損保ジャパン日本興亜ひまわり生命「一生のお守り」を徹底分析

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損保ジャパン日本興亜ひまわり生命の「一生のお守り」は、保険特集のムックで終身保険ランキングベスト8にランクインしたこともある商品です(2018年)。

特定疾病保険料払込免除特約や介護一時金特約が特に評価を受けていましたが、具体的にはどんな特徴があるのか、保険ソクラテス編集部も調べてみました。


《これだけは押さえる》保障内容の特徴

保険料が割安な「低解約返戻金型」終身保険である

保険料を払い込んでいる間の解約返戻金が約70%に抑えられている代わりに、一般的な終身保険よりも保険料が割安になっている保険です。払込満了後は、通常の終身保険と同程度の解約返戻金になります。

たとえば、30歳から60歳まで保険料を払い込む契約の場合、払込期間中に解約すると、それまでに納めた保険料に対して戻ってくるお金は32.6%~68.1%になります。しかし、60歳払込満了の時点で解約すると、99.3%まで戻ります。さらに5年間置き、65歳時に解約すれば101.2%まで上がるという仕組みです。

もちろん、これは解約返戻金においてであり、死亡保障は保険加入時からずっと一定金額が確保されます。

オプションで特定疾病の保険料払込免除あり

三大疾病(がん[悪性新生物]・急性心筋梗塞・脳卒中)により保険会社所定の状況に該当したとき、以後の保険料が免除になるという特約を付加できます。この特約をつけると3%強保険料が高くなりますが、若くして三大疾病に備えたい方にはいいかもしれません。

オプションで介護一時金もあり

的介護保険制度の「要介護」1以上と認定された場合などに、介護一時金(または年金)が支払われる特約があります。要介護1というのは、執筆時現在では支払事由が緩いほうですので、スペック的には評価に値するでしょう。

保険料がかからない特約がある

リビング・ニーズや指定代理請求特約のほかにも、無料の特約があります。

年金移行特約

保険料払込期間満了後の話にはなりますが、死亡保障の代わりに、全部または一部を年金として受け取ることができます。

介護前払特約

65歳以上かつ保険料払込満了後に、要介護4または5の状態に認定されている場合、介護前払特約保険金として、死亡保険金の全部または一部を生前に受け取ることができます。貯蓄のつもりで終身保険をかけていて、老後の生活費としても使えたり、介護費用への不安にも対応できたりと柔軟なのは安心につながります。

基本情報と主な保障内容

あくまで概要ですので、詳細はパンフレットや公式サイトなどでお確かめください。

契約情報

契約情報 主な条件
契約可能年齢 1~75歳(年齢、職業などにより保険金額に制限あり)
保険期間 終身
保険料払込期間 55~90歳まで5歳刻み
(加入年齢との組み合わせで払込期間は最短10年~)
または終身払

主契約

給付金 主な支払条件・保障内容
死亡保険金
高度障害保険金
50万円から10万刻みで契約可能

特約

給付金 主な支払条件・保障内容
特定疾病診断保険料免除特約 三大疾病(がん・急性心筋梗塞・脳卒中)により所定の事由に該当したとき、以降の保険料が免除
介護一時金特約 ・介護1以上と認定された場合など、介護一時金(または年金)が受け取れる
・15歳以上が付加できる
年金移行特約 保険料払込満了後に特約を付加することで、死亡保険金の全部または一部を年金に移行できる
介護前払特約 ・65歳以上かつ払込満了後に要介護4または5に認定されている場合
・死亡保険金の全部または一部が介護前払保険金として受け取れる
(他と通算して3,000万円限度)
リビング・ニーズ特約 ・医師から余命6か月と診断されたとき
・死亡保険金の範囲内(上限3,000万円)を生前に請求できる

加入するなら

保険料例

次の条件で保険料を見積もってみました。

  • 主契約:保険金額:300万円
  • 払込期間:60歳払込満了または終身払

以上の条件で、20歳、30歳、40歳、50歳の男女の保険料(月払)を計算してみます。

払込期間:60歳払込満了
契約年齢 男性 女性
20歳 5,370円  5,196円
30歳 7,389円   7,170円
40歳 1万1,526円 1万1,172円
50歳 2万2,679円 2万2,965円
払込期間:終身払
契約年齢 男性 女性
20歳 3,597円   3,240円
30歳 4,380円      3,885円
40歳 5,565円 4,821円
50歳 7,425円 6,222円

知っておきたいあと1つのポイント

終身払にするメリットはあまりない?

当該商品だけに限った話ではありませんが、終身払での契約には注意が必要かもしれません。

というのも、「終身払」ですから、当然、生きている限り保険料を払わなければなりません。つまり、長生きできると、保障額以上の保険料を納めることになるのです。たとえば、保険料例で記載の20歳の男性が90歳まで生きたなら、300万円の死亡保障の保険に、70年間で302万1,480円を払うことになります。また、低解約返戻金型なので、一生涯保険料を払う終身タイプは、解約返戻金もずっと少ないということです。

上記の例では、90歳時の解約返戻金は200万円にも満たないとのことでした。低解約返戻金型の終身保険に加入する場合の終身払については、よくよく考えてほしいと思います。

この保険でよく頂く質問

当サイトによくお問い合わせいただく内容をまとめました。なお、パンフレットなどの資料にも記載のある内容ですので、もっと詳しく知りたい場合はそちらをご覧ください。

Q1.入院や手術などの医療保障は付加できる?

医療特約の付加はできません。特定疾病で所定の状態になった場合に保険料が免除となる特約は、有料で付加できます。

全体を通して

低解約返戻金型ですから、保険料を払っている間に解約すると大きく元本割れします。長い払込期間では、途中、予想外の出来事で保険を続けられなくなるかもしれません。できれば短期の払込で、また保険料の負担が大きくない程度で加入したいものです。

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