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医療保険は、死亡保険などに比べて選び方が難しい商品です。比較内容がいくつもあるうえ、パンフレット上では同じ保障内容に見えても、実は細かな違いがあったりするためです。
そこで本ページでは、日頃から保険相談を複数行っているプロFP25人にアンケートを実施し、おすすめできる医療保険を投票数順にランキング化しました。
調査地域・調査人数 | 全国25名の男女FP | ||
調査日時 | 2019年2月1日~3月15日 (※調査日時以降も最新の商品内容に変更しています) |
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詳細条件 | 保険に詳しい男女25名のFPにアンケート。今、最も評価できる医療保険を1位~3位まで挙げてもらい、その順位に応じてポイントを加算。具体的な理由とともにランキング化してまとめた。 | ||
取材協力 | 有田美津子、飯村久美、一色徹太、氏家祥美、海老原政子、大木美子、小川千尋、小澤美奈子、黒田尚子、吹田朝子、鈴木暁子、鈴木さや子、豊田眞弓、中里邦宏、畠中雅子、深澤 泉、福島えみ子、古川悦子、星 洋子、正田きよ子、益山真一、松浦建二、水野圭子、森田和子、横川由理(50音順、敬称略) |
集計の結果は次のとおりになりました!
チューリッヒ生命の「終身医療保険プレミアムDX」が1位になりました。2位の「&LIFE 新医療保険A(エース)プレミア」もかなり好評でしたが、総合得点であと一歩及ばす。
評価ポイントなどの具体的な理由は以下から紹介していきますので、興味のある方は読み進めてください。
気になった保険があれば、ぜひ資料請求しておくことをおすすめします。手に取って眺めるパンフレットはやはり見やすく、複数の保険を比較するときにも役立ちます。
保障内容 | |||
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主契約 | ・入院給付金 ・災害入院給付金 ・手術給付金 ・放射線治療給付金 |
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支払限度日数 | 30、60、120、365日 | ||
通算限度日数 | 1,095日 | ||
保険料払込期間 | 定期(10年間) | ||
主な特約・特則 | ・先進医療給付金:通算2,000万円まで ・先進医療支援給付金 ・3大疾病診断給付金 ・退院後通院特約 ・7大疾病延長入院給付金 ・ストレス性疾病延長入院給付金 ・3大疾病払込免除 ・就業不能年金 ・特約死亡保険金 ・特約高度障害保険金 ・入院給付金免責日数60日特約 |
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保険料例 | |||
男性30歳 | 2,457円 | 女性30歳 | 2,492円 |
男性40歳 | 3,332円 | 女性40歳 | 3,022円 |
男性50歳 | 4,602円 | 女性50歳 | 4,117円 |
試算条件:入院給付金日額5,000円、Bプラン(入院限度日数60日)、終身 |
シンプルに最低限の保障を備えたいと思った時に、保険料が割安で加入しやすいと思います。家計負担をなるべく抑えて、お守りがわりに保険を持ちたい人におススメしやすいと思いました。
「ストレス性疾病」に対する就労不能や入院延長の特約が充実している点に特徴があります。ほかにも、就労不能特約や、7大疾病の入院延長、3大疾病時の払込免除など、比較的ニーズの多い特約が揃っています。こうした特約を付けるかどうか、払込期間や払込方法をどうするかを、保険料を試算しながら、自分のペースで考えて選択しやすいサイト構成になっている点も評価できます。
インターネットで比較しながら、自分で情報を集め、じっくり考えながら保険を選びたい人には向いていると思います。
保険料を安く設計することも、ストレス性疾病も対象になる就業不能保障も付けられることを評価しました。入院給付金日額5,000円、入院給付日数30日型、入院中・放射線・外来手術5万円、先進医療特約というシンプルな保障なら保険料は30歳男性で972円/月、50歳男性で1,837円/月。保障内容を限定すれば、これだけ負担の少ない保険料でも加入できることが評価できます。
