ども。忘年会、クリスマス、新年会と、散財シーズンで財布のひもが緩みかけているもぶ太です。これでも一応、妻子持ちですし、稼ぎもいまいちですから、節約は日々心がけるべきだと痛感しています。
とはいっても、ちまちま節約するのは性に合ってないので、とりあえずもぶ太は保険の見直しだけ行いました。まあこれも面倒っちゃ面倒なのですが、ちょっとした一手間でずーっと安くなるわけですから、今やらないでいつやるのかと(林先生流行語大賞おめでとうございます)。
そういうわけで今回は、これからもぶ太が行う予定の保険の見直しと、まだ検討段階ではありますが、「もし加入するならこういう入り方」という保険を紹介したいと思います。
概要
【見直し】生命保険から収入保障保険へ
60歳満期で2000万円の定期死亡保険に加入していますが、これを解約して収入保障保険に乗り換えることにしました。収入保障保険の仕組みをご存知ない方は下記のオールアバウトを参考にしてほしいのですが、要するに、契約者が年を取るにつれ貰える保険金が減る代わりに、保険料が安く抑えられている保険のことです。
もぶ太の歳(32歳)で2000万円と同等の保障となると毎月約6万円の受取設定になりますが、これだとあんまりなので10万円の契約にする予定です。仮に僕が明日死んでも120万円(10万円×12ヵ月)×28年で3360万円ですから、若い間だけなら定期型より保険料・死亡保障ともに優れていると思います。
これで月約5500円だった保険料が3500円に下がることになります。
【見直し】医療保険は入院給付金日額の減額と特約を削る
医療保険の保険料は入院給付金日額で大きく変わります。日額5000円と1万円だ と倍近く違うため、手っ取り早いのはここにメスを入れることです。もぶ太は奥さんの強いススメ(?)で1万円に設定しているのですが、今回を機に5000円まで落とすと、月額約3200円から1600円とまさに半分になります。
既に入院日額を5000円にしている人は特に見直す必要はないでしょう。下げたとしても3000円まで。理由は「高額療養費制度」があるからです。
【参考】 高額療養費制度とは?
ご存知の方も多いと思いますが、健康保険適用内の医療費の支払いには上限が設けられていて、70歳未満の一般所得者ならたとえ月100万円請求されても 8~9万円に減額(正確には払い戻し)されることになっています。高額療養費制度を使って窓口で9万円支払ったとして、30日で割ると1日あたり3000 円になるので「最低3000円」と言ったのですが、医療費とは別途かかる入院食事代(1食280円)をはじめ、もろもろの雑費を考慮すると1日5000円 が妥当かな、と思います。1日1万円もらえると確かに助かりますが、保険はそもそも損失をカバーするものなので、5000円あれば問題ないでしょう。
また、特約の選定にも注意が必要です。
【参考】 役に立たない生命保険の特約ベスト5
この方の記事のように攻撃的なことは言いませんが、確かに支払い条件の厳しい特約は注意すべきだし、保障のダブリは避けるべきです。私的には先進医療特約だけでOKかな?という気もします。月100円でも節約したい!という人なら別ですが、僕はそのくらいならまぁいいかなと思うので。
【新規加入】学資保険→払込期間を短縮させる
学資保険はその名のとおり教育資金の準備が目的なので、医療保障や育英年金がパックになったものは私的にノーサンキューです。でないと「受け取れる保険金の合計 < 支払った保険料の合計」になってしまいますから。元本割れを避けるためにもシンプルな貯蓄型を選びたいものです。
後はどうやって返戻率を上げるかですが、これは、保険会社が保険料を運用しやすいような入り方をしてあげるとアップするみたいです。具体的には、月払いではなく年払いにしたり、通常15年や18年の払込期間を10年などに短縮したりと、要は短期間に多くのお金を払い込めばいいということです。試しに某社で見積もってみると以下のような差が出ました。
保険料払込期間 | 18歳払済 | 10歳払済 |
---|---|---|
月払保険料 | 17,340円 | 38,660円 |
受取総額 | 3,000,000円 | 3,000,000円 |
累計払込保険料 | 2,913,120円 | 2,783,520円 |
戻り率 | 102.9% | 107.7% |
※契約者(保護者)32歳 ・男 、子ども(被保険者)4歳で見積もり
商品や契約者の条件にもよりますが、こうした方法で返戻率を110%以上に上げることも可能です。
【新規加入】節税効果の高い私的年金を選ぶ
老後の心配をするのはちょっと早いかもしれませんが、公的年金はあまり信用していないので、私的年金で老後の資金を補完することも検討しています。単純に資金を運用していくなら他の金融商品でもいいのですが、私的年金は支払った保険料が所得から控除されるものが多く、特に確定拠出年金は大きな節税メリットを得られることで知られています。
【参考】 税制優遇がある個人型年金の一覧と比較 | 個人年金保険の教科書
私的年金の代表格である個人年金保険が、所得税で最大4万円、住民税で2万8000円の控除なのに対し、確定拠出年金で支払った保険料は全額が控除対象です。たとえば課税所得400万円の人で計算した場合、次のような差額が出ます。
《個人年金保険》
・所得税 / (400万円-4万円) × 0.2 – 42万7500円 = 36万4500円で8000円の控除額
・住民税 / 同様の計算式2800円の控除額
= 計1万8000円の控除額
《確定拠出年金(月額1万円の場合)》
・所得税 /(400万円-12万円) × 0.2 – 42万7500円 = 34万8500円で2万4000円の控除額
・住民税 / 同様の計算式で2800円の控除額
= 計2万6800円の控除額
確定拠出年金は、毎月2万円の掛金なら4万2800円の計算になり、掛金が大きくなるほど節税効果を発揮する仕組みになっているので、貯蓄と同時に節税効果を重視するなら確定拠出年金が優れていると思います。
ただし、少なからずの運用リスクがあること、解約できず所定の年齢まで引き出せないことから、総合的なバランスでは個人年金保険が優れているかもしれません。
さいごに
今回の見直しを経て感じたのは、保険料や貯蓄率を重視するあまり、必要な保障まで削ったり、利率だけに目を奪われたりと、本来の目的を見失った契約にならないよう注意するべきだと思いました。少なすぎず多すぎず、でも万一のピンチを救ってくれる、バランスのいい入り方をオススメしたいです。
さいごに……節約テクでも何でもありませんが、2013年に最も節約できた見直しとして自動車保険を挙げておきます。
おまけ:【見直し】自動車保険→ばっさり解約
我ながらぶっ飛んだ見直しですが、この度マイカーを手放すことにしました。都内に住んでると車がなくても問題ないんですよね。特に僕は家に引きこもっている方が多いですし。これで自動車保険だけじゃなく、駐車場代、車検代、ガソリン代、メンテナンス費など年間で60~70万円かかってたものが0円に!
とはいっても月に数度は車に乗る用事もあるので、マイカーの代用としてカーシェアリングに入会しました。会員制のレンタカーです。いろいろ調べてみたところ、タイムズカープラスが月額1000円で、かつレンタル時間だけに加算されるシステム(通常は時間+走行距離)だったのでここに決めました。
【参考】 タイムズカープラス
車種がほぼ選べない、借りたいときに先約済みなことがある、長時間のレンタルは割高になるなどデメリットもありますが、月3万円を超えることはないですし、家族旅行などの遠出にはレンタカーを借りる予定なので今のところ問題ありません。
いらないと感じたらばっさり切る!保険の選定にはこういう思いきりの良さも必要だと思います。