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「入院一時金」が主契約で短期入院にも備えられると評判の「医療ベスト・ゴールド(無解約返戻金型入院一時金給付保険)」について調べました。
特約の「入院給付金」や「継続入院一時金」を付けることで長期入院にも備えることができるなど、自分で保障プランをカスタマイズすることもできます。
昨今、医療技術の進歩により入院は短期化する傾向にあり、FWD富士生命の調査では、入院患者の約2人に1人は7日以内に退院しているということです。病気になって入院治療を受けても1週間以内の短い入院なら、入院日数で給付金額が決まる医療保険では十分な保障を得られるとは限りません。その点、「医療ベスト・ゴールド」では、入院一時金が主契約となっているため、入院日数とは関係なく10万円から30万円の保険金を受け取ることができます。
自分に必要な保障だけをカスタマイズしたいという人が増えてきています。「医療ベスト・ゴールド」は、さまざまなケースに備えられるよう多くの特約が用意されているので、自分で保障プランを考えたい人のニーズに応える医療保険となっています。
入院給付金や手術給付金などを付加すれば従来のオーソドックスな保障プランとなりますし、特定疾病一時金特約を付加すれば、通院でがんの治療を受けることになっても安心です。その他、無事故給付金や継続入院一時金もありますが、気になる特約を全て付加してしまうと、保険料が高額になってしまうので注意が必要です。
あくまで概要ですので、詳細はパンフレットや公式サイトなどでお確かめください。
契約可能年齢 | 0歳~80歳 |
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保険期間 | 終身、60歳、65歳、70歳 |
保険料払込期間 | 終身、60歳、65歳、70歳 |
払込回数 | 月払・半年払・年払 |
払込方法 | 口座振替・カード払 |
給付金 | 主な支払条件・保障内容 |
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女性特定診断給付金・ がん診断給付金 |
・病気やケガで入院したとき ・10万円、20万円、30万円からプランを選択 |
がん無事故給付金 | ・短期払いで、保険料払込満了後に死亡した場合 ・保険料払込期間中に死亡した場合は支払われない |
給付金 | 主な支払条件・保障内容 |
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先進医療給付金 先進医療一時金 |
・先進医療による療養を受けたとき技術料と同額の給付金、通算2000万円まで ・上記給付金が支払われる療養に付随して一時金、先進医療給付金×10% |
継続入院一時金 | ・病気やケガで30日以上継続して入院したとき、1回の入院で30日を超えるごと一時金 |
3大疾病保険料払込免除特約 | ・3大疾病(悪性新生物・心疾患・脳血管疾患)で所定の状態に該当したとき、以後の保険料払込が免除 |
特定疾病一時金 | ・悪性新生物と診断確定されたとき ・心疾患、脳血管疾患で所定の手術を受けたとき、または15日以上継続して入院したとき |
上皮内新生物一時金 | ・上皮内新生物と診断確定されたとき |
入院給付金 | ・病気やケガで入院したとき、1回の入院に60日まで(通算1096日まで) ・7大生活習慣病無制限特則付加(外すことも可) |
手術総合保障特約 | ・入院中の手術1回につき手術給付金額 ・入院以外の手術1回につき手術給付金額 ×25% ・放射線治療1回につき手術給付金額 × 25% ・病気・ケガで所定の骨髄移植術を受けたとき手術給付金額 × 25% ・骨髄幹細胞または末梢血幹細胞の採取術を受けたとき手術給付金額 × 25%(この特約の責任開始日から1年経過した日以後) |
指定難病一時金 | ・指定難病を発病し所定の支給認定を受けたとき(1回のみ) |
無事故給付金 | ・5年ごとの対象期間中に疾病入院一時金または災害入院一時金を受け取らなかったとき |
では、実際に保険料を見積もってみましょう。
以上の条件で、30歳、40歳、50歳の男女の保険料(口座振替扱・月払)を計算してみます。
男 | 女 | |
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30歳 | 3,200円 | 3,175円 |
40歳 | 4,563円 | 4,076円 |
50歳 | 7,051円 | 5,792円 |
選択する保障プランよっては、保険料を下げることも可能です。たとえば主契約の入院一時金10万円のみの契約にすれば、50歳男性でも2,437円まで下げることができます。医療ベスト・ゴールドは、自分で必要な保障を選べる医療保険なので、保険料を計算しながら契約プランを考えると良いでしょう。
従来の医療保険が、入院や通院の日数に応じて給付金を受け取れる保障プランとなっていたのに対し、医療ベスト・ゴールドは一時金でまとめて給付金を受け取れる保障が中心となっています。一時金は使う目的が限定されないので、この保険ではカバーできない治療、たとえば通院治療なんかも入院一時金で対応することができます。
入院が確定した時点でまとめてもらえて、あらゆる目的に利用できる入院一時金中心の保障プランは、使い勝手が良いでしょう。
医療ベスト・ゴールドは、短期入院に対しての備えという点では大変優れていますが、主契約だけでは長期入院になったときの備えに不安を感じます。確率は低くても起こると大変なことになるリスクに備えるのが保険ですから、長期入院となるリスクにも備えておきたいものです。
そのためには、継続入院一時金特約や入院保障特約などを検討するといいでしょう。また、がん、心疾患、脳血管疾患などの重大疾患にも、特定疾病一時金を付加して備えることができます。
加入者は(株)ティーペックが提供する以下の健康サービスを利用することができます。
健康に不安を感じたときやケガや病気の緊急処置を24時間・年中無休で相談できる健康医療相談や、病気になった場合はよりよい医療を選択するためのセカンドオピニオンや受診手配・照会サービスを利用できるセカンドオピニオンサービスなど、充実したサービスを利用できるのが魅力です。
当サイトによくお問い合わせいただく内容をまとめました。なお、パンフレットなどの資料にも記載のある内容ですので、もっと詳しく知りたい場合はそちらをご覧ください。
通院給付金はありませんが、入院一時金でまとまった金額を受け取ることができるので、退院後の通院も安心です。
指定難病は、原因が分からずに治療法も確立されていない病気で、法律で330種類が指定されています。パーキンソン病 、もやもや病、潰瘍性大腸炎、ベーチェット病などがあります。
死亡給付金は、保険料の払込が終わった後でないと対象となりません。たとえば、保険期間が終身で保険料払込期間を60歳満了とすれば、60歳以降に死亡したときに入院一時金と同額を受け取れます。ですから、払込期間が終身の場合には死亡給付金を受け取ることはできません。
入院したら一時金で給付金をもらえるので、短い入院の場合でもしっかり保障を受けられるのが特徴。また、特約も一時金で受け取れる保障が中心となっている点は医療ベスト・ゴールドならではです。
一時金であれば、まとめて受け取れて、あらゆる目的に使うことができるので使い勝手がいいでしょう。ただ、長期に入院した場合の備えは、保障をプラスするか検討する必要があります。自分で考えて保障プランをカスタマイズしたい人におススメの保険です。