マイホームを守るために欠かせない火災保険ですが、その中身は意外に複雑で、商品の見極めが難しい商品です。そこで、保険に詳しいプロのFPや、火災保険を販売している保険代理店の職員に「自分が入るならどの火災保険を選ぶのか?」を調査し、火災保険人気ランキングという形でまとめました。
商品名 | 票数 |
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AIG保険 スイートホームプロテクション(ホームライフ総合保険) | 3 |
セゾン自動車火災 じぶんでえらべる火災保険 | 2 |
三井住友海上 GK すまいの保険 | 2 |
損保ジャパン日本興亜 THEすまいの保険 | 2 |
楽天損保 ホームアシスト | 2 |
あいおいニッセイ同和損保 タフ・住まいの保険 | 1 |
富士火災 未来すまいる | 1 |
東京海上日勤 トータルアシスト住まいの保険 | 1 |
東京海上日勤 トータルアシスト超保険 | 1 |
日新火災火災海上 住自在 | 1 |
《番外編》セコム損保 セコム安心マイホーム保険 | 4 |
ただ、火災保険は築年数や建物の構造、地域等により事情が変わるため、皆が納得する一社を挙げるのは難しい側面があります。初めから一社に絞るというよりも、複数社を一気に調べた方が、短時間でお目当ての保険が見つかるという声もよく聞きます。そう考えると、一括見積もりをしてみるのもおすすめです。最大16社の保険会社から無料で見積もり可能なので、1社づつ見積もりをするより遥かに時間がかかりません。
保険のプロが選ぶ火災保険人気ランキング2024
1位 AIG損保 スイートホームプロテクション(ホームライフ総合保険)
補償内容 | |
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主契約 | ・火災・落雷・爆裂・爆発 ・風災・雹災・雪災 ・盗難 ・落下・飛来・衝突等 ・水漏れ ・破壊等 ・水災 |
主な特約 | ・地震保険 ・地震火災費用保険金補償特約 ・臨時費用保険金補償特約 ・失火見舞費用保険金補償特約 ・類焼損害補償特約 ・借家人賠償責任補償特約 ・個人賠償責任補償特約 ・ドアロック交換費用補償特約 ・携行品損害補償特約 ・破損・汚損損害等補償特約 ・建物付属機械設備等 ・電気的・機械的事故補償特約 |
その他サービス | セキュリティ・グレードアップ費用 |
保険料 | |
主な割引 | ・ホームセキュリティ割引(約17~37%) ・オール電化割引(約7%~17%) ・建築年割引(約1%~10%) ・長期年払割引(約6%~10%) |
保険料例 | ・T構造:6,600円 ・H構造1万9,900円 |
試算条件:東京都、専用住宅、建築年月10年以上、1年契約、ベーシックプラン、建物2,000万円、家財1,000万円、免責10万円、一時払の場合 |
プロがこの保険を選んだ理由
自分で細かく精査して選ぶことができる
我が家は二世帯住宅であるため、共済の商品では保険金額が不足してしまい保険料も高くなってしまいます。この商品は、パッケージ化された補償内容が多い中、特約を含め細かく設定できるので、カスタマイズしたい人、保険料を少しでも抑えたい人に向いています。また、割引の種類がオール電化や発電エコ住宅・ノンスモーカーなどいろいろありって、少しでも保険料を安くできるので、我が家のニーズにぴったりでした。ちなみに我が家は家族全員ノンスモーカーでもあります。また加入当初、当時は火災警報装置がついていれば割引がある契約だったのですが、毎年来る契約内容確認の連絡で、それが反映されていないことが分かりました。連絡を入れたところ、すぐに保険料返還してもらうことができました。長期の契約をしているので将来の更新に向けての保険料の準備や火災保険の内容を忘れないでいることができるメリットもあり、この確認内容の連絡サービスは重宝しています。
必要のない補償を外すことができる。保険料を抑えるのにも効果的
私が火災保険で備えたいものは、次の補償です。
・地震による被害
大きな地震が起きた場合、その後の生活の助けとして地震保険には必ず加入したいです。しかし、我が家は耐震性・耐火性に優れた一戸建てのため、地震保険の判定基準である全損にあたる被害が出ることはあまり考えられません。その分、家財には十分な保険金額の設定をしたいと考えています。
・風災
我が家は高台の一番上にあるので、風の影響を受けやすいのと、起きたときには大きな損害になるであろう竜巻に備えたいと考えます。
・盗難
人通りが少なめの住宅街で、道路に面して開口部(窓)が大きいので盗難に備えたいと思います。物が盗まれる被害とともに、窓などが壊されることなども心配です。
上記の3つの補償は必ず付けたいことと、高台であるため水災は不要であることから、補償の設計の自由度が高いこの商品を選びました。家財も含め、十分な地震保険に入りたいので、その分保険料は高くなります。そのため、他の補償は必要最低限にして保険料のバランスをとりたいと考えています。
シンプルかつ納得感、安心感のある保険はこれ
火災保険を選ぶとき、自分にとってよりベストな商品は、次の3つを満たしてくれるものと考えます。【1】シンプルであること
