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「健康体なら保険料が安くなる」。以前から、たばこを吸わない人の保険料を優遇する生命保険や医療保険はありましたが、ここ最近の保険はもっと幅を広げて、健康な人全般の保険料を割り引こうという流れになっています。
「健康保険料率」を導入し、所定の要件を満たせば保険料が安くなるネオファースト生命の「ネオdeいりょう」もその一つです。
過去5年間の入院歴、喫煙の有無、BMI値(※)の3つ項目について、所定の要件を満たした場合、保険料が2割から3割程度安くなる「健康保険料料率」が適用されます(割引率は年齢・性別等で異なる)。
※身長と体重のバランスを判断する指標。「体重(kg)÷身長(m)×身長(m)」で求めます。
「ネオdeいりょう」では、18以上27未満であれば健康保険料料率の要件を満たすことになります。
手術給付金が支払われる条件に、「入院を伴う」という決まりがあるのはよく見かけますが、ネオdeいりょうでは入院していなくても給付金を受け取れます。具体的には、外来手術の1回あたりの給付金額を指定し、入院を伴う手術の場合は、外来手術の2倍または4倍の給付金が支払われる、という仕組み。
給付金額を『Ⅱ型』にした場合は、重度の三大疾病(がん・心疾患・脳血管疾患)の手術であれば、外来手術の8倍(最大80万円)が支払われます。また、公的医療制度適用の放射線治療を受けた場合も給付金が支払われます。
手術給付金が支払われる条件に、「入院を伴う」という決まりがあるのはよく見かけますが、ネオdeいりょうでは入院していなくても給付金を受け取れます。具体的には、外来手術の1回あたりの給付金額を指定し、入院を伴う手術の場合は、外来手術の2倍または4倍の給付金が支払われる、という仕組み。
給付金額を『Ⅱ型』にした場合は、重度の三大疾病(がん、心疾患、脳血管疾患)の手術であれば、外来手術の8倍(最大80万円)が支払われます。また、公的医療制度適用の放射線治療を受けた場合も給付金が支払われます。
がん(上皮内がんを含む)、心疾患、脳血管疾患のいずれかの治療に伴う入院をした場合、主契約の入院給付金の1回当たりの入院日数(60日または120日)および、通算入院日数(1,095日)の上限が適用されず無制限になります。
三大疾病で所定の状態になった場合に支払われる一時金は、再発した場合でも受け取ることはできます。支払条件は、前回の支払事由に該当したときから1年経過していればOKという、比較的短いもの。つまり、1年経過していれば何度でも一時金が受け取れるということです。
あくまで概要ですので、詳細はパンフレットや公式サイトなどでお確かめください。
契約可能年齢 | 健康保険料率:20~85歳、 標準保険料率:0~85歳 |
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保険期間 | 終身 |
保険料払込期間 | 終身払 60歳払済、65歳払済、70歳払済、75歳払済 3年払済、5年払済、10年払済 |
払込回数 | 月払・年払 |
払込方法 | 口座振替・カード払 |
給付金 | 主な支払条件・保障内容 |
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疾病入院給付金 災害入院給付金 |
・病気や不慮の事故で所定の入院(日帰り入院含む)した場合 ・1回入院日数上限:60日型、120日型 ・通算入院日数上限:1,095日 ・入院給付金日額:3,000円~2万円(1,000円刻み) |
給付金 | 主な支払条件・保障内容 |
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手術保障 (手術給付金) |
・外来手術: 1万~20万円(5,000円刻み) ※ Ⅰ型(4倍)とⅡ型は上限10万円 ・入院手術: |
