チューリッヒ生命の「収入保障保険プレミアム」を徹底分析

掲載: 

リスク細分料率を導入した収入保障保険です。5疾病(がん・急性心筋梗塞・脳卒中・肝硬変・慢性腎不全・不慮の事故による身体障害)と所定のストレス性疾病による就業不能に備えられる「ストレス性疾病保障付就業不能保障特約」があることが最大の特徴です。

保障内容

詳細
契約可能年齢 20~70歳
保険期間 55歳・60歳・65歳・70歳・75歳・80歳、
85歳または90歳
払込期間 55歳・60歳・65歳・70歳・全期払
主契約 死亡年金・高度障害年金
主な特約 ストレス性疾病保証付就業不能保障特約、
3大疾病保険料払込免除特約、指定代理請求特約
年金月額 5万円から1万円単位で設定可
最低保証期間 1年・2年・5年・10年
年金受取方法 年金受取、一括受取、一括受取+年金受取
払込方法 月払・年払、口座振替・クレジットカード払

保険料例

《試算条件》
年金月額10万円、ストレス性疾病保障付就業不能保障特約(表内ではストレス性疾病保障と略)10万円(ありの場合)、保険期間・保険料払込期間65歳、最低保証期間2年、月払の場合

健康状態 標準体 非喫煙優良体
ストレス性疾病保障(略)
3大疾病保険料払込免除特約
あり なし あり なし
30歳 男性:9,000円
女性:8,010円
男性:4,770円
女性:3,220円
男性:6,400円
女性:6,740円
男性:3,080円
女性:2,610円
35歳 男性:1万330円
女性:9,070円
男性:5,250円
女性:3,510円
男性:7,270円
女性:7,590円
男性:3,380円
女性:2,820円
40歳 男性:1万1,690円
女性:9,640円
男性:5,650円
女性:3,540円
男性:8,130円
女性:8,130円
男性:3,510円
女性:2,890円
45歳 男性:1万3,030円
女性:1万270円
男性:6,060円
女性:3,650円
男性:9,020円
女性:8,640円
男性:3,740円
女性:2,970円
50歳 男性:1万3,250円
女性:9,490円
男性:5,930円
女性:3,440円
男性:9,830円
女性:7,880円
男性:4,090円
女性:2,470円

ここに注目!

非喫煙優良体型は血圧基準が厳しいが保険料は安い

リスク細分料率を取り入れた収入保障保険が増えていますが、この保険もその1つです。血圧が基準値の範囲内(最高119mmHg未満/最低79mmHg未満)、過去1年以内にタバコを吸っていない人は非喫煙優良体型に該当し、保険料が安くなります。

リスク細分料率が適用されるかどうかの条件に喫煙の有無と血圧値は欠かせない要素です。喫煙については、ほとんどの保険会社が「過去1以内」の喫煙歴を問い、チューリッヒ生命も同じです。一方、血圧値については、最高140mmHg未満/90mmHg未満を基準にしている保険会社が多いなか、チューリッヒ生命はそれより低い値にしています。厳しめゆえに保険料が安いと言えそうです。

なお、標準体の保険料も、他商品と比べて安値圏です。

5疾病・ストレス性疾病による就業不能にも備えられる

ストレス性疾病保障付就業不能保障特約をつけると、5疾病とストレス性疾病による就業不能にも備えられます。支払条件は、5疾病(がん・急性心筋梗塞・脳卒中・肝硬変・慢性腎不全)の治療目的で入院(医師の指示で自宅などでの療養も含む)し、すべての業務に従事できない状態が60日超継続する、または、不慮の事故で所定の身体障害に該当した場合、「就業不能年金」が受け取れます。

また、所定のストレス性疾病で連続60日超の入院をすると「ストレス性疾病年金」が受け取れます。所定のストレス性疾病とは、統合失調症・統合失調症型障害および妄想性障害、気分(感情)障害、神経症性障害・ストレス関連障害および身体表現性障害、摂食障害、非器質性睡眠障害、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、潰瘍性大腸炎、過敏性腸症候群、更年期障害の10疾病です。ストレスが原因のメンタル系の病気は保障対象外としている保険会社が多いなか、この特約は、メンタル系の病気も保障する数少ない商品の1つです。

就業不能年金は、受け取りがスタートすると、その後、回復しても保険期間が満了するまで支払われます。ストレス性疾病年金の支払い期間は、最低保証期間と連動していて、1年を選ぶと年金の支払い期間は1年、2年・5年・10年を選ぶと年金の支払い期間は2年です。

