緯と診断日
  2. 重症度
  3. 治療内容、手術の詳細
  4. 医療機関名

1.受診の経緯と診断日

いつ、どのような症状が出て受診し、いつ診断されたのか記載してください。繰り返している場合には、慢性とみなします。

2.重症度

診断基準の大項目としては、発作性夜間呼吸困難あるいは起座呼吸、心拡大、頸静脈怒張、ラ音聴取、急性肺水腫等の9項目があります。小項目としては、足の浮腫、夜間の咳、労作時呼吸困難、肝腫大、胸水、頻脈等の7項目があります。

これらのうち大項目を2項目、あるいは大項目を1項目および小項目を2項目有するものが心不全とされています。

左心不全と右心不全という分け方や、急性心不全(時間~日単位)、慢性心不全(月~年単位)という時間による分け方があり、ガイドラインもそれぞれ2つに分かれています。また、慢性心不全から急に悪くなったものは慢性心不全の急性憎悪と呼ばれます。

分かる範囲の情報をすべて記載してください。

3.治療内容、手術の詳細

薬物療法としては重症度に応じた種類の薬剤が投与されます。服薬した薬剤名を記載してください。

非薬物療法としては、心臓再同期療法(CRT)があり、これにはCRT-D(両室ペーシング機能付き植え込み型除細動器)やCRT―P(両室ペースメーカー)があります。これ以外には、ICD(植え込み型除細動器)、手術療法(弁置換術、冠動脈バイパス術、左室形成術)、VAD(植え込み型補助人工補助心臓)、心臓移植、心臓リハビリテーション療法、在宅酸素療法、CPAP等があります。

手術を受けている場合には、どの手術をいつ受けたのか詳細を記載してください。

4.医療機関名

近所の病院なのか、大学病院なのか、症状や診断の内容との整合性を見るためです。

心不全

残念ながら一般の保険に加入できない場合

これまで述べたポイントを踏まえても加入できない場合、次の手段として、「引受基準緩和型」または「緩和型」と呼ばれる保険の審査を受けてみるのも一手です。持病や病歴のある人でも加入できるよう、審査基準をやさしくした保険のことで、保険料は少し割高になりますが、それでも入りたいという人は意外に多いことから、保険会社が力を入れつつある分野の一つです。

特徴的なのは、この手の保険の審査基準が保険会社によってまちまちな点。A社ではダメだったものがB社では通ったり、逆にB社ではNGな症状がA社では問題視されていなかったり、各社でスタンスが異なります。つまり、「保険に入っておきたい」という目的を叶えるなら、数撃ちゃ当たる作戦が功を奏する可能性が高くなるということです。

具体的にどんな商品が販売されているのか、当サイトでタイプの違う商品をいくつかピックアップしてみましたので、参考になれば幸いです。あくまで要約ですので、詳細は資料請求するなどして確かめてください。

※詳細は必ず各社のホームページでご確認ください。

引受基準緩和型保険でも加入を断られた場合、最終手段として「無選択型」と呼ばれる告知なしの保険に頼るという手もありますが、当サイトではあまりお勧めしていません。「告知なし=誰でも加入できる」というだけあって、保障が限定的であったり、保険料がずば抜けて高かったりと、さほどメリットを見出だせないと考えているためです。

もちろん、保険は安心を買う商品でもありますから、真っ向から否定はしませんが、無選択型保険を選ぶ場合は、緩和型保険以上にその保障内容をきちんと理解したうえで加入するようにしましょう。

ところで:なぜ心不全だと保険の加入が難しくなるのか?

一過性の急性心不全の場合で、一定期間経過後は重い条件付で保険に加入できる可能性もあるかもしれません。

慢性心不全は、治療の経過において急性憎悪を繰り返すことが多く、急性期を脱すると心機能は部分的に回復しますが完全に回復することはほとんどなく、急性期と慢性期を繰り返しながら徐々に全身状態が悪化していくという経過をとり、予後は良くありません。よって、慢性の場合にはいずれの保険も加入が難しいでしょう。

(注)あくまで当サイトの考察であり、保険に加入できるかどうかの判断基準は保険会社により異なる点、ご留意ください。

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