Category Archives: 保険業界・経営

最新テクノロジーを活用した保険商品の開発や販売と世界のFintech事情

By: Gildardo Sánchez

以前、Fintechの例として、大手保険会社がコールセンターで導入するAIに触れましたが(ご参考;人工知能(AI)の導入でどう変わる? 保険の支払い査定やコールセンター対応)、最近は、あらゆるモノがネットとつながるIoT化、技術の進歩と消費者のビッグデータ分析によるデジタル化が日本の保険会社や代理店でも導入されつつあります。

住友生命・ソフトバンク、保険開発で提携発表

《要約》住友生命保険はソフトバンクと提携し、IoTを活用した健康増進型の保険を2018年に商品化する。ソフトバンクの情報通信技術で歩数などのデータを集めて健康への取り組みを点数化し、その数に応じて翌年の保険料を最大3割安くしたり、割高にしたりする。保険料の算出では、南アフリカの保険会社ディスカバリーから国内の独占使用権を獲得。通常の死亡保険や医療保険に上乗せする内容で、販売は住友生命の営業職員が行う。

これらの動きは、私たちにどんな影響があるのでしょうか? また、日本と世界の動きには違いがあるのでしょうか? ちょっと気になる情報を元に以下、整理してみました。

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2015生保決算とマイナス金利・Brexitの影響

2016生保決算比較表

2016年3月期決算の生保会社の状況を見ると、決算説明資料の構成や打ち出し方などで、各社の注目点や方向性が様々になってきているのを感じました。 

1996年頃までの護送船団方式による金融当局の監督と、各社も横並び体質で進んできた時代、また、契約者を会社の構成員とする相互会社形態が多かった時代から、株主のいる株式会社形態へと形態の多様化へ、そして、やっと、経営指標についても、従来のように売上高に相当する保険料等収入の競争から、その他の効率などの指標を前面に出すなど、大きく変化していきているようです。

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改正保険業法で保険選びはどこまで顧客目線に変わった?

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2016年5月29日に改定保険業法が施行され、保険募集においての意識改革が本格稼働し始めました。

29日に改正保険業法施行 契約者ニーズ把握など要求

《要約》29日に施行する改正保険業法は保険ショップなどの代理店に適正な商品販売を求めるものだ。(1)アンケートなどで顧客の意向を正確に把握する(2)加入を判断するために必要な情報提供を義務づける(3)顧客情報の適切な取り扱いなど社内体制を整備する――ことなどが柱。複数の保険会社の商品を扱う場合、顧客の意向に沿った商品の提案や推奨理由の明示も義務づける。

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人工知能(AI)の導入でどう変わる? 保険の支払い査定やコールセンター対応

By: Gildardo Sánchez

最近、金融機関が相次いで人工知能(AI:Artificial Intelligence)の導入を発表しています。従来よりシェア争いが激しい保険業界では、保険料や付帯サービス、そして「FinTec」の競争が浮上してきています。

FinTecとは、Finance(ファイナンス)Technology(テクノロジー)が組み合わせられた造語で、最近のマイナス金利などで向かい風の金融機関にとって、新しいサービスで変革できる大きな鍵となっています。

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マイナス金利導入で貯蓄保険の販売停止、マイナス金利時代の保険への影響は?

マイナス金利しくみ図

2016年2月16日に導入されたマイナス金利が、少しずつ私たちの家計にも影響を及ぼし始めています。住宅ローン金利のように金利が低くなってうれしい商品も
ありますが、預金金利がさっそく引き下げられ、不安になっている方も多いのではないでしょうか?

実は目に見えにくいところで、保険商品の販売停止や保険料値上げなどの影響もではじめています。

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診療報酬改定で在宅医療重視へ。民間の医療保険はどれだけ応えられる?

By: Dick Thomas Johnson

最近、独立開業している医師と話す機会が増え、診療報酬の改定が私たちの受けられる医療に与える影響が非常に大きいということを感じています。

診療報酬とは、患者が保険証を提示して医師などから受ける医療行為に対して、公的保険制度から医療機関に支払われる報酬のことです。それぞれの医療行為に点数が決められているので(1点10円換算)、これが改定されることは、医療機関の経営にも大きなインパクトが生じます。

先日、2016年度の診療報酬改定案が発表されましたが、今後の医療はどう変わっていくのでしょうか?また、今まで加入してきた民間の保険会社の医療保険は、その変化に対応できるのでしょうか?

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若者を囲い込めるか? 明治安田生命SNSと連携して小口の保険販売

By: birgerking

日本の生命保険の販売方法は年々多様化が進んでいます。以前は保険会社の営業職員が会社や自宅へ訪問して販売するのが主流でしたが、今では数多くの保険会社の商品を扱える乗合代理店や、来店型の保険ショップ、ネットやスマホからの申し込み、そして他業種と連携した販売にまで広がっています。

このような状況下、SNSと従来型の営業職員を組み合わせた新たな販売方法が考えられています。

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