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主契約は終身入院保険(入院給付金)のみ。手術給付金も付いておらず、必要な保障はさまざまな特約を組み合わせて作り上げていくタイプの医療保険です。
保障内容 | |
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主契約 | 入院給付金 |
1入院支払限度日数 | 180日 |
通算支払限度日数 | 1,095日 |
主契約だけだと入院給付金があるだけなので、ここに特約を追加していきます。元気のミカタの公式Web サイトでは、同じく終身保障の『終身保険特約(死亡保険)』が付帯してあります。その他の特約はすべて定期型保障です。
保障内容 | |
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入院治療保障特約 | 診療報酬点数×1(I型)×2(II型)×3(III型) |
先進医療特約 | 技術料:通算2,000万円まで |
がん保障特約 | 悪性新生物と診断されたとき診断一時金 |
がん・上皮内新生物保障特約 | 初めてがんと診断されたとき診断一時金 |
6大疾病保障特約 | 急性心筋梗塞・脳卒中・重度の糖尿病・重度の高血圧性疾患(高血圧性網膜症)・慢性腎不全・肝硬変にかかり、所定の状態に該当したとき一時金 |
がん保険料払込免除特約 | 初めて悪性新生物と診断されたとき以降の保険料を免除 |
生活サポート終身年金特約 | ・生活サポート終身年金:所定の日常生活制限状態に該当したとき ・死亡給付金:死亡したとき |
介護終身年金給付特約 | ・介護終身年金:所定の介護状態に該当したとき ・死亡給付金:死亡したとき |
終身保険特約 | 死亡または所定の高度障害状態に該当したとき |
リビング・ニーズ特約 | 余命6ヶ月以内と宣告された場合に保険金給付 |
重度がん保険金前払特約 | 重度のがんに該当したとき死亡保険金またはその一部を給付 |
個性的な特約がいくつかあるので見て行きましょう。
まず、手術給付金の代わりになるのが『入院治療保障特約』という保障。これは診療報酬点数、つまり施された医療行為の種類によって給付金額が変動するという保障で、入院中しか適用されません。1度の入院につき受け取れる限度は、それぞれ90万円(III型)、60万円(II型)、30万円(I型)で、通算600万円までです。
次に、悪性新生物を保障する特約(『がん保障特約』)と、軽微がんも保障する特約(『がん・上皮内新生物保障特約』)が2つ用意されている点にも注目です。がんの治療は、軽微がんだとそこまでお金がかからないため、「軽微がんは貯蓄で対応するから悪性がんだけ保障して欲しい」という人と、「どちらも不安だから保障して欲しい」という人に分かれます。
すべてのがんを保障する特約の方がお得な気がしますが、前者の人からすれば、自分で対応できるリスクにまで保険料を支払っていることになってしまいます。その意味で、診断一時金が2種類設けられているのは嬉しい気遣いでしょう。……ただし、がん・上皮内新生物保障特約は、1度使うと消滅してしまうのが残念です。
がん特約はもう一つ、『重度がん保険金前払特約』という保障があります。悪性新生物と診断確定され、標準的な治療を受けたにもかかわらず回復が期待できない場合、死亡保険金またはその一部がおりる保障のことで、『リビング・ニーズ特約』のがん限定版と考えると分かりやすいでしょう。
最後に、『生活サポート終身年金特約』や『介護終身年金給付特約』は、給付条件が公的保険制度と連動していて分かりやすいものの、要介護3以上など、ややハードルが高いのが気になります。
詳細 | ||
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保険料(※) | 【男性】 30歳:6,129円 40歳:8,587円 50歳:1万2,601円 |
【女性】 30歳:7,822円 40歳:1万548円 50歳:1万4,336円 |
引受年齢 | 16~75歳 | |
保険料払込期間 | 65歳払 | |
払込方法 | 月払、半年払、年払 | |
口座振替、送金扱 |
※入院給付金日額5,000円、死亡保険金50万円、がん保険料払込免除特約ありの場合
払込期間は65歳払いのみ。セカンドライフで保険料に苦しむことはなさそうですが、その代わり保険料は割高です。
また、終身部分は主契約と終身保険特約だけなので、その他の特約を付けている場合は10年ごとに保険料が上がることをお忘れなく。
いろんな特約を付けると典型的な保障太りをしそうです。あれこれ組み合わせるのはいいですが、一つひとつの保障内容をきちんと理解したうえで付帯しましょう。
また繰り返しになりますが、特約は終身保険特約を除いてすべて定期型なので、長いスパンで見たときの保険料の負担を試算しておきたいです。