ファクタリングで審査が甘いのはどこ?通過率の高い厳選5社を紹介

ファクタリングは、お金を借りる「融資」とは異なり、「売掛金の譲渡」という会計処理になりますので、「審査が迅速」「赤字や他社借入があっても審査に通りやすい」などの特徴があります。

もちろん、誰でも審査に通るわけではありませんが、審査の甘い会社では、請求書・通帳など必要最低限の書類を提出すれば通過することも可能です。

そこで、この記事では、審査通過率が90%を超え、ファクタリングで審査甘いと評価される5社を紹介します。

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サービス名審査通過率入金スピード手数料買取可能上限額ファクタリング種類
QuQumo98%〜最短2時間1%〜非公開2社間
アクセルファクター93%〜即日2%〜1億円2社間 / 3社間
ベストファクター92.2%〜即日2%〜1億円2社間 / 3社間/ 医療
ビートレーディング非公開最短2時間2%〜無制限2社間 / 3社間
日本中小企業金融サポート機構非公開最短3時間1.5%〜無制限2社間 / 3社間
※各社HPより表作成

上記の5社は、法人だけでなく、個人やフリーランスも利用可能で、提出書類が少なく、手数料の上限は高めですが、即日での入金に対応している点が特徴です。

ファクタリング会社の選び方や各社の具体的な特徴も踏まえて、審査が甘いファクタリング会社をご紹介します。

目次

審査通過率90%以上!ファクタリングで審査甘いと評価される5社を紹介

ファクタリングの審査が不安な方は、審査通過率が90%を超えているファクリング会社の中から選ぶのがおすすめです。

なぜなら、当サイトが実施したアンケート調査(※)によると、ファクタリング会社全体の平均審査通過率は81.25%で、審査通過率が90%を超えているファクタリング会社は相対的に審査基準が緩いと言えるからです。

ここからは、審査通過率が90%を上回り、ファクタリングで審査甘いとされる5社を具体的な特徴も交えて紹介します。

※ アンケート概要

調査委託先Freeasy調査地域全国
調査日時2024年1月24日調査対象20代~60代の男女1000名
調査概要3年以内にファクタリングサービスを利用した方に、審査通過の可否を質問し、ファクタリング審査の実態を調査

QuQuMo

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審査通過率98%〜
入金速度最短2時間
手数料1%〜14.8%
買取可能額制限なし
対応ファクタリング2社間ファクタリング
必要書類請求書
通帳
対象事業者個人事業主・法人

ファクタリング業者の中でも特に審査通過率が高いのがQuQuMoです。公式サイトで謳われている審査通過率は98%で、ほとんどの方が審査に通過していることがわかります。

ファクタリング審査が甘い理由は、必要書類の少なさにあります。提出書類は請求書と通帳のみで、確定申告書など面倒な書類は必要ありません。「法人・個人事業主どなたでも売掛金さえあれば利用可能」と公式サイトに明記されています。

申し込みから入金まで最速2時間という迅速さもQuQuMoの魅力の1つです。クラウドサインを利用したオンライン契約にあり、申し込みから契約までのプロセスをオンラインで完結させることができます。

また、インターネット契約に不慣れな方も安心できるよう、QuQuMoはサポートセンターを設けており、「ネットが苦手で不安だったが、サポートセンターに問い合わせしながら安心して契約を進められた」「担当者の対応が親切でスピーディーに契約できた」という評価の高い口コミが見られました。

アクセルファクター

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審査通過率93%〜
入金速度最短即日
手数料2%〜
買取可能額30万円〜1億円
対応ファクタリング2社間 / 3社間
必要書類請求書通帳
確定申告書
代表者の身分証明書
対象事業者個人事業主・法人

