海外旅行が長期にわたる場合は滞在日数が増える分、トラブルの心配も増えますよね。長期で海外旅行へ行く場合は、どのような基準で海外旅行保険を選んだらよいのでしょうか。このページでは、1か月以上海外旅行をする場合の、海外旅行保険を選ぶポイントをまとめました。
海外旅行保険における補償の契約期間
海外旅行保険は保険会社によって契約できる保険期間が異なります。「31日まで」「3か月まで」「92日まで」「1年まで」など、各社によって差があります。 保険会社と契約できる保険期間の例
保険会社 | 商品名 | 契約できる保険期間 |
---|---|---|
ジェイアイ傷害火災保険 | t@biho(たびほ) | 31日~3か月間 |
損保ジャパン日本興亜 | 新・海外旅行保険 「off!(オフ)」 | 92日間 |
AIU保険会社 | AIU海外旅行保険 | 6か月 |
au損保 | 海外旅行の保険 | 31日間 |
三井住友海上 | ネットde保険@とらべる | 92日間 |
あいおいニッセイ同和損保 | eとらべる海外保険 | 92日間 |
東京海上日動 | 海外旅行保険 | 6か月~2年間 |
エイチ・エス損保 | スマートネッとU(ネット契約) | 31日間 |
契約期間を31日間としていても、2ヵ月程度であれば延長審査可能な保険会社もあります。正確な契約期間を知るには、直接問い合わせた方が確実です。長期で海外旅行をするときは、自宅を出てから自宅に帰りつくまでの期間を保険期間として設定できるかどうかも確認が必要です。
十分な補償と適したサービスが受けられるか
長期で海外旅行に行く場合は、その分トラブルに遭う可能性も高くなると考えられます。たとえば、渡航先の国がいくつもあって船や飛行機に乗ることが多いと、それらの遅延や手荷物の紛失(ロストバゲージ)のリスクが高まります。また、地域によってはテロなどの危険性が高くなる場合もあります。そのため、長期間海外旅行に行く場合は、より慎重に補償内容を決め、当該保険会社のサービスが旅程と適したものかどうかの見極めが必要です。
補償内容と補償金額が最初から決められているセットプランを選択する場合、当初の設定が十分な補償であれば問題ありませんが、過不足がありそうなら自由に設計できるオーダーメイドプランの保険で見直すのも一案です。
長期間なので、サポートサービスが適しているのかも確認しておきましょう。保険会社には日本語で現地のトラブルをサポートしてくれるトラベルデスクがありますが、その内容は保険会社や契約プランよって異なります。対応可能な時間帯やサポートの方法、補償の範囲などができるだけ自分の旅行期間に適した手厚いものを選ぶといいでしょう。
補償内容に差がなければ保険料の比較をする
旅行期間が長くなるほど、その分保険料は高くなります。3~4日など数日間の旅行であれば保険会社による保険料の差はあまりなく、多少の負担増は許容できるかもしれませんが、長期になるとその差が大きく出てくるケースもあります。補償内容やサービスに差がないのであれば、保険料が安いことに越したことはありませんので、長期の海外旅行の場合は補償内容はもちろん、保険料もしっかり比較してください。
まとめ
海外旅行に1か月以上行く場合の、海外旅行保険を選ぶポイントを整理しましょう。
- 出発から帰国(自宅まで)の間、自分が望む期間で契約できるか
- 十分な補償と旅行期間(日数)に適したサービスが受けられるか
- そのうえで、補償内容に大きな差がなければ保険料の比較をする
安心した旅行を続けるためにも、上記3つのポイントを確認しながら余裕をもって海外旅行保険を検討していきましょう。