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健康な人は保険料が安くなる「リスク細分型」を導入している、医療保険としては珍しい保険。2012年発売の「こだわり医療保険」のリニューアル版です。これまでもノンスモーカー(非喫煙者)の保険料を割安にするなど、健康志向寄りの商品を開発してきたマニュライフ生命。バージョン2に込めた「こだわり」とはどんな点なのか、調べてみました。
保障内容 | ||
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主契約 | 疾病入院給付金 災害入院給付金 |
日帰り入院対応 |
手術給付金 | 入院給付金日額×10 | |
1入院支払限度日数 | 45、60、120日 | |
通算支払限度日数 | 1,000、1,095日 |
1入院の支払限度日数を60日以下に設定できます。平均在院日数の短縮化が進むなか、60日も入院する確率はそう高くないと考え、保険料重視で45日を選ぶのもありでしょう(と言ってもほとんど変わりませんが)。手術給付金は一律10倍のシンプルな設計。その分、保険料が抑えられています。
保障内容 | |
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先進医療特約 | ・先進医療給付金(技術料):通算2,000万円まで ・先進医療見舞給付金:5万円 |
入院見舞給付金 | 入院給付金日額×5(日帰り入院対応) |
七大生活習慣病入院支払限度延長 | がん・心疾患・脳血管疾患・高血圧性疾患・糖尿病・肝硬変・慢性腎不全での入院限度日数を120日に延長 |
女性疾病入院給付金 | 所定の女性疾病で入院したとき指定の入院給付金日額を上乗せ |
特定疾病保険料払込免除特則 | がん・急性心筋梗塞・脳卒中で所定の状態になったとき |
1入院の支払限度日数を45日または60日型に設定したときのみ、七大生活習慣病(がん、心疾患、脳血管疾患、糖尿病、高血圧症疾患、肝硬変、慢性腎不全)で入院すると保障日数が120日まで伸びます。それは喜ばしい設計なのですが、他社ではこれに加え、三大疾病(がん、心疾患、脳血管疾患)での入院時は限度無制限になる商品もあるので、欲をいえば追加してもらいたいところ。
詳細 | ||||
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割引 | スタンダードプラス | スタンダード | ||
保険料(※) | 【男性】 30歳:1,366円 40歳:1,811円 50歳:2,621円 |
【女性】 30歳:1,466円 40歳:1,701円 50歳:2,321円 |
【男性】 30歳:1,806円 40歳:2,576円 50歳:4,261円 |
【女性】 30歳:2,006円 40歳:2,241円 50歳:3,246円 |
引受年齢 | 0~70歳(※1) | |||
保険料払込期間 | 60、65、70、75歳、終身 | |||
払込方法 | 月払、半年払、年払 | |||
口座振替(半年、年払)、クレジットカード払(月払、半年払、年払) |
※1.特定疾病保険料払込免除特則有・無による
※入院給付金日額5,000円、入院限度日数60日、先進医療特約、終身払の場合
冒頭で述べたとおり、被保険者の健康状態によって保険料が安くなる仕組みで、同社が定める基準(過去5年以内に入院・手術歴がない等)を満たした場合は「スタンダードプラス」、満たさない場合は「スタンダード」の保険料が適用されます。スタンダードプラスでの保険料はご覧のとおりかなり格安。男女共に50歳代でも3,000円以内で基本的な保障を確保できます。
保障内容は月並みですが、保険料の割引率は魅力。健康体の人は候補に入れておいていいのではと思います。ただし、リスク細分型保険が必ずしも最安値になるとは限らないため、ライバル商品との比較検討は怠らないようにしてください。