私が、火災保険に求めるのは、「発生を自ら予防できず、被害額の大きい災害」への補償オンリーです。AIGのスイートホームプロテクション(ホームライフ総合保険)なら、欲しい補償だけをチョイスでき、シンプル。自分の頭で選ぶので、でき上がった保険は、パッケージ商品よりむしろシンプルに感じます。
自分の中で、いちばん不安が大きいのは、地震被害時のお金。火災保険は、「地震保険に入るためのもの」という位置づけです。ベースとなる火災保険に多くの補償がセットされていれば、保険料は高くなります。最低のシンプルな補償にとどめれば、少ない負担で地震補償を手に入れることができます。基本の火災に、被害額が大きいであろう竜巻(風災)への備えのみチョイスすれば、自分にとって、補償とコストの両面でバランスがよいものになります。
【2】納得のうえ選べること
言うまでもありませんが、使える場面を理解していなければ、請求はできません。補償の中身はは「自分の意志で選ぶことが基本中の基本」と強く思っています。そういった理由から、パッケージ商品は除外しています。結果、他社のパッケージ商品と同じ補償内容になり、保険料が若干高くなったとしてもよいと考えます。この商品だからこそ感じる「自分で補償を選んだのだ」という納得感を重視します。「忘れて使いそびれた」ということもなくなるでしょう。
【3】給付請求に安心感が持てること
加入は、信頼できる「人」を選びたいです。つまり、WEB加入の商品は除外です。加入の目的は「大きな被害への備え」です。そのため、給付請求時の状況は、かなりの気持ち的動揺が想像できます。同じ電話1本で済むとはいえ、電話の相手がコールセンターの人か、よく知った募集人かでは、安心感が全く違います。いざの場面で安心させてくれる相手を選ぶことも、気持ちの保険になります。
以上、自分が求める3つをバランスよく満たしてくれる商品は、AIGのスイートホームプロテクション(ホームライフ総合保険)となりました。すべてを求めず、理解して割りきる加入法です。充実のパッケージ商品は親切で手軽ではあります
1位はスイートホームプロテクションが選ばれました。コメントにもあるように、一番の特徴は補償内容のカスタマイズ性。水災補償は外したい、地震補償だけあればいいなど、パッケージ商品を好まない人に向いているようです。自分で選んでこその保険ですから、正しい入り方だと言えます。
ランキング1位は3票を集めた「AIG損保 スイートホームプロテクション」でした。「補償内容を自分好みにカスタマイズしたい人」「リスク環境を把握する力がある人」「地震補償だけなど、必要な補償の種類が少ない人」に特におすすめです。
2位 セゾン自動車火災 じぶんでえらべる火災保険
補償内容 | |
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主契約 | ・火災・落雷・爆裂・爆発 |
主な特約 | ・地震保険 ・風邪災・雹災および雪災補償特約 ・水漏れ、物体の落下・飛来および騒擾等損害補償特約 ・盗難補償特約 ・水災補償特約 ・諸費用補償特約 ・高額貴金属美術品等補償特約 ・個人賠償責任補償特約 ・類焼損害補償特約 |
その他サービス | ・水回りトラブル ・カギのトラブル |
保険料 | |
主な割引 | ・免震建築物割引(地震保険) ・耐震等級割引(地震保険) ・耐震診断建割引(地震保険) ・建築年割引(地震保険 |
保険料例 | ・T構造:6,600円 ・H構造1万1,900円 |
試算条件:東京都、専用住宅、建築年月10年以上、基本契約のみ、1年契約、建物1,500万円、家財1,000万円、一時払の場合 |
プロがこの保険を選んだ理由
自由度の高い補償内容と保険会社の姿勢を評価
火災保険の多くは、例えば、火災と水災補償だけにしたくても盗難や水濡れ補償等、自分に必要ではない補償もセットにしないといけないなど、補償の選択に制限があり保険料も割高になりがち。じぶんでえらべる火災保険は、基本となる火災補償を除くすべての補償を任意に選択でき、WEBサイトの見積フォームは分かりやすいシンプルな構成に加え、各々の補償の保険料内訳も把握できる潔さ。 一般の保険外交員の方でも、自社の火災保険の保険料内訳まで把握できる方は少ないと思います。
基本補償以外のオプションもいたってシンプル。これまで「なんでこんなオプション作る必要があるんだ」と個人的に感じていたようなものも一切なく、とにかく必要と感じるものに厳選されている。また、一部他社にもあるが、保険期間が10年間でも年払い・月払いを選べるのも非常に良心的(5年を超えると年払いや一括しかできないところが多い印象があります)。
こうした補償の仕組みや姿勢から、保険会社自体にも好感が持てます。ちゃんと考えてくれてるな、と。以上の理由から、私はじぶんでえらべる火災保険を挙げました。
もちろん、ネット系損保では自分自身で火災保険にある程度の知識・理解を求められますが、電話対応もしっかりあり、何より「自分自身で選ぶからこその納得感」という点は、こうした仕組みならではだと思います。
1時間程度火災保険の勉強をすることで、将来的な支出を「必要な金額」として払っていけるのなら、ありではないでしょうか。
私自身が「自分でしっかり理解して入りたい」というタイプということもあり、今回はじぶんでえらべる火災保険を選びました。しかしながら、「なんだかんだ保険は難しい」のも事実だと思います。自分だけでは難しいと思われる方は、保険会社や補償の仕組みも大切ですが、何よりもご自身のこと、周りのことを親身に理解し、提案してくれる方がいることの方が、極論どこの保険会社のどの商品に決めるかよりもよっぽど大切だと私は思います。こんな言い方したらFPっぽくないかもしれませんが(汗)。どんな良い商品でも悪い商品でも、取り扱う人によって全然性質が変わると考えているからです。