反対に、保障を厚くしたい人なら、入院日額は15,000円まで、入院給付日数は120日まで大きくすることも可能で、保障の選択の幅が広いことも評価できます。三大疾病での診断給付金や保険料払い込み免除等の特約もあり、カスタマイズも可能。中でも「ストレス性疾病保障付就業不能保障特約」は他のネット系医療保険には見当たらず、差別化できています。
最近の医療保険は各社、加入者それぞれのニーズに合った特徴のある特約を揃えてきていると感じます。もし私が非正規雇用などで収入が不安定で貯蓄も少ない、さらにストレス性疾患にも備えたいならこの保険を選びます。
入院一時金特約で短期間入院の場合でも諸費用に備えます。入院の短期化とはいっても病気によっては入院が長引きますので、7大疾病延長給付(日数無制限)も付けます。
疾病の中でも統合失調症などは入院期間が長い(厚生労働省平成26年患者調査)傾向があります。ストレス性疾病に備えたいなら、ストレス性疾病延長給付金特約(365日)を付けます。
就業不能年金の特約は所定の5疾病以外に、所定のストレス性疾病の場合も年金(最長10年)が保障されます。他に先進医療特約や3大疾病診断給付金特約、3大疾病保険料払込免除などを付けたいと思います。
ほとんどの保険会社で備えられない、うつなどのストレス性疾病による就業不能や入院給付延長(365日まで)を特約で備えられる点が高評価です。七大生活習慣病による入院給付は日数無制限となる特約がありますが、三大疾病のみ無制限とする選択はできないようのがちょっと難。1入院の支払限度日数を30日に設定もできるため、基本契約を抑えて、特約で充実させる方法が使えます。
三大疾病による払込免除は、治療を目的とした入院のみと緩い要件で受けられるのが安心です(ただし上皮内ガンは対象外)。基本保障は少なく、特約で自由にカスタマイズできるため、契約者のニーズに細かく応じることができる商品と言えるでしょう。
保険料も、ストレス性&七大生活習慣病入院延長特約を付けて、30歳男性で3000円ちょっとと、かなりコスパが良い保険です。
基本保障の入院給付日数をはじめ、オプションも多岐にわたっているので、お財布事情や必要な保障などを年代にあわせて設計しやすいことが魅力。ガンへの手厚い保障は同シリーズのガン保険があるので本商品でのカバーとはならないが、基本保障に放射線治療給付が含まれているのはうれしい。
また、延長特約を付加することで、七大疾病、ストレス系疾病による長期入院にも備えられる。特にストレス系疾病による就業不能保障特約があるのはユニーク。三大疾病診断給付金は複数回カバーされるのも働き盛りで三大疾病が気になる40代以降には安心では。延長入院、先進医療、三大疾病診断給付金、三大疾病保険料払込免除などの特約をつけても40歳で4,500円程度の保険料なので、コストパフォーマンスも悪くないと思う。
7大疾病延長入院特約で対象疾病の入院日数が無制限になるほか、そもそもの入院日数のバリエーションが豊富で30日から最長365日まであり、短期から長期入院まで個人の考え方に沿ってプランニングできるのがよいと感じました。
また、珍しいストレス性疾病を対象とした特約(「ストレス性疾病保障付就業不能保障特約」)があることも現代社会に見合った保障内容という気がします。
ただ保障の選択肢が広いことはカスタマイズしやすい反面、一般のお客様にとってはなかなか保障内容を決めにくいかもしれません。
保障内容 | |||
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主契約 | ・入院給付金(日帰り対応、5日以内は一律5日分支給) ・手術給付金(入院:10倍,外来:5倍) ・放射線治療給付金 ・集中治療(ICU)給付金 |
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支払限度日数 | 30、60、90、120日 | ||
通算限度日数 | 1,095日 | ||
保険料払込期間 | 60歳、65歳、終身 | ||
主な特約・特則 | ・入院時手術給付特約 ・先進医療特約:通算2,000万円 ・三大疾病入院一時給付特約 ・女性疾病給付特約 ・ガン診断給付特約 ・ガン治療通院給付特約 ・保険料免除特約 ・終身介護保障特約 |
