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アヒルのCMでお馴染みのアフラックが販売するEVERシリーズ。通常タイプの同商品のほか、女性向けタイプの「Lady’s EVER」、引受基準緩和型の「もっとやさしいEVER」があります。日帰り・短期入院、入院前後の通院、重度のケガなど、プランやオプションによって一生涯の医療保障を低価格で備えられる点をアピールしています。
保障内容 | ||
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主契約 | 疾病・災害入院給付金 | 日帰り~5日目までの入院は一律5日分(入院給付日額×5)給付 |
手術給付金 | 入院:入院給付金日額×40(重大手術 ※)、×10(重大手術以外) 外来:入院給付金日額×5 |
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放射線治療給付金 | 入院給付金日額×10 | |
疾病・災害通院給付金 | 入院給付金日額×0.6(通院ありプラン) | |
1入院支払限度日数 | 60、120日 | |
通算支払限度日数 | 1,095日 |
※がんに対する開頭・開胸・開腹手術や心臓への開胸術などによる手術を受けたとき
保障内容 | |
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三大疾病入院一時金特約 | 三大疾病で入院したとき |
三大疾病保険料払込免除特約 | 三大疾病で所定の事由に該当したとき |
三大疾病無制限型長期入院特約 | 三大疾病で入院したとき |
ケガの特約 | ・災害通院給付金:ケガで通院したとき ・特定損傷給付金:骨折、関節脱臼、腱の断裂をしたとき |
終身特約 | 特約死亡保険金・特約高度障害保険金 |
生存祝金特約 | 3年ごとの契約応当日に生存しているとき(通院ありプランのみ) |
先進医療給付特約 | 技術料・通算2,000万円まで |
入院は日帰り入院含め5日以内なら一律で入院給付金日額の5倍受け取れる点が特徴。5,000円なら2万5,000円ですね。入院から在宅治療へシフトしている昨今、5日以内の短期入院も十分あり得るためお得に思える一方、180日以内に再入院すると、「原因を問わず」1回の入院と見なされる設計が残念です。もちろん、病気とケガとでは別々の入院として扱ってくれますが、「病気→病気」「ケガ→ケガ」の再入院では前回の入院日数を引き継いだ「1入院」としてカウントされます。
手術給付金は、重大手術以外は一律で入院給付金の10倍というのも評価が分かれるところ。広義では「倍率型」に属しますが、少し限定的な分、幅広く備えたい人には不安かもしれません。
詳細 | ||||
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プラン | 通院あり | 通院なし | ||
保険料(※) | 【男性】 30歳:1,897円 40歳:2,470円 50歳:3,693円 |
【女性】 30歳:1,965円 40歳:2,325円 50歳:3,293円 |
【男性】 30歳:1,609円 40歳:2,104円 50歳:3,114円 |
【女性】 30歳:1,659円 40歳:1,974円 50歳:2,774円 |
引受年齢 | 0~85歳(※1) | |||
保険料払込期間 | 60歳半額・60歳払済・終身 | |||
払込方法 | 月払、半年払、年払 | |||
口座振替・クレジットカード払い |
※1.払込期間により異なる
※入院給付金日額5,000円、先進医療給付特約、終身払の場合
通院あり/なしの両プランを算出してみました。通院保障は、「入院を伴う病気やケガの通院」と他社同様の縛りがあるものの、どちらを選んでも大した金額差はないため、付けておいても損はない気がします。
保険料払込期間に「60歳半額タイプ」とありますが、これは定年以降の保険料が半額になるという払込方法です。定年後は収入が減るため老後の安心感が得られますね。ただ、代わりに60歳までの保険料が割高になる、保険の見直しがしにくくなる(フットワークが重くなる)というデメリットも内包している点、理解しておいてください(どちらも良い・悪いはありません)。
基本的には保険料が高くなく、一般的な範囲の入院・通院をカバーできる保険として評価は低くないという印象です。ただし前述した1入院のカウントの仕方のように、調べてみないと分からない盲点もあるため、メリット・デメリットはパンフレットやコールセンターなどから情報を得てきちんと把握しておきましょう。