まさに「じぶんでえらべる」商品であること
私の場合、保険、証券、銀行すべてネット完結したいので、商品に大きな差がなければネットで加入します。セゾン自動車火災保険のじぶんでえらべる火災保険を選んだのはそのためです。商品名のとおり、必要な補償を自分で選べるので無駄がありません。他社でも自由設計ができる商品が増えましたが、何より早くから自由設計を啓発してきた会社であるので気に入っています。残念なのは、特約で付加することができる個人賠償責任保険が、補償額は無制限でよいのですが示談交渉サービスがないこと。同社の自動車保険では示談交渉サービス付きを早くから導入して啓発していた経緯があるだけに残念です。
「ストレートファイヤー」と呼ばれるシンプルな商品設計が評価ポイントになりました。必要な補償はオプションとして追加していける仕組みは非常に良いですが、保険料を気にするあまり削ってしまわないよう注意です。
ランキング2位は2票を集めた「セゾン自動車火災 じぶんでえらべる火災保険」でした。名称の通り、「補償内容を厳選したい(自分で納得して選びたい)」「保険料の内訳もチェックしたい」「火災保険はインターネットで加入したい」などの方に適した火災保険です。
2位 三井住友海上 GKすまいの保険
補償内容 | |
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主契約 | ・火災・落雷・爆裂・爆発 ・風災・雹災・雪災 ・盗難 ・落下・飛来・衝突等 ・水漏れ ・破損・汚損 ・水災 |
主な特約 | ・地震保険 ・失火見舞費用特約/類焼損害・見舞費用特約 ・臨時費用保険金補償特約 ・自宅外家財特約 ・日常生活賠償特約 ・受託物賠償特約 ・借家人賠償・修理費用特約 |
その他サービス | ・水まわりQQサービス ・カギあけQQサービス |
保険料 | |
主な割引 | ・長期分割割引(5%) |
保険料例 | ・H構造 建物+家財:5万7,030円 地震保険つき:10万5,930円 |
試算条件:東京都、5年契約、専用住宅、6つの補償プラン、建物2,000万円、家財1,000万円、自己負担額3万円、年払の場合 |
プロがこの保険を選んだ理由
建物の損害に「修理保険金」が使える
私がこの商品を選んだ理由は(1)自分を含めて同居の親族が自動車で補償対象建物(門・塀・垣を含む)に衝突して損壊してしまった場合にこの火災保険で修理保険金を受け取れるところ(破損・汚損補償を付けていることが必要ですが)。
(2)地中に埋まっている建物付属設備(具体的には浄化槽などで、地盤改良のための杭などは含まれません)に対しても補償されるところ。
(3)今まで各社の火災保険に携わった経験からですが、損害の認定から保険金支払いまでのスピードが他社より速いという自己統計があること。
(4)通販型と比較しての話になりますが、保険会社と自分の間に入ってスムーズに支払まで導いてくれるところ(代理店がある分保険料は通販型より少し高いです。)
です。
以上いくつかこの商品を選ぶ理由がありますが、特に自分が重視しているのは(1)です。
私の自宅は戸建で、駐車スペースが建物に非常に近く、アクセルとブレーキの踏み間違いなどの不注意があると簡単に建物を壊してしまうリスクがあります。その際の金銭的不安を取り除いてくれる安心感が重要です。また、(2)は自宅前道路まで公共下水道が整備されてはいますが、しばらくは浄化槽を使用するからです。(1)のような補償が受けられるのはまだこの商品と他社で1~2社ではないでしょうか。(2)については他社では特約などを付ける必要があります。
建物の立地条件に応じて合理的な補償が選択できる
私がこの保険を選んだポイントは、建物の立地条件に合わせて必要な補償を合理的に備えることができる点です。立地条件に合わせて必要性を判断する補償は、水災補償と建物外部からの物体の落下・飛来・衝突の補償です。
水災補償は、ハザードマップを用いて必要性を判断します。建物外部からの物体の落下・飛来・衝突の補償は、建物の道路付けを見て判断します。ニュースでも頻繁に取り上げられますが、建物外部から自動車が飛び込んできた場合で、相手が車ごと逃げてしまった場合は自己負担で修理する必要があるからです。
私の自宅の場合は、洪水による床上浸水の可能性は低いため、水災補償は付けないという判断です。そして、道路付けの点では、自動車が門に衝突する可能性はあるものの、閑静な住宅街であるため、建物外部からの物体の落下・飛来・衝突の補償も付けないという判断をしました。
そして、私が火災保険で1番気になるのは盗難の補償ですので、盗難の補償を軸にプラン設計を考えました。すると、盗難の補償を付けるためには、水災補償も付ける必要があったり、物体の落下・飛来・衝突の補償は外せないという火災保険ばかりでした。
GKすまいの保険では、立地条件や道路付けを判断した上で、水災や物体の落下・飛来・衝突の補償を付加しないでも、盗難の補償を付加することができます。この点が、建物の立地条件によるリスクに応じて、合理的に備えられる保険といえます。