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保険料例 | |||
男性30歳 | 2,153円 | 女性30歳 | 2,183円 |
男性40歳 | 2,848円 | 女性40歳 | 2,478円 |
男性50歳 | 3,948円 | 女性50歳 | 3,203円 |
試算条件:入院給付金日額5,000円・入院限度日数60日・入院時手術給付特約・先進医療特約・終身払 |
主契約部分の保険料は、同一条件で他商品と比較した場合必ずしも最安とはいえないものの、付加できる特約がとても多く、ほとんどの顧客の保障ニーズに対応できる。
三大疾病の心疾患・脳血管疾患の対象疾病が広いことも魅力。例えば筆者は50代前半だが、同年齢では(支払われない医療保険もある)狭心症で倒れた人もおり、保障範囲の広さはとても気になる。
先進医療特約で先進医療にかかわる技術料に加え、約款所定の交通費・宿泊費が出るの点も印象が良く、先進医療実施機関の所在地を考慮すると大いに評価できる。
八大疾病入院無制限給付特則を付加することで長期入院に備えることができる点と、女性サポート給付金付ガン診断給付特約の有用性を評価します。
八大疾病入院無制限給付特則には、病状が進んでから発見される傾向のある膵疾患も保障対象です。所定の八大疾病による入院が支払限度日数無制限になることだけでなく、保障される疾病の種類が多いことも安心につながります。
女性サポート給付金付ガン診断給付特約は、女性(16歳から40歳まで)の多様な保障ニーズに応えています。不妊を心配する女性にとって、出産と不妊治療への保障は選択肢の1つになります。特約の満了時に給付金が受け取れることを好む女性も少なくないと考えます。
女性サポート給付金付がん診断給付特約は、働く女性、出産世代の女性にはおすすめしたい。特に、不妊治療の負担は大きく、費用が用意できないがために治療を断念する人もいると聞く。そうしたなか、医療保険の特約でこの保障が得られるのは心強い。また、出産給付金特約は、出産回数が増えるごとに金額も大きくなる点で、二人目以降の出産に安心感を与える特約である。
その他で評価できるのは下記(箇条書きで記す)。
・全体的に保障内容が充実している。
・8疾病の入院限度額が無制限。(特則を付帯した場合)
・特定疾病系の保障は心疾患(狭心症など含む)も含まれ、他商品に比べて幅広い
・保険料払込免除特約の適用条件が他の商品に比べて幅広い
・日帰り入院でも10日が保障される(特則を付帯した場合)
この保険の特徴は、新保険料払込免除特約と三大疾病入院一時給付特約の対象となる疾病の範囲が広く、要件が比較的緩やかなことです。
払込免除の方は、がんは診断確定、心疾患と脳血管疾患は入院を開始すれば払込免除に該当し、一時金保障の方も同条件で給付金を受け取れ、さらに1年に1回を限度に何度でも保障されるのが良いです。しかも特約の保険料は比較的リーズナブルな設定なので、この保険に加入するなら必ず付けておきたい保障です。
八大疾病入院無制限給付特則で長期入院にも対応可。そして、特約なしで日帰りから5日目までの入院が一律2.5万円給付、放射線治療給付金も保障に含まれる点も魅力。
保険料は最安とはならないものの、三大疾病一時金給付特約部分の保険料は個人的にお手頃で、それにもかかわらず、給付対象は広範です。例えば、急性心筋梗塞以外に心不全など他の様々な心疾患も給付対象である点は大きな強みです。
また、特約で選べる保障の種類が多いのもポイント。例えば、「女性サポート給付金付ガン診断給付特約」(ただし契約年齢は40歳まで)では、ガン診断給付に加え、特定不妊治療までサポートされるのは他にない特徴。また、要介護2以上などで給付が受けられる「終身介護保障特約」、「認知症一時金給付特則」など、各々のニーズに応じて保障を厚くすることが可能です。
3大疾病には充分に備えたいならこの保険を選びます。一時金の給付事由と保険料払込免除事由の認定範囲が広いからです。3大疾病入院一時給付特約の給付事由は、ガンなら上皮内ガンも同額保障ですし、心疾患は急性心筋梗塞以外でも出ます。一時金はこれらの病気で入院したら、1年に1回を限度に何回でも出ます。
