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「データ通信プラン」「データ通信SMS付きプラン」「音声通話付きプラン」の違いを解説

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データ容量や機能が自由に選べるところに、格安SIMの良さがありますが、「豊富なプランの中から、どうぞご自由に」と言われても、プランの見方が分からなければ選びようがありません。格安SIMに興味を持ったけど、プラン選びが分からなくて断念ということにならないよう、ここでは格安SIMのプラン体系について説明します。

格安SIMのプラン構成

MVNOの公式サイトを開くと、たくさんのプランが表示されて一瞬ひるみますよね。何だかややこしそう…、と思うかもしれませんが、格安SIMのプラン体系はとてもシンプルにできています。

まず基本プランとして、LTE·3Gモバイル回線でインターネット通信ができる「データ通信プラン」というのがあります。そこに、SMS(ショートメールサービス)ができる機能が付いた「データ通信 SMS付きプラン」、電話がかけられる機能が付いた「音声通信プラン」の、合わせて3タイプが用意されています。別プランとして見せずに追加料金を表示しているものもありますが、データ通信プランをベースに機能を追加する作りは、どのMVNOにも共通します。

sim_plan

データ通信プランとは

まずは、格安SIMのプランの骨格とも言える、データ通信プランを押さえておく必要があります。「データSIMプラン」「データ専用プラン」など各社で呼び方は異なりますが、これらはインターネット通信ができる機能だけが備った、最もシンプルなプランです。WEBの閲覧、アプリのダウンロード、電話回線ではなくインターネット回線を使う電話(「050」から始まるIP電話やLINEなどの無料通話アプリを使った電話です)はできますが、SMSの送信や、「090」「080」から始まる電話番号を使っての通話はできません。スマホよりも、タブレットやモバイルWi-Fiルーターの利用者向けプランと言えます。

データ容量とプラン料金

高速通信ができるデータ容量は、MVNOごとに上限の設定が異なります。容量別に、「データ通信3GBプラン」「データ通信5GBプラン」「データ通信10GBプラン」の3段階の定額プランを用意しているところが多いですが、1GB以下の小容量や10GB以上の大容量のもの、無制限で使えるもの、中にはその月に使ったデータ量に応じて料金が決まる、段階料金タイプもあります。

データ容量が多くなるほど、プラン料金は上がります。料金の相場はこんな感じです。

データ通信3GBプラン 850~1,180円
データ通信5GBプラン 1,200~1,600円
データ通信10GBプラン 2,200~2,800円

通信速度も知っておこう

通信速度はデータを転送する速さのことで、Mbpskbpsといった単位で表します。単位換算すると「1 Mbps =1024 kbps」となり、「KよりもMの方が速いんだな、Mbpsがつくときは高速通信の説明なんだな」という程度に覚えておいてもらえたらと思います。

格安SIMのほとんどのプランでは、150Mbps以上の高速通信が可能です。最近では高速化が進み、300Mbpsを越えるMVNOも出てきました。ただ、MVNOが公表する数値というのは、ベストエフォート表示といって、最も条件が整った環境で瞬間的に出せる最高スピードであって、実際に出る速度とはかけ離れています。時間や場所にもよりますが実測値はだいたい1~15Mbpsで、5Mbpsのスピードがあれば、WEBや動画を見たり、オンラインゲームやアプリのダウンロードができます。

プランの比較をするときは最高速度の数値にそれほどこだわることはないのですが、データ容量が無制限のプランを選ぶときは、通信速度のチェックが必要です。無制限プランには、高速データ通信が無制限にできるものと、200~500kbpsの低速通信が無制限なものと2種類あります。500kbpsの速度だと、WEBページを開くことはできますが、動画の視聴や写真画像の送信は厳しいので、データ無制限プランを申込むときは、高速通信と低速通信のどちらなのか、自分の利用目的に合わせて確認して下さい。

無制限プランの一例

MVNO プラン名 最高通信速度 プラン料金
楽天モバイル ベーシックプラン 200kbps 525円
UQ mobile データ無制限 500kbps 1980円
DMM mobile シングル・データSIMプラン ライト 200Kbps 440円
U-mobile U-mobile PREMIUM データ専用 無制限 375Mbps 2480円
b-mobile b-mobile SIM 高速定額 LTE高速通信(数値非公開) 1980円

データ通信SMS付きプランとは

SMS(ショートメールサービス)とは、電話番号をもとに短いメッセージのやりとりができるサービスです。データ通信プランにSMS機能がつくと、プラン料金は140~160円ほどアップします。また、メッセージを送信するごとに、文字数によって3~30円/通の料金がかかります。

タブレットやモバイルWi-Fiルーターでは不要ですが、スマホで利用する場合は、SMS付きをおすすめします。その理由として、まず1つにLINEやFacebookなどのSNSに新規登録する際に、SMSが必要となります。なりすまし防止のためにSMS認証を行うためで、すでにアカウントを持っている人は問題ありませんが、これからLINEやFacebookを始めたい人は、SMS付きプランを選んでおくと新規登録がスムーズにできます。

