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東京海上日動あんしん生命の「がん支援治療保険NEO」を徹底分析

「がん支援治療保険」の後継商品として2015年7月2日から販売されています。診断給付金・入院給付金を主軸に、がん3大治療(手術・化学・放射線療法)の保障がセットになった商品で、主な特徴として「抗がん剤治療特約の拡大」「悪性新生物初回診断特約の新設」「上皮内がんの診断給付金支払の改定」が挙げられます。 顧客の要望に応じた自在性あるプランとして開発されたという同商品ですが、グレードアップした点、逆にダウンしてしまった点を含め、詳しく見ていきましょう。

基本情報と主な保障内容

契約情報

契約可能年齢 0歳~75歳
保険期間 終身・10年(一部の保障・特約は期間の制限あり)
保険料払込期間 終身・60歳払込または保険期間と同一
払込回数 月払・半年払・年払
払込方法 口座振替・カード払

主契約

給付金 保障内容等
診断給付金 ・初めてがん(上皮内新生物含む)と診断確定されたとき
・回数無制限・2年に1回を限度
・がんが再発移転したとき(前回の支払事由該当日より2年経週後)
入院給付金 ・入院したとき。日数無制限

特約

給付金 保障内容等
悪性新生物初回診断特約・ 診断保険金 ・初めてがんと診断確定されたとき
手術給付金 ・所定の手術・放射線治療を受けたとき
・回数無制限(ファイバースコープ手術や放射線治療などは60日間に1回を限度)
治療給付金(抗がん剤治療) ・所定の抗がん剤治療を受けたとき(保険料払込期間10年)
通院給付金 ・入院給付金が支払われる入院後、通院したとき
・1入院につき45日、通算で730日まで
先進医療給特約 ・所定の先進医療を受けたとき技術料と同額
・通算支払限度:2,000万円
悪性新生物保険料払込免除特則 がんと診断確定されたとき

ここに注目!

抗がん剤治療の対象範囲が拡大

治療期間が長期に渡るケースが多い抗がん剤治療の実態を踏まえ、給付の対象範囲が拡大。なおかつ保険料も引き下げられました。抗がん剤は毎年新しいものが認可されており、重度のがん治療を考える際にかかせません。選択肢が広くなったのは心強いでしょう。

もしもの負担をカバーする悪性新生物診断特約が新設

主契約の診断給付金とは別に、悪性新生物をさらに手厚く保障する悪性新生物診断特約が新設されました。初めて悪性がんと診断されたとき1度だけ受け取ることができます。さまざまな治療を長期に渡って受け続けるときの金銭的不安をカバーするための保障ですが、比較表のとおり保険料が上がってしまう点は注意です。

知っておきたい

上皮内がんの診断給付金が1回きりに

上皮内がんの診断給付金が、複数回ではなく、保険期間中1回きりの給付になってしまいました。給付額は100%を維持していますが、軽いがんでも複数回・100%給付してくれる他社商品もあるだけに、見劣りするという人もいるでしょう。 とはいえ、そもそも上皮内新生物にかかる経済的負担は比較的軽いため、そこを削る代わりに悪性新生物に重きを置いた改定を良しとする声もあり、単純にデメリットと断じることはできません。

保険料例

あらかじめ用意されている3パターンの保険料を見積もってみました。

《見積条件》
契約者:30歳、男女、終身、月払の場合

保険料 / 保障内容
月払保険料 男性:5,337円
女性:5,236円
男性:4,387円
女性:4,429円
男性:3,912円
女性:4,025円
診断給付金 100万円 100万円 100万円
悪性新生物初回診断特約・ 診断保険金 200万円 100万円 50万円
入院給付金 日額1万円 日額1万円 日額1万円
手術特約 20万円 20万円 20万円
抗がん剤治療特約 10万円 10万円 10万円
通院特約 日額1万円 日額1万円 日額1万円
先進医療給特約 技術料と同額。通算支払限度:2,000万円
悪性新生物保険料払込免除特則

全体を通して

抗がん剤治療の拡大・悪性新生物診断特約、そして先進医療特約の限度額も引き上げされ(1,000万円→2,000万円)、重度のがんに対する保障が強化された印象です。プランの保険料はやや高めですが、ニーズに応じて主契約と特約を不可できるため調節は可能。総合的にはグレードアップした点が多いと言えます。

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