払込免除事由もガンは診断確定されたとき、心疾患と脳血管疾患は入院したらです。チューリッヒ生命「終身医療保険プレミアムDX」では入院一時金特約がありますが、この保険は主契約で日帰り入院から一律5日分が保障されます。初期入院10日給付特則もあります。8大疾病入院無制限給付特約や先進医療特約なども付けます。
主な評価ポイントは、(1)一律5日分給付の入院給付金(2)入院だけで支払われる三大疾病入院特約(3)実損填補型の先進医療特約、です。保険は、(実は)給付条件が厳しい保障もあるだけに、給付金がおりやすい設計はそれだけで評価が高くなります。
全体の雑感としては、とにかく主契約・特約の内容が豊富ですね。コメントにもあるように、要介護2で給付条件に達する介護特約まであります。ただ、取捨選択が自由な特約はともかく、主契約の保障は必要の有無にかかわらず保険料に組み込まれてしまうため、評価が難しいところ。
保障内容 | |||
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主契約 | ・新終身医療保険60日型 (疾病入院給付金・災害入院給付金) |
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支払限度日数 | 1回の入院につき60日 | ||
通算限度日数 | 1,095日 | ||
保険期間・ 保険料払込期間 |
終身 ※先進医療給付特約は10年更新 |
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主な特約・特則 | ・健康祝金特則[5年型] ※健康祝金の保障は最長90歳まで ・短期入院定額払特則 ・終身手術総合保障特約 (手術給付金、放射線治療給付金、骨髄ドナー給付金) ・先進医療給付特約 (先進医療給付金・先進医療一時金) ・新終身通院給付特約 (通院給付金) ・終身七疾病入院延長給付特約 (七疾病入院延長給付金) |
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保険料例 | |||
男性30歳 | 1,577円 | 女性30歳 | 1,632円 |
男性40歳 | 2,102円 | 女性40歳 | 1,957円 |
男性50歳 | 3,062円 | 女性50歳 | 2,592円 |
試算条件:シンプルコース(Dプラン)、入院給付金日額5,000円、終身払 ※先進医療給付特約は更新時に保険料が変わることがあります |
入院・手術・先進医療のみのシンプルな保障での保険料は割安で、それだけでシンプルに入ることも、必要な特約をプラスしてカスタマイズして入ることも、いずれのニーズでも活用できます。
特約が充実しています。七疾病で支払限度日数が無制限になる保障や、七疾病での長期入院に備える特約、三大疾病、介護、認知症で一時金が出る特約などもあり、40代、50代にとっては安心につながります。
給付しなかった保険料から支給される健康祝い金がもらえる特約もあります。また、付帯サービスが業界トップクラスといえるほど充実度していることも魅力の1つ。
認知症と診断確定された場合に一時金が受け取れる「終身認知症診断一時金特約」はニーズが高いと思う。
七大生活習慣病での入院は支払限度日数が無制限。三大疾病の支払い要件が他社に比べて範囲が広く条件も緩やか。そして1入院限度額は730日があり、長期入院にも対応している。
健康祝金特則を付加すれば5年ごとの健康祝金が受け取れるのも評価したい。
基本保障の入院に10日以内の入院で一律10日分の一時金、手術に放射線治療と骨髄ドナーの保障も含まれていて、シンプルでありながら保障は充実していると思います。それでいて、保険料は割安な部類に入ると思います。通院、七大疾病の入院の延長、三大疾病一時金、ガン一時金、介護一時金、認知症一時金の特約で保障を広げられるのもいいと思います。健康祝金特則をつけると、10日以上の継続入院がなければ5年ごとにお祝金をもらえる楽しみもあります。掛け捨てに抵抗にある人にはいいと思います。ティーペック社の付帯サービスの充実度も魅力です。
・手頃な保険料設定で健康祝い金が付いている点が、掛け捨て型に抵抗のある人にとっては魅力的。
・基本保障はシンプルで、つけたい保障があれば自由に組み合わせができる点がよい。健康祝金・女性疾病保障・三大疾病一時金保障またはガン一時金保障・認知症一時金保障・死亡保障を組み合わせられる。