3大疾病保険料払込免除特約の免除になる条件が比較的緩い

3大疾病保険料払込免除特約を導入する保険会社が増えています。保険料の払い込みが免除になる3大疾病(がん・急性心筋梗塞・脳卒中)の条件は各社で微妙に異なります。がんは初めてがんと診断されれば免除になりますが、上皮内がんも対象の会社とそうでない会社があります。急性心筋梗塞・脳卒中は、ただ発病しただけでは免除にならない「所定の状態」が条件の会社、入院、入院または手術を条件とする会社があります。

チューリッヒ生命は、がんは上皮内がんは対象外ですが、急性心筋梗塞・脳卒中は入院で免除になり、比較的、緩いと言えます。

全体を通して

標準体、非喫煙優良体も、保険料は安値圏の収入保障保険です。ただ、非喫煙優良体が適用されるには血圧値が厳しめで、該当する人は多くないかもしれません。

この保険の最大の特徴は、保障対象外としている保険会社が多いストレス性疾病の保障が得られるストレス性疾病付就業不能保障特約があることです。この特約は、5疾病+不慮の事故による身体障害も保障対象で、死亡のみならず就業不能も保障する保険として評価できます。

この保険を選ぶなら、この特約と3大疾病保険料払込特約はつけるべきでしょう。ただ、それなりに保険料が高くなります。ストレス性疾病保障付就業不能保障特約の年金月額は、主契約の年金月額の範囲内で設定できるので、主契約の年金月額は20万円、特約の年金月額は10万円というような調整を必要するといいでしょう。

年金月額は5万円の少額から1万円単位で設定できる、保険期間のバリエーションが豊富で、保障プラン設計の自由度が高い点も評価できます。

この会社の資料を請求

スポンサーリンク

2017年保険のプロが本気で評価した保険はどれ?

収入保障保険人気ランキング
FPが選ぶ収入保障保険人気ランキング2017
25人のFPにおすすめの収入保障保険を挙げてもらい、ランキングにまとめました。保険料のほか、条件による割引、病気になったときの払込み免除など、見るべきポイントは幅広くあります。プロの視点を参考に、収入保障保険選びに役立てていただけると幸いです。[...]

関連記事

  • 三井住友海上あいおい生命の「&LIFE 新総合収入保障・新収入保障」を徹底分析三井住友海上あいおい生命の「&LIFE 新総合収入保障・新収入保障」を徹底分析 万一の死亡保障だけでなく、働けなくなったときの保障も得られる収入保障保険です。保障内容は、Ⅰ型・Ⅱ型・Ⅲ型の3つの型があります。タバコを吸わない健康な人、さらに、優良運転者は保険料が割引になる健康優良体割引を導入しています。保障内容詳細主契約Ⅰ型=死亡年金・高度障害年金 […]
  • 東京海上日動あんしん生命の「家計保障定期保険NEO 就業不能保障プラン」を徹底分析東京海上日動あんしん生命の「家計保障定期保険NEO 就業不能保障プラン」を徹底分析 重度5疾病と要介護状態を保障する特約がセットになった、働けなくなったときの保障に重きを置いている収入保障保険です。2016年11月、従来の就業不能保障を強化した商品が発売され、ペットネームに『NEO』が追加されました。旧商品との違いを確認しながら、商品の特徴を分析していきましょ […]
  • 損保ジャパン日本興亜ひまわり生命の「家族のお守り」を徹底分析損保ジャパン日本興亜ひまわり生命の「家族のお守り」を徹底分析 健康優良体、ノンスモーカー割引に加え、5年ごとに保険料が安くなる『だんだん減』が好評。また、三大疾病時の保障が手厚くなる特約もあり、価格・保障内容ともに評価の高い商品です。保障内容詳細主契約死亡年金・高度障害年金保険期間80歳まで1年刻みで設定可払込期間保険期間に連動年金月額最 […]
  • メットライフ生命の「収入保障保険 マイディアレスト」を徹底分析メットライフ生命の「収入保障保険 マイディアレスト」を徹底分析 以前は「家族のあんしん」の名称で販売されていましたが、2015年4月より「マイディアレスト(=親愛なるあなたへ)」となってリニューアル。それまではなかった非喫煙者割引を導入するなど、改良を加えています。所定の三大疾病になったら保険料の払込が免除になる特約も健在。保障内容補償内容 […]
  • オリックス生命の「収入保障保険Keep[キープ]」を徹底分析オリックス生命の「収入保障保険Keep[キープ]」を徹底分析 優良体割引や非喫煙割引がなく、また解約返戻金をなくしたシンプルな商品内容となっているのが特徴。解約返戻金をなくした分、保険料はお手頃なので、価格重視で選びたい人は加入候補に入れたい保険です。特に喫煙者で、非喫煙割引が適用されない人は要チェック。 保障内容 詳 […]
コンテンツ一覧
収入保障保険の魅力・選び方
収入保障保険のデメリット
収入保障保険個別レビュー
総合トップに戻る
  • 保険ソクラテス
スポンサーリンク