朝日火災「ホームアシスト」を徹底分析

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朝日火災は野村グループの一員である損害保険会社です。火災保険としては、総合住宅保険としての「ホームアシスト」のほか、賃貸専用の家財保険「リビングアシスト」、積立型の「スーパージャンプ」を販売しています。ここでは、代表的な商品として「ホームアシスト」の内容を見ていきましょう。

主な補償内容

プランと主契約

種類 プラン
ワイド ベーシック エコノミー フリー
火災・落雷・破裂・爆発
風災・ひょう災・雪災
落下・飛来・衝突 × 選択可能
水濡れ ×
騒じょう ×
盗難 ×
水災 選択可能 選択可能 × 選択可能
破損・汚損 選択可能 × 選択可能

プランは4つありますが、火災と風災はすべてのプランに共通する基本補償となり、基本補償のみのエコノミーに対して、すべてが補償されるワイド(水災は外せます)、破損・汚損もオプションになったベーシック、その他の補償もオプションにできるフリーという構成です。ワイドとベーシックの違いは、破損・汚損がセットされるかどうかに加えて、ワイドには特約の一部が自動セットになり、より手厚い補償になっています。

特約

種類 主な内容
地震保険 地震による倒壊・火災・津波などで被った損害を補償
個人賠償責任特約 第三者に負った賠償費用を補償 1事故につき保険証券記載の保険金額を限度 示談交渉サービスつき
類焼損害特約 自宅からの出火により近隣等第三者の所有物に類焼し、類焼先の火災保険で復旧できない場合、修復費用の不足分を補償 1億円まで
借家人賠償責任補償 賃貸で貸主に負った賠費用を補償
建替費用補償特約 建物が70%以上の損害を受け、建て替えを行ったときの費用を補償(建物が保険の対象の場合のみ。ワイドプランには自動セット)
共用部分修理費用補償特約 バルコニーなど共用部分を修理した費用を補償(区分所有建物が保険の対象の場合のみ。ワイドプランには自動セット)
防犯対策費用補償特約 不法侵入を伴う犯罪が発生し、再発防止のために行った改造の費用を補償(建物が保険の対象の場合のみ。ワイドプランには自動セット)
持ち出し家財補償特約 旅行などで持ち出し中の家財の損害を補償(家財が保険の対象の場合のみ。ワイドプラン・ベーシックプランには自動セット)
引越し中の損害補償特約 転居のため運送中の家財が受けた損害を補償(家財が保険の対象の場合のみ。エコノミープランにはセット不可)

特約はワイドプランの場合、建替費用補償特約、共用部分修理費用補償特約、防犯対策費用補償特約、持ち出し家財補償特約の4つが自動セットになります。ベーシックプランでは持ち出し家財補償特約が自動セットになり、あとはすべてオプションです。内容的には特に目新しいものはなく、標準的な内容と言えます。

費用保険金

種類 主な内容
水道管修理費用 ※ 凍結によって損壊を受けた水道管の修理費用
災害時諸費用 保険金が支払われたとき、保険金の30%を費用として支払い
地震火災費用 地震等が原因の火災で以下の損害を受けたときの費用。支払限度額の5%
■建物:半焼以上
■家財:全焼
緊急時仮住まい費用 ※ 住まいが損害を被り、一時的に要した外泊・仮住まい、ペット預かりなどの費用
錠前交換費用 ※ 鍵が盗出され錠前を交換した場合の費用
特別費用 ※ 保険金が支払われ、保険契約が終了する場合、保険金の20%を支払い
損害防止費用 損害の発生および拡大の防止のためにかかった費用

※建物が保険の対象の場合のみ

費用保険金は原則、すべてのプランに自動でセットされています。

緊急時仮住まい費用は、自宅が損害を受けたため、外泊や仮住まいを余儀なくされた場合の宿泊費などを補償するものですが、ペットがいる場合で一緒に宿泊ができないときに、ペットを預ける費用も補償されるのがユニークです。

その他

種類 主な内容
生活救急車 水漏れ、トイレ故障、ガラスの交換、鍵の開錠などを24時間・365日対応。
※費用は必要

付帯サービスとして、水まわりやガラス、鍵関連の修理サービスを利用できますが、費用は別途必要となっており、魅力的とは言えません。この保険に入っていれば、提携する業者があるので、業者選びに頭を使わず窓口を一本化できる程度のメリットになります。

保険料

払込方法等

割引 ・長期年払割引(4~10%)
払込方法 ・分割払(1年)、一時払(1年)、長期一括払(2~10年)、長期年払(2~10年)
・口座振替
評価 再取得価格

払込方法は一時払のほか、1年契約では月払にあたる分割払、2年以上では年払が選択できます。年払の場合、長期年払となり、割引が適用されます。支払は銀行口座の振り替えのみになります。

契約例1.専用住宅

《見積もり条件》
環境:東京都、建築年月10年以上、1年契約
プラン等:ベーシック(水災あり)、建物1,500万円、家財1,000万円、個人賠償責任特約つき

項目 金額等
構造級別 T構造 H構造
建物の保険料 1万1,800円 2万1,400円
家財の保険料 12,200円 1万9,400円
払込方法 一時払
保険料 2万4,000円 4万800円

契約例2.マンション

《見積もり条件》
環境:東京都、建築年月10年以上、1年契約
プラン等:ベーシック(水災なし)、建物1,000万円、家財1,000万円、個人賠償責任特約つき

項目 金額等
構造級別 M構造
建物の保険料 3,900円
家財の保険料 3,100円
払込方法 一時払
保険料 7,000円

保険料に関しては、他社と比べて特に高くも安くもなく、標準的なラインだと言えます。

総合まとめ

この商品は、一言で言えば、きわめて「普通の火災保険」と言えます。目立った特徴はなく、かといって大きな欠点も見受けられません。保険料は標準的ですので、比較検討するうちの1つとして、選択肢に入れていいと思いますが、あえてこの商品を選ぶ決め手に欠けるのは否めません。

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