また、お客様目線という点では、補償プランを選択するパンフレットのページに、補償内容ごとの支払件数割合と支払金額の割合が記載されているため、プランの選択がしやすいといえます。
東京海上日動の場合は、戸建で盗難補償を付加するためには、水災補償の付加が必須となる。富士火災の場合は、盗難や水災補償を付加するためには、建物外部からの物体の落下・飛来・衝突の補償を付加が必須となる。セゾン自動車火災保険の場合は、水濡れ補償を付加する場合は、建物外部からの物体の落下・飛来・衝突の補償がセットになる。
「建物への衝突に備えて加入する」という人と、「懸念はあるものの必要ない」という人との真逆の意見が見れて興味深いです。盗難補償の付帯条件の緩やかさも投票ポイントになったようです。
- 戸建住宅で2世帯・3世帯で住んでいる人
- 合理的なプランを自分で組みたい人
2位 損保ジャパン日本興亜 THEすまいの保険
補償内容 | |
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主契約 | ・火災・落雷・爆裂・爆発 ・風災・雹災・雪災 ・水災 ・落下・飛来・衝突等 ・盗難 ・水漏れ ・騒jぴ ・破損・汚損 |
主な特約 | ・地震保険 ・個人賠償責任特約 ・施設賠償責任特約 ・携行品損害特約 ・類焼損害特約 ・家賃収入特約 ・地震火災特約 ・建物電気的・機械的事故特約 ・事故再発防止等費用特約 ・営業用什器・備品等損害特約 ・商品・製品等損害特約 ・借家人賠償責任補償 ・修理費用補償 |
その他サービス | すまいとくらしのアシスタントダイヤル ・水まわりのトラブル応急サービス ・かぎのトラブル応急サービス ・防犯機能アップ応援サービス ・健康・医療相談サービス ・介護関連相談サービス ・住宅相談サービス ・法律相談サービス ・税務相談サービス |
保険料 | |
主な割引 | ・新築割引 ・長期分割割引 ・公有物件等割引 |
保険料例 | ・T構造(建物+家財):3万1,890円 ・H構造(建物+家財):5万8,070円 |
試算条件:東京都、専用住宅、建築年月10年以上、1年契約、ベーシック(I型)、建物2,000万円、家財1,000万円、事故負担額なし、臨時費用保険金30%、一括払の場合 |
プロがこの保険を選んだ理由
「建物電気的機械的担保特約」と「地震火災特約」の存在
私がTHEすまいの保険を選んだのは、建物電気的機械的担保特約と地震危険等上乗せ特約が付加できるからです。私の家は、オール電化住宅なのでメーカー保証終了後の補償が心配です。建物電気的機械的担保特約はメーカー保証が切れてからも補償が確保できるのがうれしいです。そして、地震危険上乗せ特約は従来の国の地震保険の補償(最大で火災保険契約の契約の50%)にプラスして火災保険契約の保険金額と同額まで補償されます。地震で家が倒壊しても再建築できる補償があるのは心強いです。ちょっと残念なのは、私の家は1階が駐車場で2階、3階部分が住居部分なので水災に対する補償は不要なのですが、地震危険等上乗せ特約を付帯するために水災も担保しないといけないので保険料が高くなるところです。
「すまいとくらしのアシストダイヤル」が心強い
私は10年の一時払いで加入するので長期の補償確保には大手保険会社に安心を感じます。いろいろな補償も幅広く充実させるため特約も豊富にそろっている損保ジャパン日本興亜を選択したいと思います。補償の幅を広げて充実させると保険料が高くなってしまいますが、自己負担額をいくつかの中から選べるので、自分の感じるリスクと保険料を考慮しながら検討できそうです。また、不安なのは保険期間が10年のため10年後うっかり補償切れになってしまうことです。この保険は更新サポート特約で自動更新できるので補償切れになることはありません。そして何よりの決め手は無料付帯のすまいとくらしのアシスタントダイヤルです。急な水回りのトラブル、鍵のトラブルに関するサービスを受けられたり法律、住宅、税務、医療、介護のさまざまな相談サービスも活用できるので、日々仕事で忙しくしている私にとって生活のサポーターを身近におけるというのは大変心強く安心です。
地震火災特約と「すまいとくらしのアシスタントダイヤル」が評価されました。地震火災特約はこの商品の売りの一つですが、地震保険に契約し、特約もつけると、保険料がかさんでしまい、悩むところ。一方、アシスタントダイヤルは無料サービスなのでお得感があります。
- 保険は大手が安心できるという人
- 充実した補償を求める人
- 地震保険の補償額を100%にしたい人
2位 楽天損保 ホームアシスト
補償内容 | |
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主契約 | ・火災・落雷・爆裂・爆発 ・風災・雹災・雪災 ・水災 ・落下・飛来・衝突等 ・水漏れ ・騒じょう ・盗難・盗難による損傷・汚損 ・破損・汚損 |
主な特約 | ・地震保険 ・建替費用補償特約 ・共用部分修理費用補償特約 ・防犯対策費用補償特約 ・持ち出し家財補償特約 ・引越し中の損害補償特約 ・類焼損害補償特約 ・個人賠償責任補償特約 ・借家人賠償責任補償特約 |
保険料 | |
主な割引 | ・免震建築物割引(50%) ・耐震等級割引(10%。30%、50%) ・耐震診断割引(10%) ・建築年割引(10%) |
プロがこの保険を選んだ理由
保険料と補償のバランスが優れている