・主契約に放射線治療給付金の保障が付いているため、がんなどで放射線治療が必要になった場合でも安心できる(60日間に1回を限度に何度でも保障される)。
・短期入院定額払特則をつければ、日帰り入院であっても、1回の入院日数が10日以内であったら一律入院給付金日額の10倍が受け取れる。
・七疾病による入院は、支払日数限度無制限で入院給付金が受け取れる。
昨今の医療事情として外来による治療が増えていることから、退院後の通院(外来)に備えた保障を気軽な保険料で付加できるのは良いと思います。先進医療保障で技術料相当額の保障以外に、使途自由な一時金を5万円受け取れるのも、小さな保障かもしれませんが嬉しいものです。保険料払込免除の要件も、がん・心疾患・脳血管疾患で比較的範囲が広く、心疾患と脳血管疾患については手術をするか20日以上の入院で該当するのも良い点かと思います。
ネット上で保障内容を確認でき、保険料のシミュレーション(試算)もできることを重視しました。フレキシイSは特約の豊富さで他の医療保険よりも頭一つ抜け出す印象です。
先進医療の給付金、がんや特定疾病での給付金、女性特有の病気での入院給付金の上乗せ、通院給付金のような定番の特約に加え、介護や認知症の給付金も特約で付けられます。また、掛け捨てを避けたいならば、健康お祝い金や死亡保険金を特約として付けることもできます。
今の医療費に備えたい、掛け捨ての保険を避けたい、将来の認知症や介護に備えたいなど、さまざまな希望に沿って保障を組み立てられる点が評価できます。
健康状態に陰りが見え始める40代、50代の方からの支持がありました。三大疾病に手厚く備えられるという意見が強いですね。三大疾病特約といえば、給付条件を満たす「所定の状態」のハードルの高さが気になりますが、フレキシィSは比較的緩やかということで安心です。
保障内容 | |||
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主契約 | ・入院(災害)給付金 | ||
主な特約・特則 | ・先進医療給付金(技術料):通算2,000万円まで ・手術給付金 ・入院一時給付金 ・通院給付金、通院一時給付金 ・入院治療給付金、外来手術治療給付金 ・がん診断給付金 ・女性疾病入院給付金 ・特定疾病保険料払込免除特約 ・三大疾病日数無制限特則 |
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支払限度日数 | 60日型、120日型 | ||
通算限度日数 | 1,095日 | ||
保険料払込期間 | ・終身払 ・60歳払済、65歳払済、70歳払済、75歳払済 ・3年払済、5年払済、10年払済 |
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保険料例 | |||
男性30歳 | 2,486円 | 女性30歳 | 2,839円 |
男性40歳 | 3,645円 | 女性40歳 | 3,392円 |
男性50歳 | 5,534円 | 女性50歳 | 4,417円 |
試算条件:入院給付金日額5,000円、入院限度日数60日、先進医療特約、手術保障特約(I型4倍)、入院一時給付特約(5万円)、特定疾病保険料払込免除特約(Ⅱ型)、三大疾病日数無制限特則・健康保険料率、終身 |
仕組みのひとつは、非喫煙や体格など所定の要件を満たすことで保険料が割安な健康保険料率があることです。もうひとつは、自由設計プランであれば不要な保障を排除できるからです。
一般にいろいろな保障がセットされているほど保険料は増えますが、このプランでは最低限必要な保障は日額3,000円からとなる入院保障のみであり、それにオプションで必要な保障を追加する仕組みです。
例えば、三大疾病では入院を極力減らして働きながら治療したいという場合には、オプションで1年に1回を限度に所定の要件で支払われる「三大疾病一時給付特約」と「通院特約」または「抗がん剤治療特約」だけを付加するといった具合です。