また、利用するスマホの機種やアプリによっては、SMSを付けてないと位置情報が反映されないバッテリーの消費が早いテザリングが利用できないなど、不具合が生じることがあります。iPhoneのバージョンによっては、LTE回線につながりにくいケースもあるので、あまり必要ない機能と思うかもしれませんが、スマホで利用するならSMS付きプランを選ぶのが無難と言えます。

音声通話付きプランとは

格安SIMでは、新しく電話番号を取得する、今の番号をそのまま引き継ぐ、どちらも可能で、「090」「080」「070」から始まる電話番号を使う場合は、音声通話付きプランを選択します。先ほど説明したSMSは、音声通話付きプランでは標準機能となっているので追加する必要はありません。

プラン料金は、データ通信プランよりも、700~900円割増になります。どのMVNOも、20円/30秒の通話料金がかかります。

キャリアの通話かけ放題に慣れいる私たちにとって、通話料金を気にしながら電話を使うことは、格安SIMをためらうマイナス要素であり、格安SIMの発売当初、爆発的に普及しなかったのも、通話料金の壁があったことも要因の1つだと言えます。しかし今では、MVNO各社で通話定額やかけ放題のオプションサービスが充実しており、電話の利用が多い人でも安心して使えるようになりました。また、以前は電話回線での通話が当たり前でしたが、通話料金が発生しないインターネット回線の電話を使う人が増えており、機能やサービスも年々向上しています。

「格安SIMは通話料金が高い」というのはもはや一昔前の話。かしこく使えばキャリアスマホよりも通話料金が安く済むことが多く、スマホで電話をかける機会が少ない人は、キャリアのかけ放題プラン2,700円の方が、むしろ勿体ないかもしれません。

通話オプションサービスの一例

MVNO 通話オプションサービス 利用料金と内容
楽天モバイル 楽天でんわ5分かけ放題 月額850円で、5分以内の国内通話がかけ放題
mineo 通話定額30 月額840円で、30分の国内通話が利用できる
通話定額60 月額1,680円で、60分の国内通話が利用できる
BIGLOBE SIM BIGLOBEでんわ 通話パック60 月額650円で、60分の国内通話が利用できる
FREETEL SIM FREETELでんわ 1分間かけ放題 月額399円で、1分以内の国内通話がかけ放題
FREETELでんわ 5分間かけ放題 月額840円で、5分以内の国内通話がかけ放題
U-mobile でんわパック60 月額800円で、60分の国内通話が利用できる
NifMo NifMoでんわ 国内かけ放題プラン 月額1,300円で、国内かけ放題
NifMoでんわ 国内+海外かけ放題プラン 月額2,700円で、国内・海外かけ放題

プランに追加できるサービス

キャッチホンや留守番電話を付けたり、端末補償やサポートサービスなどキャリアにあるオプションは、格安SIMも同じように利用でき、料金もだいたい同じですが、中にはキャリアスマホにはない追加機能もあり、上手に活用するとお得なものがあります。たとえば、SIMカードが複数枚持てるサービスです。

スマホとタブレットなど、複数のデバイスでデータ通信する場合や、家族でデータ容量を分け合って使いたい場合、デバイス台数もしくは家族の人数ごとに契約をしなくても、1つの契約で複数枚のSIMカードを発行し、データ容量を分け合って利用することができます。それぞれでプランを申し込むよりも費用が抑えられ、家族の中に利用が多い人と少ない人がいる場合に、データ容量が効率良く分け合って使えるといったメリットがあります。IIJmioの料金を参考に、一例を挙げてみました。

スマホとタブレット、2台のデバイスで使う場合(データ容量:3GB/1台)

  • 2つのプランを申し込む
プラン申込 月額料金 毎月の合計
音声通話付き
3GBプラン申込み
1,600円 2,500円
データ通信
3GBプラン申込み
900円
※3,000円×2契約分の初期費用がかかります。
  • 1契約でSIMカードを2枚利用する
プラン申込 月額料金 毎月の合計
音声通話付き
6GBプラン申込み
2,200円 2,200円
データ通信のSIMカードを
1枚追加
0円
※3,000円の初期費用と、2,000円のSIMカード追加料がかかります。

家族2人でスマホを使う場合(データ容量:3GB/1人)

  • 2つのプランを申し込む
プラン申込 月額料金 毎月の合計
音声通話付き
3GBプラン申込み
1,600円 3,200円
音声通話付き
3GBプラン申込み
1,600円
※3,000円×2契約分の初期費用がかかります。
  • 1契約でSIMカードを2枚利用する
プラン申込 月額料金 毎月の合計
音声通話付き
6GBプラン申込み
2,200円 2,900円
音声通話付SIMカード
を1枚追加
700円
※3,000円の初期費用と、2,000円のSIMカード追加料がかかります。

SIMカードの複数枚利用は、すべてのMVNOが実施しているわけではありません。IIJmio、BIGLOBE SIM、DMM mobile、イオンモバイルなどでサービスが受けられます。

キャリアのプランと違う点がいくつかあって戸惑うかもしれませんが、キャリアにはなかった便利なサービスがあるのも、格安SIMの魅力です。MVNO各社のプランをチェックして、自分にぴったりのお得なサービスを見つけてください。

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