私が火災保険を選ぶ際にチェックしているポイントが4つあります。まず主となる補償内容については保険会社によってさほど大きな違いはありませんので、火災保険を比較検討するにあたっては、下記の4つポイントを確認して選んでいます。
1)費用保険金の取扱いについて
2)免責( 自己負担額)について(免責設定の可否)
3)付帯サービスの有無について
4)保険料(割引制度について)
保険料と補償のバランスから上記の4つのポイントを踏まえて、私は楽天損保の「ホームアシスト」を選びました。
選んだ理由は下記の通りです。
1)楽天損保の「ホームアシスト」は費用保険金が「損害保険金×30%(1事故500万円限度)」という点です。(全損時には「損害保険金×50%(1事故800万円限度)※」です。)
損害保険金×30%(1事故500万円限度)・・・A社とします。※全損は800万円限度
損害保険金×10%(1事故100万円限度)・・・B社とします。
建物に2000万円の補償金額がついている場合
「損害保険金×10%(1事故100万円限度)」の補償との比較
<2000万円(全損)の損害の場合>
A社・・・2000万円+800万円=2800万円の損害保険金
B社・・・2000万円+100万円=2100万円の損害保険金 となります。
もし、費用保険金も含めてトータルで補償額が2100万円あればいいということになれば、「損害保険金×30%(1事故500万円限度)」で計算したとしても、A社には1650万円+(1650×30%)=2145万円となり、A社には1650万円の補償金額を付ければよいことになります。これであれば、1650万円が基本保険金額とすることができるため、保険料をそれだけ安く抑えられます。
また、保険金額2000万円のままであれば、支払保険金額が大きくなることになります。
上記のことを考慮して建物にA社・・・1650万円として、B社・・・2000万円の補償金額で比較し場合
<1200万円の損害の場合>
A社・・・1200万円+360万円=1560万円の損害保険金
B社・・・1200万円+100万円=1300万円の損害保険金
となり、A社の方が支払保険金も多くなります。
火災事故が発生した場合は、建物の建て替え・修理費用・残存物取り片づけ費用・仮住まい費用など、様々は諸費用が発生します。保険対象にきちんと保険金額を設定するのも勿論大切ですが、様々な諸費用についても十分に考慮して私は楽天損保の「ホームアシスト」を選びました。
2)免責( 自己負担額)についてですが、「汚損・破損など」の補償には自己負担額が5千円~3万円になる保険会社が多いですが、楽天損保の「ホームアシスト」は自己負担額を0円で設定できる点も選んだ理由のひとつです。
「汚損・破損」などは細かな損害も多くなるケースもありますが、その際に自己負担がないというのはありがたいです。
3)付帯サービスについては多くの保険会社が様々なサービスを提供してします。ただし、生命保険の付帯サービスと重複するような付帯サービスも多いので、自分自身が加入している生命保険の付帯サービスも考慮して、カギや水回りなどのトラブルに24時間対応している「生活救急車」という付帯サービスがついている楽天損保の「ホームアシスト」を私は選びました。
4)あとは、やはり上記の踏まえた上での保険料比較ということになります。
保険会社には「築浅割引・ホームセキュリティ割引・WEB申込割引」などの様々な割引制度があります。ただ、私が選んだ楽天損保の「ホームアシスト」にはこういった目立った割引はありません。それでも補償と保険料を比べた場合は十分に保険料が安くなる点もこの保険を選んだ理由の一つです。
たとえ、割引があったとしても保険料が高いということでは選ぶ理由にはありませんから。
すべての災害(損害)を保険で備えることはできませんが、保険料と補償のバランスから上記の考え方を踏まえて、私は特約もシンプルな楽天損保の「ホームアシスト」を選びました。
個人賠償責任補償特約を火災保険に付加する場合は「示談交渉サービスの有無」のチェックは絶対にしておきたいですね。今は個人賠償責任補償特約も示談交渉サービス付きのものが主流になりつつありますが、必ず確認はしておきたいです。
私が選んだ楽天損保の「ホームアシスト」は個人賠償責任補償特約に以前は示談交渉サービスはついていませんでした。(今は示談サービスついています。)
契約時に忘れずに確認することをオススメします。自分が加害者になったとき、被害者と直接交渉するのは相当な大変です。
築年数のある木造戸建てだと最も有利に感じた
自宅は、木造モルタル造り・S49年築の古家です。近年、火災保険・地震保険は、毎年といっていいほど保険料が改定され、特に木造は上昇の一方です。そういった背景のもと、契約期間は長ければ長いほど、保険料アップを心配しなくて済むので安心感があります。2015年9月の改定で、一部を除いて一般には10年が最長保険期間となりましたので保険期間は、10年にします。保険料の支払いは、長期一括払いと年払いと選べますが、自宅の場合一時払いですと1割お得になりますが、年払いにして手元の資金は運用した方がメリットがあると考えます。
また、補償内容は、オールリスク・地震保険(火災保険50%)を選択します。なにかあった時の保険なので、補償は、幅広いほうが何があっても安心と思えるからです。以上の内容で、契約できる保険会社は楽天損保1社でした。また、他社と比べ同条件で、10%~20%保険料が安いですし、破汚損特約が自己負担なしでできるということも魅力です。保険会社としては、メジャーではありませんが野村ホールディングスの子会社なので、安心感はあります。