アクセルファクターは、特に2社間ファクタリングにおいて、原則即日入金という迅速なサービスを提供することで知られるファクタリング会社です。

この会社は、書類提出後の即日対応に強みを持ち、利用者からは「必要書類が少なく、迅速に対応してもらえる」といった口コミが多数見られます。これは、特に資金繰りに迅速な解決を求める事業者にとって大きなメリットといえます。

また、書類が不足している場合や税金の滞納がある状況にも柔軟に対応している点もメリットで、審査通過率は高く、93%となっています。手数料は2%〜で、上限は設定されていないため、多様なニーズに応えることが可能といえます。

さらに、アクセルファクターは買取可能な債権の下限を30万円と設定しています。これは業界標準の50万円から100万円よりも低く設定されており、少額の債権を持つ個人事業主やフリーランスにとって、他社では断られがちなニーズにも対応しやすいのも特徴です。

ただし、買取上限は1億円となっているため、大規模な資金調達のニーズには対応していない点には注意が必要です。

ベストファクター

ベストファクターを運営する株式会社アレシアの受付
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審査通過率92.2%〜
入金速度最短24時間
手数料2%〜
買取可能額30万円〜1億円
対応ファクタリング2社間 / 3社間
必要書類本人確認書類(免許証・パスポートなど)
入手金の通帳(WEB通帳含む)
請求書・見積書・基本契約書(取引先との契約関連書類)
対象事業者法人・個人事業主

ベストファクターは、審査通過率が92.2%と高く、ファクタリングで審査甘いと評価されるファクタリング会社です。手数料の上限が20%と他社に比べて高めに設定されていることが、審査の通過しやすさに一役買っていると考えられます。

契約時には面談が必要ですが、必要書類はウェブサイト上でアップロードでき、プロセスが簡略化されています。

また、売掛金の最大98%までの高い買取額を提供しており、手数料とのバランスを考慮すると、好条件であればおすすめの会社と言えます。

ファクタリング業界では、3社間ファクタリングの利用者が少ないため、2社間ファクタリングの手数料が高く設定されることが一般的です。

しかし、ベストファクターでは3社間ファクタリングの手数料を2%からとし、2社間ファクタリングも他社に比べて利用しやすい手数料設定にしています。

口コミからは「他社から乗り換えて手数料が安くなった」といった声や「3社間ファクタリングの料金プランが良心的」という評価が寄せられています。

個人事業主やフリーランスからの評価も高く、「個人事業主でも問題なく利用できた」「審査基準と料金のバランスが良い」「少額債権にも迅速に対応してくれた」といった口コミが多く見られます。

ビートレーディング

ビートレーディング東京本社受付
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審査通過率非公開
入金速度最短2時間
手数料2社間ファクタリング:4%〜12% 、3社間ファクタリング:2%〜9%
買取可能額下限も上限もなし
対応ファクタリング2社間 / 3社間
必要書類通帳のコピー(2か月分)
売掛債権を証明できる書類(請求書・注文書など)
対象事業者個人事業主・法人

ビートレーディングは全国に5箇所の拠点を持ち、迅速かつ親身なサービスを提供しているファクタリング会社です。

QuQuMo同様、審査に必要な書類は、通帳のコピーと売掛債権に関する資料2点のみというシンプルさです。

利用者の声でも、審査の柔軟性が高く評価されており、「赤字決算でも問題なく売掛金を買い取ってもらえた」という声が見られました。

QuQuMoと異なる特徴としては、2社間ファクタリングだけではなく、3社間ファクタリングにも対応しています。手数料は、2社間ファクタリングでは4%〜12%、3社間ファクタリングでは2%〜9%となっており、3社間ファクタリングを利用することで手数料を安く抑えることも可能です。

ビートレーディングは、公式LINEを活用することで、見積りから申し込み、資料の送付、審査までのプロセスがLINE上で完結します。これにより、来社する必要がなく、オンラインでの手続きが完結するため、最短2時間での入金が可能となっています。