入院一時給付金 | ・日帰り入院含む:1万~20万円(5,000円刻み) ・支払限度:50回 |
通院特約 (通院給付金、通院一時給付金) |
・主契約給付対象の入院により退院後に通院した場合 ・通院給付金 日額:2,000~1万円(1,000円刻み) がんが原因の場合は無制限、それ以外は1回の通院対象期間につき30日、通算1,095日 ・通院一時給付金 ~2万円(1,000円刻み) 1回の通院対象期間につき1回 |
治療保障特約 (入院治療給付金、外来手術治療給付金) |
・公的医療保険制度対象の入院をした場合 ・外来で公的医療保険制度の手術を受けた場合 ・給付限度:1か月あたり 10万円型、20万円型、30万円型 ・通算:360万円 |
女性疾病入院給付金 | ・がんや女性特有の病気により入院した場合 ・上乗せ給付金額:3,000~2万円(1,000円刻み) ・支給限度:1回入院日数:60日または120日 ・通算入院日数:1,095日 |
抗がん剤治療給付金 | ・公的保険制度の対象となる所定の抗がん剤治療を受けた場合 ・給付金額:5万円~30万円(1万円刻み・1ヶ月あたり) ・支給限度:通算回数無制限 |
がん診断給付金 | ・がん一時給付金 はじめてがん(上皮内がん含む)と診断された場合 直前のがん一時給付金支払事由に該当した日から1年経過後に同治療を目的として入院した場合 ・心疾患一時金(※) 心疾患の治療を目的として継続20日以上入院した場合 心疾患の治療を直接の目的とした手術を受けた場合 ・脳血管疾患一時金(※) 脳血管疾患の治療を目的として継続20日以上入院した場合 脳血管疾患の治療を直接の目的とした手術を受けた場合 ※直前に対象となる一時金の支払事由に該当した日から1年以内に該当した場合を除く |
先進医療給付金 | ・所定の先進医療技術にかかる治療を受けた場合 ・先進医療技術料支払限度:通算2,000万円 |
特定疾病保険料払込免除特約 | ・特定疾病により所定の事由に該当した場合、以後の保険料が免除 ・対象の特定疾病: Ⅰ型 / 上皮内以外のがん、急性心筋梗塞、脳卒中 Ⅱ型 / がん(上皮内がん含む)、急性心筋梗塞、脳卒中 Ⅲ型 / がん(上皮内がん含む)、心疾患、脳血管疾患 |
三大疾病日数無制限特則 | がん(上皮内がん含む)、心疾患、脳血管疾患により入院した場合、 入院給付金の入院日数の上限が無制限(1回あたりおよび通算ともに適用) |
※抗がん剤治療給付金、がん診断給付金、三大疾病一時給付特約のうちがんに係る部分、特定疾病保険料払込免除特約のうちがんに係る部分等、がんに係る保障については責任開始日から90日間は免責です。
※先進医療給付金、治療保障特約は保障期間が10年更新です(契約年齢が81~85歳の場合は終身)。
では、実際に保険料を見積もってみましょう。
以上の条件で、20歳~60歳の男女の保険料を、保険料の料率ごとに計算してみます。
契約年齢 | 男性 | 女性 |
---|---|---|
20歳 | 1,813円 | 2,273円 |
30歳 | 2,486円 | 2,839円 |
40歳 | 3,645円 | 3,392円 |
50歳 | 5,534円 | 4,417円 |
60歳 | 8,399円 | 5,928円 |
契約年齢 | 男性 | 女性 |
---|---|---|
20歳 | 2,885円 | 3,120円 |
30歳 | 3,968円 | 3,783円 |
40歳 | 5,821円 | 4,745円 |
50歳 | 8,760円 | 6,355円 |
60歳 | 1万2,998円 | 8,498円 |
保険料の割引率について、年齢による大きな差は顕著ではありませんが、性別では男性が3割~4割、女性が2割から3割と、女性の方がやや割引率が低い傾向にあります。また、健康保険料率の場合、他の医療保険と比較してもかなり安く保険料になっています。