補足ですが、保険料の安さでは、富士火災も選択肢でありましたが、昭和56年6月以前築のものは、長期保険期間は、引き受けてもらえないなど不都合がありました。
保険金額は、基礎含む・門塀含む・車庫・物置含む。建物の保険金額は、評価額の±30%を選べるので、-30%の1080万円としました。家財は、評価額を基準にしなくても、保険金額を決められるので、唯一上限が決められてる有価証券の盗難の200万円を最低保険金額基準に、我が家は300万円にしました。
築年数に関係なく引き受け可能なため、古民家などに住んでいる、また所有している人は検討すべき保険。目立った割引制度こそありませんが、比較的安めな保険料も評価されています。
- 中古物件をリフォームして住んでいる人
- 木造モルタルな建物に住んでいる人
- 築年数が比較的古い(昭和56年6月以前)人
- 無料サービス等に関心のない人
3位 あいおいニッセイ同和損保 タフ・住まいの保険
プロがこの保険を選んだ理由
選択肢が広く自分好みの補償が作れる
プランが3種類あり、必要な補償を選ぶことができる点が評価できます。
エコノミープランは、(1)「火災、落雷、破裂、爆発」(2)「風災、雹災、雪災」(3)「水濡れ、外部からの物体落下等、騒擾」の基本補償のみ。
ベーシックプランは、(1)~(3)+(4)盗難 (5)水災
ワイドプランは、(1)~(5)+(6)破損・汚損等
子どもが独立した50代夫婦ですが、今後孫が大勢遊びに来て、いたずらすることを想定して(6)破損・汚損等は建物、家財ともに付けておきたいです。破損・汚損等の保険料が安く、免責金額も3,000円と低いことも選んだ理由です。また、家は高台の平地にあり水害の心配がないため、保険料が割高な(5)水災を外します。M構造以外は水災を外すことはできませんが、一時金のみの補償に下げることができ、保険料を節約できます。ワイドプランで、水災は一時金のみのプランにして、オプションとして、個人賠償責任補償特約と類焼損害・見舞費用特約をセットします。個人賠償責任補償特約には示談代行サービスがついていて安心です。失火責任法で守られているとはいえ、長年の近所付き合いを考えると類焼損害への備えも必要です。付帯サービスとして利用できる、水回りのトラブル修理と玄関ドアの鍵開けサービスが30分以内無料になっていることも、気軽に依頼することができて嬉しいポイントです。
- 新規で住宅を購入した人(「マイホームぴたっと」を利用できる)
3位 富士火災 未来すまいる
この保険を選んだ理由
万一の補償だけを割安の保険料でカバーできる
万一の際の損害額がもっとも大きな火災、落雷、破裂・爆発といった火災リスクのみの補償が選べ保険料も安い。私は火災保険に限らず、万一の補償だけを保険に頼りたいタイプなので、大きな損害だけを補償できるプランが選択できて保険料も節約できるところが大きなポイント。また、自分の都合に合わせてパソコンや携帯電話から契約できるWEBシステムも構築されており、WEB申込による申込には10%の保険料割引があることも魅力的。一生のうち滅多に起きないまれな事故についての補償は必要ない人や、数万円程度の損害は自己負担するといった考え方の人にとって、火災、落雷、破裂・爆発のみを補償するFプランはおそらく最強。
補償プランの選択や見積りまでWEBでできれば、ほぼパーフェクトとも思える商品だが、インターネット環境が整っている場所や状態であることが前提条件になるため、少しでもその環境を満たしていないとストレスを感じることも。また。システムメンテナンスに伴い、都合のいいタイミングで申込が行なえない場合もある。
- 保険料を節約したい人
- 補償内容をシンプルにしたい人
3位 東京海上日勤 トータルアシスト住まいの保険
プロがこの保険を選んだ理由
「4つのアシスト」の使い勝手がいい
私が東京海上火災保険のトータルアシスト住まいの保険を選んだのは、「4つのアシスト」という独自のサービスが気に入ったからです。現在一人暮らしで家族は遠く離れているので、Web上で事故や災害、防犯情報を見られる「事故防止アシスト」や緊急医療相談や医療機関案内が原則無料で利用できる「メディカルアシスト」は非常に安心です。有料の「緊急時助かるアシスト」は、鍵の紛失や水回りのトラブルの際」に対応してくれます。昔 実家で家族が寝ている時に泥棒の被害に遭った経験があるので、防犯フィルムや金庫の購入費用が出る「住まいのアシスト」があればどんなに良かったと思います。この特約が無料であれば更に言う事無しなんですが。
同社は保険は難しくてわからないという人にも知名度が高く、保有契約数NO1、事故対応件数の多さは他の保険会社と比べても優れています。戸建では保険料は割安かもしれません。「失火見舞費用保険金」が自動付帯されているのも安心です。最大の安心は超保険なら地震保険が最大で100%付けられることです。
- 一人暮らしの人
3位 東京海上日勤 トータルアシスト超保険
プロがこの保険を選んだ理由
地震による被害も満足のいく補償をしてほしいから
私は、阪神淡路大震災を経験しているため、火災などの補償に加えて、地震についての備えも充実したいと思っています。通常の地震保険は最大でも火災保険で契約する補償金額の半分までしか加入できません。