保険料改定ラッシュの際も保険料は据置き。給付と保険料のバランスの良さ。保障がシンプルでわかりやすい。ただし、三大疾病保障の心疾患は対象となるのは「急性心筋梗塞」のみで保障範囲が限定的など、細かな部分では他社の方が有利だが、消費者にとっては、これで十分なのかも?がん一時金特約は、他社商品が支払い限度を2年に1回が多い中、1年に1回とした先駆け的商品。
健康寿命を延ばしたいという生活者にとって、努力が保険に活かせる画期的な商品だから評価した。
まず、健康年齢が若くなると、3年ごとに保険料が安くなるチャンスがあることから、健康診断を受診する習慣ができる。そして、健康面の成果が出ると、健康年齢に反映され保険料支出も抑えられるので、保険と付き合いながら健康管理をするのにピッタリといえる。
また、給付は生活習慣病に対する一時金なので、入院日額関係なく、シンプルでわかりやすい。
なお、続けていくうちに70歳で終身タイプにも変更できる選択肢もある。よって、とにかく健康意識の高い人にとても向いている商品。
健康保険料率が適用されているため、会社基準を満たしている場合の保険料は3割前後安くなる。主契約は入院のみとシンプルで、他社では基本プランにセットされている手術給付なども特約として付帯したい。
入院の備えのほかにもがんが気になる方は、医療保険とがん保険で両方加入すると保険が高くなってしまうが、医療保険にがん診断特約、抗がん剤治療特約などの特約追加で、保障をカバーもでき保険料負担も少なくできる。
入院一時給付特約に入院費用前払いサービスがついていることと、セカンドオピニオンサービス(Tペック提供)を受けられることです。
3大疾病一時給付特約の給付と特定疾病保険料払込免除の認定事由範囲が広いのも選んだ理由のひとつです。一時金の支払事由は、がん(上皮内がんも)と診断確定されたとき、心疾患、脳血管疾患で20日以上の入院または手術を受けたときです。
保険料払込免除(Ⅲ型)は、同じくがん(上皮内がんも)、心疾患、脳血管疾患まで対象になります。
入院歴、喫煙状況、体格(BMI)の基準を満たすと健康保険料率が適用され、標準保険料率と比較すると男性で平均35%ほど保険料が安くなります。
三大疾病一時給付特約と特定疾病保険料払込免除特約(2018)、三大疾病支払日数限度無制限特則は、がん(上皮内がんを含む)・心疾患(急性心筋梗塞を含む)・脳血管疾患(脳卒中を含む)を対象となる疾病とし、疾病の範囲が広いです。
一方、特定疾病保険料払込免除特約(2018)の保険料払込免除の対象となる疾病は選択できます。
三大疾病一時給付特約における心疾患と脳血管疾患の一時給付金は、入院(継続20日以上)と手術を支払事由としています。
また、健康保険料率が適用され、保険料割引になる医療保険は少数です。
健康保険料率が適用される場合の保険料の安さに目を奪われがちですが、FPの方々のご見解通り、それ以外にも注目すべきサービスがあります。特に「入院一時金特約」の入院前払いサービスは、本来退院後に給付金が支払われるところを、入院開始日に支払ってくれるものです。一時的に自分で用意しなければならない費用負担の軽減ができるのは大きいでしょう。
保障内容 | |
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主契約 | ・入院保障 ・通院保障 ・手術保障 ・先進医療 18歳~60歳:1万円~150万円 60歳~65歳:1万円~75万円 ・死亡・重度障害 |
支払限度日数 | 入院:1日~184日 通院14日~90日 |
保険料払込期間 | 1年 |
主な特約・特則 | ・医療特約 ・新がん特約 ・新三大疾病特約 ・介護特約 |
保険料例 | |
男性18~64歳 | 2,000円 |
試算条件:基本コース 入院保障2型 |
割戻金控除後の掛金は1数百円程度。病気入院は124日、ケガ184日、1日1万円が支払われます。一定期間の保障しかないため、掛金が安く、医療保険にお金を費やす必要がありません。
子育てなど、必要な時期にだけ、多めの保障を得るためにぴったりです。
参考までに、都民共済における平成29年度の割戻率は39.08%。
・24000円×39.08%=9379.2円
・24000円-9379.2円=14620.8円
・14620.8円÷12月=1218.4円
1入院1万円(~60歳)の医療保障が手軽に得られること、(保障内容は変わりますが)シニアになっても継続して医療保障が得られるなどシンプルな商品設計が好ましいです。掛金設定のわかりやすさや割戻金の仕組みがあることも選びやすさにつながっている気がします。
