アクサの「「一生保障」の医療保険 プライム120」を徹底分析

《注》この保険は現在、販売が停止している可能性があります。新商品については「一生保障」の医療保険 スマート・ケア」のページでレビューしていますので、よろしければそちらをご覧ください。

解約返戻金がない分、保険料の単価を下げた割安の終身医療保険で、同シリーズの『プライム60』がさらに拡張した商品です。商品名のとおり1入院の支払限度日数が120日に伸びているほか、公的医療保険の対象である1,000種類の手術・放射線治療を特約なしでカバーします。

主契約の内容

プライム60では特約で補強しないと物足りなかった手術保障も、プライム120では主契約だけでカバーできます。死亡保険金まで付いていますね。

代わりに（？）ガン入院給付金がありませんが、がんの治療は入院から通院主体にシフトしているため、あまり気にする必要はないかもしれません。

特約・特則の内容

同シリーズで共通する部分は、プライム60のページに譲るとして、ここでは120のみに付帯できる特約に注目してみます。

そこで『介護終身給付金』以下を見てみると、どれも被保険者の死亡や労働不能状態に備える「万一の保障」が主ですね。こうした特約は一般的に給付条件が厳しく、単体の保険の方が使いやすいものが多いです。事実、たとえば介護終身給付金は、公的介護保障の要介護度に連動しておらず、給付のハードルが高いように感じました。

保険料・他

残念ながら、プライム120はwebサイトから見積ができません。詳細は資料請求または専門のスタッフにご相談ください。

まとめ

重度のリスクに備える特約が特徴ですが、どれも給付条件が良いとはいえないので、付帯するなら先進医療特約のみのシンプルな形でいいと思います。しかしそうすると、わざわざプライム120を選ぶ必要がない気も……。プライム60同様、新たに改良されるのを待った方がいい商品かもしれません。