そもそも地震保険の補償の趣旨は、火災保険のような原状回復ではなく、当面の生活費に充てることを目的としています。なので、「もう一度家を建て直したい」というニーズには答えられません。
わたしは、大きな地震が起きてマイホームがなくなってしまったら、もう一度家を建てたいと思っていますので、火災保険と同じように補償額全額が給付されるトータルアシスト超保険
に「地震危険等上乗せ補償」という特約を付けて加入します。
トータルアシスト超保険は地震危険等上乗せ補償特約を付帯すると支払が倍額になり、火災保険と同額の最大100%の補償され、マイホームの再建資金を保険で準備できるからです。
- 通常の火災保険だけでは不足だと思う人
- 地震や津波被害にしっかり備えたい人
3位 日新火災海上 住自在
プロがこの保険を選んだ理由
弱点もあるものの割安な保険料で大損害に備えられる
我が家は木造の一戸建て住宅ですので火災保険料が高くなります。長期契約で、ある程度補償内容を絞って、できるだけ安い保険料で万一の大きな損害にしっかり備えるためこの火災保険を選びました。住宅を新規に購入した人または住宅ローン利用している人が加入できる火災保険です。この保険は、一般的な自由設計型火災保険に比べ20%~30%程度保険料水準が安く、風災・水災等の自然災害時の小損害の場合には補償内容が弱いですが、大きい損害に備える補償としては充分です。
基本補償(火災・落雷・破裂・爆発)以外の補償は特約となっていて、風・ひょう・雪災、水災、盗難・水濡れ・衝突等、破損・汚損の特約はリスクに応じて任意に選択できるので、自分に合った保険設計が可能です。特徴は以下のとおり。
・家財の補償は特約となっていて保険料が割安
・費用保険金が一つにまとめられていてシンプル
・日常生活の賠償事故にそなえる個人賠償責任特約(示談交渉付き)や、被害事故弁護士費用特約、類焼損害補償特約など必要な特約はしっかり揃っている
・水回りのトラブルや鍵の解錠サービスが付帯されている
・保険期間1年の場合、自動継続方式にすると翌年以降の保険料は3%割引
・新築~築10年未満の場合、1%~10%割引
以上のような特徴のある火災保険です。我が家の保険料は、保険期間10年間(地震保険は5年間)の長期一括払契約で、高台に建っているので水災の補償は不要、リスクが低い破損等の補償は不要とし、同社の自由設計型の火災保険料よりも30%近く保険料が安くなりました。
・水災補償は損害割合が30%未満の小損害の場合に定率払となっており、実際の損害額が補償されない場合がある。
・風・ひょう・雪災は20万円以上の損害があった場合に補償されるので、小損害では補償されない。また、住宅の新規購入者、住宅ローン利用者向けの住宅火災保険なので、それ以外の方は加入できない。
・家財が特約補償なので、建物に加入しないと家財は補償できない。
- 新規で住宅を購入した人
- 住宅ローン利用者で保険料を抑えたい人
《番外編》セコム損保 セコム安心マイホーム保険
補償内容 | |
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主契約 | ・火災・落雷・爆裂・爆発 ・風災・雹災・雪災 ・盗難 ・落下・飛来・衝突等 ・水漏れ ・破壊等 ・水災 |
主な特約 | ・地震保険 ・地震火災費用保険金補償特約 ・臨時費用保険金補償特約 ・失火見舞費用保険金補償特約 ・類焼損害補償特約 ・借家人賠償責任補償特約 ・個人賠償責任補償特約 ・ドアロック交換費用補償特約 ・携行品損害補償特約 ・破損・汚損損害等補償特約 ・建物付属機械設備等 ・電気的・機械的事故補償特約 |
その他サービス | セキュリティ・グレードアップ費用 |
保険料 | |
主な割引 | ・ホームセキュリティ割引(約17~37%) ・オール電化割引(約7%~17%) ・建築年割引(約1%~10%) ・長期年払割引(約6%~10%) |
保険料例 | ・T構造:6,600円 ・H構造1万9,900円 |
試算条件:東京都、建築年月10年以上、1年契約、ベーシックプラン、建物2,000万円、家財1,000万円、免責10万円の場合 |
プロがこの保険を選んだ理由
手厚い補償にお得な割引制度が使える
我が家は高齢の母親がいるため私がいない間に何かあると不安でセコムのホームセキュリティ(ペンダントタイプの握るだけで救急信号を送れるもの)を入れています。こちらにコストがかかりますがその分セコムの火災保険だと保険料が30%割引になるためこちらを選択致します。家族と家を守りたいと思っている私にはピッタリだと思います。また、最近減ってきたオール電化割引があるのも選択の理由です。補償も選びやすく保険料も安いのはありがたいと思います。ール電化住宅割引にしているのに石油ストーブなどを使用し火災になった場合は補償の対象外になる可能性があるため注意は必要です。
分かりやすい補償プランと割引制度が決め手
