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《注》この保険は現在、販売が停止している可能性があります。新商品については「一生保障」の医療保険 スマート・ケア」のページでレビューしていますので、よろしければそちらをご覧ください。
「セルフガード60」は、2012年に発売した同タイトル「セルフガード30」のグレードアップ版の終身医療保険。商品名のとおり、1入院の支払限度日数を30日から60日に拡大するとともに、所定の生活習慣病や三大疾病にかかる費用を手厚くカバーできる設計になっています。
保障内容 | |||
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主契約 | 疾病入院給付金 災害入院給付金 |
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手術給付金 | I型 | ・入院:入院給付金日額×20 ・通院:入院給付金日額×5 |
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II型 | ・所定(※1)の脳卒中・急性心筋梗塞の治療を目的とした手術:入院給付金日額×40 ・それ以外の入院手術:×入院給付金日額×10 ・通院:入院給付金日額×5 |
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放射線治療給付金 | 入院給付金日額×10 | ||
1入院支払限度日数 | 60日 | ||
通算支払限度日数 | 1,095日 |
※1.入院し、脳卒中のための開頭術・急性心筋梗塞のための開胸術による手術を受けたとき
保障内容 | |
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生活習慣病入院給付特則 | 生活習慣病による1入院の支払限度日数が365日に拡大 |
3大疾病診断保険料払込免除特則 | 3大疾病(悪性新生物・急性心筋梗塞、脳卒中)で所定の状態に該当したとき |
3大疾病保障終身保険特約 | ・死亡保険金:被保険者が死亡したとき ・高度障害保険金:所定の高度障害状態になったとき ・3大疾病保険金:所定の状態になったとき |
先進医療給付特約 | ・先進医療給付金:技術料・上限1,000万円、通算2,000万円まで ・先進医療一時金:一律15万円 |
セルフガード60がメリットとして押し出している「生活習慣病入院給付特則」を付けると、7大生活習慣病で入院したときの支払限度日数が365日まで拡大します。平均在院日数が短縮化し続けるなか、どこまで入院させてくれるか分かりませんが、実際に長期で入院している人が一定数いるのは事実。高額になりがちな治療費を1年間カバーできます。傷病手当金のない自営業者には心強いでしょう。
手術給付金を2タイプから選べるのも特徴。セールスポイントにしているのは、所定の脳卒中、急性心筋梗塞による手術を手厚く保障するII型ですね。入院給付金日額の40倍が受け取れます。なお、両タイプとも、入院の有無を問わず公的医療保険制度の対象である約1,000種類の手術と放射線治療が保障されます。
詳細 | ||
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保険料(※) | 【男性】 30歳:6,071円 40歳:8,784円 50歳:1万3,631円 |
【女性】 30歳:5,925円 40歳:7,593円 50歳:1万478円 |
引受年齢 | 5~75歳 | |
保険料払込期間 | 60歳・65歳・70歳・75歳満了、終身 | |
払込方法 | 月払、半年払、年払 | |
口座振替、団体扱・集団扱、送金扱 |
※II型、入院給付金日額1万円、生活習慣病入院特則、3大疾病診断保険料払込免除特則、死亡保険金不担保特約、先進医療給付特約、3大疾病保障終身保険特約(死亡保険金100万円)、終身払の場合
数個のオプションが付いているモデルプランのため保険料は高めですが、主契約、生活習慣病入院特則、先進医療特約くらいの保障で、入院給付金日額を5,000円にまで下げるとかなりリーズナブルになるはずです。
I型かII型かでも保険料が変わりますが(II型のほうが高いです)、I型を選ぶなら同商品を選ぶ理由そのものが薄れると思われます。
売りにしている生活習慣病入院特則や手術保障に魅力を感じるかどうかがポイント。良しあしの判断が難しいでしょうが、同じくアクサ生命が販売している「プライム60」は、「手術補完給付特約」という特約を付けない限り手術の保障範囲が従来の88種類になるなど、互いの特徴が現れていて面白いです。アクサ生命がご贔屓という人は、両商品を比較検討するのもいいのではないでしょうか。