Category Archives: 医療・健康

「第3期がん対策推進基本計画」策定と費用対効果のしくみ導入の動き

基本法

2017年10月24日、受動喫煙の取扱いや衆院選解散の日程等で、遅れに遅れていた「第3期がん対策推進基本計画」が、ようやく決まりました。

基本計画というのは、がん対策について定めた法律である「がん対策基本法」(平成18年法律第98号)に基づいて策定され、がん対策の総合的かつ計画的な推進を図るためのものです。それと同時に、各都道府県のがん対策推進基本計画の基本となります。

いわば、日本人の死亡原因の第一位である「がん」について、今後、日本がどのような対策を講じていくべきかという指針や方向性を示したもの。特に、がんサバイバーや彼らを支援する立場の者にとって、その内容への注目度が高くなるのは当然です。

続きを読む

人生90年時代到来?高齢社会を生きるライフプランとは

c47605cefcee4633f60fd85908cf025d_s

今年の7月27日厚生労働省が発表した「平成28年簡易生命表」によれば日本人男性の平均寿命は80.98歳、女性の平均寿命は87.14歳で男女ともに過去最高を更新したということです。国別統計では香港に1位を譲ったそうですが、日本人が世界トップクラスの長寿国であることに変わりありません。

昨年秋に発行された「厚生労働白書」の表紙のサブタイトルは「人口高齢化を乗り越える社会モデルを考える」となっており、高齢化問題への取り組みは日本国の大きな課題のひとつです。そこで、その長寿国日本に暮らす私たち庶民が、高齢化問題をどのようにライフプランに反映させるべきなのかをあらためて考えます。

続きを読む

オトク度はケースバイケース。賢く活用「セルフメディケーション税制」

a0150_000139

 2月に入り、もうそろそろ花粉症が気になる時期になってきました。今春のスギやヒノキなどの花粉飛散量は、全国平均で昨年の4倍を超える見込みだとか。

 例年、早めに予防せねばと思いながらも、つい日々の忙しさにかまけて対策を忘れ、症状が悪化してから、慌てて病院やドラッグストアに駆け込む人も多いのではないでしょうか?(かくいう筆者もそのひとり)

 薬局などで、鼻炎内服薬や点鼻薬、花粉目薬のお薬を一揃い購入すると、その費用もばかになりません。とはいえ、税金の還付が受けられる医療費控除の対象になるには、1年間に医療費や医薬品購入にかかった費用が10万円(その年の総所得金額等が200万円未満の場合、総所得金額等5%の金額)を超える必要があります。

 「薬局などで薬は買うけど、なかなか10万円は超えないなあ」という人も、今年からは、税金が戻ってくるかもしれません。

 今年1月から、そんな新しい制度がスタートしているのです。

続きを読む

CO・OP共済に続いて全労済も! 高血圧症でも一般の商品に加入申込できます

1d3cbce11937f8415d535ae75dcf96e9_s

CO・OP共済の次は全労済と、最近、「高血圧症でも一定の範囲なら一般の商品を利用できる」ことを前面に打ち出す共済が続いています。高血圧症の人は保険や共済への入り方を再考すべきかもしれません。高血圧症だからと諦めていた人も、保障見直しなどもチャレンジできます。

続きを読む

「がん検診」は「がん保険」のようなもの?! これらに共通する落とし穴とは?

出典:「がん予防重点健康教育及びがん検診実施のための指針(平成28年一部改正)」がん情報サービス/がん検診についてより

7月31日に行われた東京都知事選挙。最終的には、小池氏の当選で幕を閉じることになりましたが、対立候補として出馬した、野党統一候補の鳥越氏が、唯一の選挙公約として『がん検診100%』を掲げたことで、図らずもがん検診の有効性についても取り上げられることになりました。

東京都知事選挙の公約として、がん検診の推奨が適切だったかどうかはさておき、がん検診について、多少なりとも関心を持ってもらえるきっかけになった印象があります。

続きを読む

4月からはじまった「患者申出療養」―先進医療の違いと今後の行方は?

a1180_016597

患者申出療養は、2016年4月からはじまった新たな保険外併用療養のしくみです。「患者からの申し出」を元に、「審査期間を短縮」して迅速に、「身近な医療機関で先進的な医療が受けられる」という点が特徴で、新しく導入されました。

制度導入に際しては、「混合診療が一部解禁になった」など賛否両論さまざまな意見が飛び交い、新聞やニュースなどで目にされた方も多いと思います。

スタートしてから早2ヶ月。特定の医療機関では、実際の運用に向けた整備が勧められているようです。

続きを読む