保険は、合理的かつシンプルに、経済的ダメージが大きいものに対してのみ掛けたいと考えており、保険料の安さを重視しています。セコムのホームセキュリティを利用している私にとってはホームセキュリティ割引などの割引制度を活用することで保険料を下げることができるこの保険が候補となりました。ちなみにホームセキュリティを利用していなくても割安です。以前は、外灯・ポストなどの屋外設備等が基本補償の対象外であったり、家財保険契約の上限が5年などのデメリットがありました。しかし、2015年10月の商品改定により、私が考えるデメリットがなくなり、希望するシンプルなプランでは保険料の安さが際立ったことにより、この保険を選択しました。少額の事故については、緊急予備資金で対応すると考えているため、全ての免責金額を20万円に設定をしてさらに保険料を抑えます。また、小さい子どもがいるため個人賠償責任保険を火災保険の特約として付けます。よって、個人賠償責任補償特約に示談交渉サービスがついていることも選択をする上での重要なポイントになっています。
必要な補償を割安で確保できる保険。個人賠責の3億円も気に入った
発生すると損害額が大きなリスクとなる、火災・落雷・破裂・爆発、風災・雪災・ひょう災、水災の基本補償を確保し、個人賠償責任特約を付帯するという前提で比較すると、保険料が最も割安なため選択しました。私にとって必要な補償を割安で確保できます。セコム損保は基本補償のプランが3種類のみで、破損・汚損の付け外しは自由にできますが、設計の自由度は高い方ではないでしょう。自由設計の保険もありますが、上記4種類の補償に絞って設計しても、それより広い範囲を補償するセコム損保のプランに比べ保険料は同水準かむしろ高くなってしまいます。この保険の保険料の安さは、設計の自由度が高くないことを補ってしまうと思います。
また、個人賠償責任特約は補償額が最高1億円までの保険会社も多いですが、自転車事故で1億円近い賠償の判例があることから、1億円では充分と言い切れません。セコム損保では3億円まで選択できる点もよいと思っています。
神奈川県の戸建てという前提で保険料を比較していますが、地域によってはセコム損保以外の保険会社の方が保険料が割安なケースもあります。また、新築の購入を前提に新築あるいは築浅割引の適用を前提にしていますが、築10年超の建物の場合、楽天損保など新築あるいは築浅割引がない保険会社の方が割安になるケースもあります。また、理由のコメントでは水災の補償を入れることを前提としましたが、マンションの場合、1Fでなければ水災は不要なケースが多いと思います。
ホームセキュリティ利用者に有利
私の場合はセコムのホームセキュリティを利用していることもあり、この保険に加入しています。比較的割安な同社の保険ですが、ホームセキュリティの利用者は利用内容に応じて保険料が大幅に割引かれるのでコスト面では優位です。最近の火災保険に見られるような自由設計タイプほど柔軟ではありませんが、私が必要としている「火災・落雷・破裂・爆発」「風災・雪災」「盗難」がセットになったプランがあるので問題ありません。私の場合、戸建に住んでいますが高台ですので水災の心配がない一方で、盗難は近所でも多発していることから盗難補償が必須です。その他、地震費用保険金や臨時費用保険金の内容を選べるところ、特約で付ける個人賠償責任保険特約に示談交渉サービスが付いているところがよいと思っています。
得票数は1位でしたが、その理由が「セコムのホームセキュリティ利用者だから」だったことを勘案し、今回は番外編という位置づけにしました。自由設計は効きにくいものの、シンプルな商品設計と手頃な保険料で、ホームセキュリティ割引をはじめ、豊富な割引制度が思った以上に好評でした。個人賠償責任特約の上限が3億円という点にも注目です。
- セコムのホームセキュリティに加入中の人、また加入を検討している人
- オール電化の人
- コストパフォーマンス重視の人
まとめ
商品名 | 票数 |
---|---|
AIG保険 スイートホームプロテクション(ホームライフ総合保険) | 3 |
セゾン自動車火災 じぶんでえらべる火災保険 | 2 |
三井住友海上 GK すまいの保険 | 2 |
損保ジャパン日本興亜 THEすまいの保険 | 2 |
楽天損保 ホームアシスト | 2 |
あいおいニッセイ同和損保 タフ・住まいの保険 | 1 |
富士火災 未来すまいる | 1 |
東京海上日勤 トータルアシスト住まいの保険 | 1 |
東京海上日勤 トータルアシスト超保険 | 1 |
日新火災火災海上 住自在 | 1 |
《番外編》セコム損保 セコム安心マイホーム保険 | 4 |
混戦のなか、カスタマイズ性に優れるAIG損保が他社を抑える結果になりました。価格を重視した人、パッケージ売りを重視した人、地震保険を含む補償力重視で考えた人など、プロの見方もさまざまでしたが、大体の見るべきポイントは理解できたのではないでしょうか。
いろんな意見を見すぎて逆に混乱してしまったという人は、考えこんで一社に絞るのではなく、複数の保険を一括で比較するのも手です。一つの目安として、まずは保険料だけで候補を絞ってみるといいでしょう。
調査概要
調査委託先 | FP-RECO | 調査地域 | 全国 |
調査日時 | 2016年2月18日~3月18日 ※調査日時以降も更新しています。 | 調査対象 | 30代~50代の男女20名 |
詳細条件 | ご当地FPによるお金情報の発信をしている「FP-RECO」に在籍しているFP15名と、火災保険を取り扱っている保険代理店の職員5名に、自分が入りたい、または実際に加入している火災保険をヒアリング。投票数の多い商品をランキング形式で掲載。 | ||
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