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オリックス生命の「医療保険 新CURE[キュア]」を徹底分析

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七大生活習慣病による長期入院の備えとして、七大生活習慣病入院給付特則(三大疾病無制限型/七大疾病無制限型)、さらに先進医療特約(2018)を付加することができます。それでいて保険料はお手頃。短期払(10年払済 or 55歳 or 60歳 or 65歳 or 70歳払済)も可能な終身医療保険です。

主契約の内容

保障内容
主契約 疾病入院給付金
災害入院給付金
入院給付金日額を支払い
日帰り入院対応
手術給付金 入院中:入院給付金日額の20倍
外来:入院給付金日額の5倍
1入院支払限度日数
通算支払限度日数
【七大生活習慣病入院給付特則(三大疾病無制限型)適用の場合】
60日型:1入院60日(七大生活習慣病のうち三大疾病以外は120日、三大疾病は無制限)
120日型:1入院120日(七大生活習慣病のうち三大疾病以外は180日、三大疾病は無制限)
通算1,000日(三大疾病は無制限)

【七大生活習慣病入院給付特則(七大疾病無制限型)適用の場合】
60日型:1入院60日(七大生活習慣病は無制限)
120日型:1入院120日(七大生活習慣病は無制限)
通算1,000日(七大生活習慣病は無制限)

【七大生活習慣病入院給付特則を適用しない場合】
60日型:1入院60日
120日型:1入院120日
通算1,000日

七大生活習慣病〔がん(悪性新生物・上皮内新生物)、心疾患、脳血管疾患、糖尿病、高血圧性疾患、肝硬変、慢性腎不全〕で入院すると1入院の支払限度日数が60日拡大し、さらに三大疾病がん(悪性新生物・上皮内新生物)、心疾患、脳血管疾患の場合は支払日数無制限になります(三大疾病無制限プランの場合)。

脳血管疾患は入院が長引くこともあるので、長期入院が心配な人にはおすすめです。

特約・特則の内容

保障内容
先進医療特約(2018) 〈先進医療給付金〉先進医療にかかる技術料と同額(通算2,000万円まで)
〈先進医療一時金〉先進医療給付金の10%相当額(1回の療養につき50万円限度)
がん一時金特約 10万円~ 主契約の入院給付金日額の200倍まで(上皮内新生物も同額保障)
重度三疾病一時金特約 10万円~ 主契約の入院給付金日額の200倍まで(上皮内新生物も同額保障)
がん通院特約 日額3,000円~入院給付金日額と同額まで
入院一時金特約 1万円~主契約の入院給付金日額の20倍かつ20万円まで
通院治療支援特約(退院時一時金給付型) 1万円~主契約の入院給付金日額の20倍かつ10万円まで
特定疾病保険料払込免除特則 悪性新生物(がん)・急性心筋梗塞・脳卒中により約款所定の事由に該当したら、以後の保険料の払込みが免除されます。

※がん一時金特約と重度三疾病一時金特約を通算して主契約の入院給付金日額の200倍まで5万円単位で設定できます。
※特定疾病保険料払込免除特則の悪性新生物(がん)にかかわる保障は、責任開始日からその日を含めて91日目(悪性新生物責任開始日)より開始します。

「がん一時金特約」は、1年に1回を限度に、悪性新生物だけでなく、上皮内新生物も何度でも保障されます。ただし、初回は初めてがんと診断確定されたとき、2回目以降はがんの治療を目的として入院を開始したときに給付金が支払われます。

また、がん・急性心筋梗塞・脳卒中で約款所定の支払事由に該当したときに受け取れる「重度三疾病一時金特約」は、がん・急性心筋梗塞・脳卒中のそれぞれの一時金ごとに1年に1回を限度とし保障されるという特徴を備えています。

がん通院特約は単体では付加できず、がん一時金特約または重度三疾病一時金特約とセットで入る決まりです。保険加入後も、がん一時金特約と重度三疾病一時金特約のいずれか、または両方を解約し、がん通院特約だけを残すことはできませんので注意しましょう。

保険料例・他

詳細
保険料例 【男性】
30歳:1,531円
40歳:2,166円
50歳:3,165円
【女性】
30歳:1,683円
40歳:2,000円
50歳:2,697円
契約可能年齢 0歳~80歳
保険料払込期間 10年払済、55歳・60歳・65歳・70歳払済、終身払
払込方法 月払、半年払、年払
口座振替、クレジットカード払

※三大疾病無制限プラン、特定疾病保険料払込免除特則適用なし、60日型、日額5,000円、
先進医療特約(2018)付加、終身払、口座振替扱、月払の場合

死亡保障や保険料払込期間中の解約払戻金をなくし、お手頃な保険料を実現。上記保険料例と同条件で、30歳男性にがん一時金特約50万円、がん通院特約5,000円を付けたところ、保険料は2,666円でした。

また、重度三疾病一時金特約50万円とがん通院特約5,000円を付けると、保険料は2,921円です。両方とも終身払で計算しましたが、保険料払込期間に記載のとおり、10年払済もしくは55歳~70歳まで5歳刻みでの短期払を選択できます。

なお2015年10月1日より、加入者向けの付帯サービスも開始されました。ティーペック株式会社が提供する「24時間電話健康相談サービス」、「セカンドオピニオンサービス」、「糖尿病専門サポートサービス」、「介護・認知症サポートサービス」を受けることができます。もちろん無料で利用することができます。

※各サービスごとに諸条件がありますので、ご利用時にお問合わせください。

まとめ

ご覧のようにお手頃でシンプルな保険なので、必要最低限の保障をお守り代わりに持っておきたい人にいいのではないでしょうか。なお、七大生活習慣病入院給付特則(三大疾病無制限型/七大疾病無制限型)適用なしを選ぶことも可能です。

2019年プロFPが認めたおすすめの医療保険はどれ?

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プロFP25人が本音で評価 『2019年のおすすめ医療保険人気ランキング』
日頃から多数の保険相談を受けているプロFP25人に、おすすめできる医療保険をその理由とともに1つ答えてもらいました。ランキング化してまとめたので、医療保険選びの参考にしてください![...]

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