家計にゆとりの少ない20代のほか、病気やけがによる収入減が家計を直撃するフリーランス世帯、疾病リスクが高まる50代にもおすすめです。
シンプルな設計ながらも入院共済金が1日1万円あるなど基本保障はしっかりしている。また、割戻金があるので実質保険料がかなり下がる。割戻金は毎年変動するものの、例えば、都民共済の平成29年度の入院保障型の割戻金は(払込掛金の)39.08%であり、月掛金2,000円なるも実質保険料は1,218円程度で済んだ計算になる。新がん特約は月1,000円から、介護特約は月500円から付加できるのも魅力。
年齢に関係なく月2,000円の掛金で60歳未満は入院日額1万円、60歳以上65歳未満は7,500円で、1入院124日までの手厚い保障が得られる。2017年実績で約4割の割戻金があるため、実質保険料は月額1,218円(小数点以下切り捨て)。
終身保障ではないが85歳まで同じ保険料で更新できる。65歳以降は入院日額2,500円など保障内容が極端に薄くなる。
公的年金が多い人や終身の企業年金があるなど老後資金に余裕がある人や、子どもが小さく貯蓄が少ない一時期だけ医療保険に加入したい、または保障を手厚くしたい人におすすめ。
入院日額1万円で、掛金は全年齢一律の2,000円/月。保険料は年齢とともに上がるのが一般的なため、この共済は年齢が高いほど、お得な商品といえる。さらに、割戻金があるため、実質的な掛金はさらに安くなる。
掛金が安いだけではなく、基本保障で病気入院は124日まで長期入院にも対応、先進医療もカバーと、必要十分な保障が付帯されている。
お金のかかる40代から50代で、入院保障をつけたい人に、おすすめの商品だと思う。
ただし、民間の医療保険が終身保障であるのに対して、この共済は60歳以降に保障が小さくなり、85歳までの保障であることに注意を。
お手頃な保険料でわかりやすい最低限の保障を……と考えると、共済商品が選択肢に入ってきます。掛け金が一律なので、実は若い世代は損をするとも考えられるのですが、それでも割安な保険料、毎年期待できる割戻金は軽視できません。地域によって微妙な差もあるため、申込をする前に必ず問い合わせを。
保障内容 | |||
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主契約 | ・入院一時金 ・死亡給付金(60歳払の場合) |
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支払限度回数 | 50回 | ||
保険料払込期間 | 60歳、65歳、終身 | ||
主な特約・特則 | ・先進医療給付金:通算2,000万円まで ・先進医療一時金:先進医療給付金の10%相当額 ・継続入院一時金特約 ・3大疾病保険料払込免除特約 ・特定疾病一時金特約 ・入院保障特約 ・7大生活習慣病無制限特則 ・手術総合保障特約 ・指定難病一時金特約 ・無事故給付金特則 |
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契約者・被保険者年齢 | |||
男性30歳 | 3,196円 | 女性30歳 | 3,216円 |
男性40歳 | 4,331円 | 女性40歳 | 4,047円 |
試算条件:主契約20万円、先進医療特約、継続入院一時金特約20万円、終身払 |
主契約の給付が病気やケガで入院したら「一時金」と、わかりやすいです。日帰り入院でも入院一時金の50%が給付されます。今後もますます短期入院化が進むことになれば、入院日数での給付よりも使い勝手が良いと思います。入院時にかかる寝間着などの諸費用は入院日数の長短にかかわらず、ある程度必要になりますから、そういった支出にも対応が可能になります。貯蓄の苦手な人にとっては心強いかと思います。
3大疾病保険料払込免除特約は付加しておきたいところです。また、ティーペックが利用可能です。
医療保険の多くが、入院一日あたりの給付を基本保障としているが、この保険は入院したら一時金が受け取れる一時金給付タイプの医療保険。他社の入院日額1万円の基本保障の保険料と、入院一時金20万円の保険料を比較すると割安である。