また、ビートレーディングは、「専任女性オペレーター制度」を設け、ファクタリング初心者にも分かりやすい説明を心掛けています。ファクタリングの基本から融資との違いまで丁寧に説明してもらえるため、初めての方でも安心して利用できるのも大きなメリットです。

スタッフの対応の良さは特に高く評価されており、「利用者の不安な部分について親身に対応してもらえた」との口コミも多数あります。

日本中小企業金融サポート機構

日本中小企業金融レポート機構本社受付
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審査通過率非公開
入金速度最短3時間
手数料1.5%〜10%
買取可能額無制限
対応ファクタリング2社間 / 3社間
必要書類通帳のコピー3ヶ月分
身分証明書
売掛債権の証明する書類(請求書・契約書など)
対象事業者法人・個人事業主

日本中小企業金融サポート機構は、財務局および経済産業局が認定した、信頼できる支援機関です(※1)。

※1 2020年10月30日 第64号認定 参照:経営革新等支援機関認定一覧について|中小企業庁

審査に関しては、「提出書類に不備があった場合でも柔軟に対応してもらえ、審査を通過できた」という声や、「他社からの買取拒否に直面していた中で審査を通過できた」という声があり、審査の柔軟性が高いと評価されています。

この機構はファクタリングの審査において、通帳のコピー、売掛金に関する書類、身分証明書の3点を必要書類としています。必要書類が2点の業者と比べて「身分証明書」が追加されていますが、その分手数料の上限は10%とやや低めの設定になっています。

審査の結果は迅速で、最短30分で提示され、クラウドサインを利用したオンライン契約を結んだ後に入金されます。審査に必要な書類は、オンライン、メール、FAX、さらにはLINEを通じても提出可能なため、来社する必要がありません。

日本中小企業金融サポート機構は、ファクタリングだけでなく、M&A、事業承継、クラウドファンディングなど、経営全般に関する相談にも幅広く対応しています。

非営利団体としての特性を活かし、経営や資金面で悩む個人事業主や中小企業のサポートに注力しているのも特徴です。

また、公式サイトでは、簡単な質問に回答することで調達可能額や手数料を確認できるため、希望調達額に対する手数料を知りたい場合は、公式サイトの利用がおすすめです。

ファクタリング審査に落ちる主な理由

ファクタリングの審査に落ちる理由は多岐にわたります。特に、売掛先が個人である場合や、売掛先と新規取引をしている場合、または取引している期間が短いと判断される場合は、審査に落ちやすいとされています。これらの理由について詳しく見ていきましょう。

売掛先が個人の場合は審査落ちしやすい

ファクタリングの審査において、売掛先が個人である場合は、審査落ちしやすいという傾向があります。この理由は、個人の信頼性や安心感が法人に比べて低いと判断されることにあります。法人の場合、経営上の問題がない限り、売掛金の支払いが期待されるため、審査を通過しやすくなります。しかし、個人にはそのような経営的な安定性や信頼性が見込めないため、審査で不利になりがちです。

もちろん、信頼できる個人事業主の場合は、問題なく審査を通過することもありますが、多くの場合は、個人であること自体がマイナスポイントと見なされます。法人からの請求書が提供される場合、審査は比較的スムーズに進行しますが、個人からの請求書の場合は、その信頼性を証明する必要があります。

売掛先との取引している期間が短い場合は審査落ちしやすい

ファクタリングの審査において、売掛先と新規に取引している場合や、取引期間が短い場合は、審査落ちするリスクが高まります。これは、売掛先との信頼関係がファクタリングにおける重要な判断基準となるためです。売掛金回収においては、信頼できる取引関係が必須とされています。

新規取引の場合、売掛先の信頼性がまだ構築されていないとみなされ、その結果、審査基準が厳格化されます。取引期間が数ヶ月程度しかない場合や、取引履歴が不十分な場合にも同様に、審査はより厳しくなる傾向にあります。これは、短期間の取引では、売掛先の信頼性や安定性が十分に証明されていないとファクタリング業者が判断するためです。

