超過課金より損害賠償に要注意! ポケモンGOで破産しないための個人賠償責任保険とは

『ポケモンGO』が日本で配信開始以来、スマホ片手に徘徊する人たちが話題になっています。熱中するあまり前方不注意などによる事故が多発し、政府からは喚起情報が出るほど。特に、車や自転車に乗りながらのプレーは非常に危険です。

「周りにもけがさせる」 総務省と消費者庁が「ながらポケモンGO」に注意喚起 事故の危険性高いと判断

《要約》総務省と消費者庁は27日、スマートフォン用人気ゲーム「ポケモンGO」について、徒歩や自転車に乗りながら遊ぶ「ながらスマホ」を中心に注意喚起する文書を公表した。両省庁は事故が起きる危険性が高いと判断、注意喚起した。

政府機関では、すでに内閣サイバーセキュリティセンター(NISC)が20日に、個人情報の管理から熱中症の警戒など幅広い分野でポケモンGOの注意喚起を行っており、これに続くものとなる。

文書で両省庁は、ながらスマホは「自分が事故に遭うだけでなく周りにもけがをさせてしまう可能性がある」と指摘。「画面を見続けなくてもポケモンの出現を教えてくれる機能を活用しましょう」と呼びかけている。

内閣サイバーセキュリティーからは下記のチラシが出ており、「歩きスマホはNG」や「危険な場所に立ち入らない」などの注意勧告が掲載されています。

出典://www.nisc.go.jp/active/kihon/pdf/reminder_20160721.pdf

出典://www.nisc.go.jp/active/kihon/pdf/reminder_20160721.pdf

また、ポケモンの販売元であるナイアンティック社は、利用規約と注意喚起画面において、

「本サービスの利用中にお客様が被る可能性のある損害に関してお客様が合理的に必要であると考える健康保険、損害賠償保険、災害保険、人身傷害保険、医療保険、生命保険及びその他の保険契約をお客様の責任において維持することに同意するものとします」

と書いていますが、どれだけの人が認識してプレーしているのでしょうか?

あくまでに事故の責任は自身にあるということですね。過去に事故でも高額賠償額がなったケースなどを参考に、いざというときの備えとしての『個人賠償保険』の活用について見てみましょう。

目次

事故の賠償額によっては高額になるケースを存知ですか?

2013年、小学生(当時)の男の子が自転車運転中に前方不注意で事故を起こし、監督義務を果たしていないとして、その母親に9,500万円の高額賠償の判例が出た事件がありました。当時同じ小学生の子供を持っていた私は、改めて自転車事故の危険性を思い知らされました。

車の事故の場合は、被害者救済のための公的な保険制度がありますが、自転車事故などの場合は自己責任です。自転車事故では過去にも何千万円の賠償額となった判例が出ていますが、ポケモンGOでも同じく、プレー中の不注意な事故により高額な賠償額が負う可能性があるということです。

■自転車での加害事故・賠償額例

出典:損害保険協会 自転車での加害事故例

出典:損害保険協会 自転車での加害事故例

上記判例でも保険をかけていなく自己破産になったケースもありましたが、そんなリスクを回避できるのが保険の役割であります。このケースで活用できる『個人賠償保険』の補償内容や保険料負担などを確認してみましょう。

保険でカバーする『個人賠償保険』とは?

他人の「身体」や「財物」に対して損害を与えた場合が対象となります。

補償対象となる例

  • 自転車で走行中に歩行者とぶつかり後遺障害を負わせた。
  • 子どもが駐車場に停めてあった他人車を傷つけた
  • 飼い犬が他人を噛んでけがをさせた

補償対象とならない例

  • 仕事中の賠償事故
  • 車両(車や船、飛行機の)事故
  • ケンカでの事故
  • 他人からの借り物を壊した場合
  • 同居の親族に対する借り物をした場合

個人賠償保険の加入方法と保険料

昔は単体での加入もできましたが、現在は自動車や火災保険の特約として付帯するが一般的です。

  • 火災保険に加入 → 特約で追加
  • 自動車保険に加入 → 特約で追加
  • どちらも加入なし → 共済またはクレジットカード付帯の保険

※加入されている火災保険商品が販売停止になった場合には付帯できないケースもあるので、ご加入の損害保険にお問い合わせください。

個人賠償の補償額は1億円以上の場合の加入例
加入形態保険種類補償額保険料負担
火災保険THEすまいの保険1億円1,260円(1年更新の場合)
<契約ごとに異なる>
自動車保険おとなの自動車保険無制限年1,500円程度
<契約ごとに異なる>
カード付帯JCBトッピング保険 日常生活賠償プラン1億円交通事故の死亡保障100万円付帯で年間1,440円
JCB 一般カードかEITカード加入が必須
共済Coop(コープ)共済 個人賠償責任保険1億円年2,040円(たすけあいの保険料12,000円別途必要)
たすけあい「月1000円~」とのセット販売のみ

※上記はHPもしくは問い合わせした内容です。

加入時に注意すべき点は?

補償額は1億円か無制限がベター

補償額が5,000万円の設定もありますが、補償額を1億円でも保険料はわずかのアップですので、できるだけ最高額にしておきたいですね。

示談交渉サービスはできたら付帯しておく

自分では難しい示談交渉も、弁護士の介入でスムーズにいくケースもあります。最近の個人賠償保険では示談交渉サービスが自動付帯されるケースも増えていますが、選択制の場合は示談交渉サービスありにしておきましょう。

個人賠償保険(特約)の補償対象は本人と配偶者、同居の親族と別居の未婚の子と幅広いです。家族全員分の個人賠償責任、1億円の補償が、年間2,000円の保険料でカバーできる計算になりますので、いざという時の備えとしての保険料負担は少ないのではないでしょうか。

しかし保険加入したら何をしても良いわけではないですね。お金では解決できない、一生後悔する事故にならないよう、ルールを守ってプレーをしてほしいと思います。ちなみに個人賠償保険は自分に対しての補償は対象外のため、もし自身のケガに備えたい場合は傷害保険などの加入が必要となります。

参考

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この記事を書いた人

大手損害保険会社を経た後にFPとして独立し、現在は企業研修やマネーセミナー講師、個人相談、執筆等で活躍する。女性がいつまでもキラキラ輝くための「稼ぎ続けられるキャリア形成&一生活用できるマネー知識」の普及を推進中。K’sプランニング

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