先進医療のうち「重粒子線治療」「量子線治療」を特定の医療機関で受ける場合、その技術料を一時負担することなく、保険会社が直接医療機関に支払う「特定先進医療キャシュレスサービス」の適用が受けられます。
適用を受けるためには、原則として責任開始日から2年経過後が条件です。
医療保険は本来、退院後に手続きをして給付金が支払われます。ところが、入院する場合、身の回り品や医療機関への入院保証金等、入院開始時にかかる諸費用は少なくありません。そのため、所定の手続きを行えば、入院一時給付金が入院開始日に支払われる「入院前払いサービス」があります。
このサービスを受けるためには、
の2つの条件を満たす必要があります。
治療保障特約は、公的医療保険制度の自己負担割合に合わせて、給付金額の型を診断報酬点数に1円、2円、3円のいずれか乗じた金額を選択します。自己負担割合は原則、医療費の3割。未就学児および70~74歳は2割、75歳以上は1割(所得が現役並みの場合は最高3割)ですから、それに合わせて型を決めます。
たとえば、被保険者が3割負担対象者であれば3円(Ⅲ型)、1割負担であれば1円(Ⅰ型)にします。1ヶ月あたりに給付される支払限度の型も、高額療養費制度の自己負担限度額に合わせて10万円、20万円、30万円のいずれかを選択します。
特約の仕組みを理解するのに難しく感じるかもしれませんが、平たくいえば医療費の自己負担額をカバーする特約と言えます。
なお、10年更新で、更新2ヶ月前までに見直し等の申し出がないと自動更新されます。また、特約保険料は更新のたびに上がります。
当サイトによくお問い合わせいただく内容をまとめました。なお、パンフレットなどの資料にも記載のある内容ですので、もっと詳しく知りたい場合はそちらをご覧ください。
大前提として、通院特約の給付対象は、主契約に給付金が支払われる入院の退院後の通院が対象です。これを満たしていれば、医師の自宅等への往診や、柔道整復師による施術も給付の対象となります。
以下の一覧の疾病をいいます。なお、がんは、女性特有のがんに限りません。
がん | 胃がん、乳がん、子宮がん、肺がん、大腸がん、白血病、上皮内がん 等 |
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女性特有の病気 | 子宮筋腫、卵巣のう腫、卵巣機能障害、子宮内膜症 等 |
女性に多い病気 | リウマチ、膀胱炎、バセドウ病等 |
妊娠・出産にまつわる病気 | 帝王切開、吸引分娩、子宮外妊娠、切迫早産、流産 等 |
この場合、2回目の入院が1回目の入院とまったく別物なので、新たな入院したものとして災害給付金が支払われます。入院一時給付金を追加している場合は、2回分支払われます。
原則としては、退院後180日以内に入院した場合は、継続した1回の入院として、前回の入院した日数を引き継ぎます。例えば、結核で30日入院後、退院の翌日から20日以内に腎不全で40日入院した場合、腎不全の入院は31日目からカウントすることになります。そのため60日型の場合は腎不全の入院は40日入院していても30日分しか支払われず、入院一時給付金を付保している場合は1回分のみ支払われます。
健康保険料率が適用される場合の保険料の安さに目を奪われがちですが、それ以外にも注目すべきサービスがあります。
「入院一時金特約」などがそうでしょう。この特約の入院前払いサービスは、本来退院後に給付金が支払われるところを、入院開始日に支払ってくれるものです。一時的に自分で用意しなければならない費用負担の軽減ができるのは大きいでしょう。
さらに「先進医療給付金」のうち、高額の技術料がかかる「重粒子線治療」「量子線治療」においては、一定の要件を満たした場合、医療機関に技術料を直接支払われる「特定先進医療キャッシュレスサービス」もあります。
いくら保険に加入していても、一時的に一定の費用を負担するのが常識でしたが、このサービスはそういった負担を軽減、またはなくしてくれるものです。主契約や特約、保険料だけでなく、実際に保険を使うときの便利さにも注目してみるのも選び方の一つです。