審査をスムーズに通過するためには、取引先との関係性や取引期間が重要な要素になります。新規の取引先では審査が厳しくなる可能性が高いため、ファクタリングを利用する際には、長期間にわたる信頼関係を築いている売掛先からの請求書を提供することが望ましいでしょう。

ファクタリングの審査を通りやすくするコツ

ファクタリングの契約をスムーズに行いたい方や、審査に不安を感じている方は、以下3つのポイントに注意してファクタリングの申込みをしてみてください。

  • 2社間より3社間を利用
  • 支払いサイトが短い請求書
  • 審査通過率の高いファクタリング会社を利用

ファクタリングには2社間ファクタリングと3社間ファクタリングの二つの形態があります。一般的に、2社間ファクタリングはリスクが高いと判断されることが多いため、3社間ファクタリングの方が審査を通過しやすい傾向にあります。3社間ファクタリングでは、売掛金を提供している業者が間に入ることで、確認作業や信頼性が高まるため、審査に通りやすくなります。

また、支払い期限が短い売掛金の方が、ファクタリング会社から見て迅速に資金を回収できると判断されるため、審査に通りやすくなります。長い支払いサイトの売掛金では、時間がかかり回収までの負担が大きいと見なされがちですが、支払い期限が短ければ審査の通過率が上がります。

さらに、審査通過率の高いファクタリング会社を選ぶことも重要です。審査通過率が高い会社は、審査基準が比較的甘く設定されていることが多く、その結果、審査に通りやすい状況が生まれます。ファクタリング会社を選ぶ際には、提供されている情報をしっかりと確認し、自社に最適な選択を行うことが重要です。

審査甘いファクタリングサービスを利用する際の注意点

今回の記事では、審査が甘いファクタリング業者について紹介してきましたが、利用する際には下記の点に十分注意してください。

審査が甘いことを強調する業者の利用は避ける

「審査なし」「誰でも通る」などと謳うファクタリング業者には注意が必要です。

ファクタリング業者もビジネスであり、売掛先の信用状況、取引の歴史、財務状況などを詳細に分析し、それに基づいて審査を行っています。これは、業者が自身のリスクを回避するためです。したがって、「100%審査に通る」と謳う業者は、利用を避けるのが良いでしょう

これらの注意点に関しては、金融庁のウェブサイトに掲載されている「ファクタリングの利用に関する注意喚起」のページでも、重要な情報と警告が提供されています。

ファクタリングは、事業者が売掛債権を一定の手数料を徴収して買い取るサービスで、法的には債権の売買契約です。しかし、ファクタリングを装った高金利の貸付けを行う業者の存在が確認されており、これらは貸金業に該当する可能性があります。

金融庁は、実際には高金利の貸付けである可能性のあるファクタリングサービスの利用に注意するよう促しています。不安がある場合は法律の専門家に相談したり、金融庁の相談窓口に問い合わせてみましょう。

問い合わせ先:インターネット情報受付窓口(金融庁)

利用手数料の総額を確認する

審査が甘いファクタリングサービスでは、手数料が高額になる可能性が高いため、利用手数料の総額を事前に確認する必要があります。

ファクタリングにおいて法的な手数料の上限などはありませんが、一般的な手数料の相場は下記のようになります。

2者間ファクタリング10%~20%
3者間ファクタリング1%~9%

手数料は信用度の反映でもあります。そのため、初めての利用時には手数料が高めに設定されることがありますが、継続して利用することで信用が構築され、手数料が低くなる可能性もあります。

しかし、初回といえどあまりにも高すぎる手数料には注意が必要でしょう。

ファクタリングにおいて、高額な手数料を支払うと、かえって資金繰りが悪化し、多重債務に陥る危険性があります。たとえ審査に通過したとしても、20%を超える手数料のところは避けるのが賢明です。

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