平均入院日数が短期化していても、医療費が高額になることもあり、入院日数でもらえる給付金では対応できないことも考えられる。その点、この保険は入院したら一時金が給付されるので安心だと思う。手術の有無は問わず、入院したら一時金が支払われるというシンプルな保障のため、非常にわかりやすいところもおすすめ。
入院日数に関係ないといえども、30日を超えて長期化した際には、一時金が受け取れるのもわかりやすいといえる。
また、治療を始めると保険料支払いを不安に思う人も多い中、特に3大疾病(悪性新生物・心疾患・脳血管疾患)で所定の状態に該当した場合、以後の保険料の払込みが免除になる制度があり、保険料割引よりも、治療で不安になっている人へのサポートをそろえているのが好感持てる。
がん保険でもそうであるように、一時金は用途が自由であり、さらにまとまって受け取れる点が魅力です。保険金の請求が分かりやすいのもいいですね。
なお、セカンド・オピニオンサービスなどを提供している「ティーペック」は、FPや保険代理店の関係者のなかでは評価が高く、付帯されていると心強いと思います。
保障内容 | |||
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主契約 | ・疾病入院給付金(日帰り可) ・災害入院給付金(日帰り可) ・手術給付金(入院:10倍・20倍・40倍,外来:5倍)※手術I型の場合 ・先進医療該当手術 ・放射線治療 ・温熱療法 |
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支払限度日数 | 40日、60日、120日、180日 | ||
通算限度日数 | 1,000日 | ||
保険料払込期間 | 60歳、終身 | ||
主な特約・特則 | ・先進医療特約:通算2,000万円 ・三大疾病支払日数無制限特則 ・医療用がん入院特約 ・医療用退院給付特約 ・医療用女性疾病入院特約 ・七大生活習慣病追加給付特則 ・医療用特定疾病診断保険料免除特約 ・無事故割引特則 ・医療用三大疾病入院一時金特約 ・医療用がん診断給付特約 ・医療用がん外来治療給付特約 |
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保険料例 | |||
男性30歳 | 1,692円(※) | 女性30歳 | 1,702円(※) |
男性40歳 | 2,057円 | 女性40歳 | 1,762円 |
男性50歳 | 2,957円 | 女性50歳 | 2,297円 |
試算条件:入院給付金日額5,000円、入院限度日数60日、終身払 ※三大疾病支払日数無制限特則ありの場合 |
入院一時金特約の新設など、それが消費者にとって必要かどうかはさておき、要介護1以上と認定された場合などに介護一時金を受け取れる介護一時金特約など、保障を細かく設定でき、特約の充実度も目覚ましい。電話で依頼することで入院一時金を即日入金してくれるので当座の費用もまかなえる。
「三大疾病支払日日数無制限特則」を付加すれば、条件によって無制限で疾病入院給付金が受け取れるが、これを付帯しても保険料は割安(ただし、条件のハードルは高め?)。
「骨髄幹細胞または末梢血幹細胞」の採取手術を実施(自らが提供)した場合、入院給付金日額の20倍の手術給付金が支払われなど、白血病治療を支援するため骨髄ドナーの方をサポートする取り組みも実施。
特約を付加せずに、シンプルに加入すると保険料がかなり安く抑えられます。一方で、特約の種類が多く、入院通院、三大疾病、がん重点、介護、総合とわかりやすくパッケージ化されているので、自身の不安に応じて選びやすくなっています。
単身者が増えて老後不安を抱える人が多い中、医療保険の特約に要介護1からの介護保障がついているのは目を引きます。ただし、65歳未満の被保険者が対象ということなので、老後まではカバーできないのが残念です。65歳からは公的介護保険が広く利用できるので、それまでの補完としての利用になります。
●がん診断一時金で、他社が2回目以降の支払いは入院を伴うことが条件になっているのに対し、こちらは2回目以降も診断確定時点でOKなのが魅力。
●女性疾病特約は、女性特有の病気やすべてのがんに対して保障されるなど手厚い。
●こちらは、女性の保険料が他社に比べて安い。
●介護特約の給付条件が緩い。要介護1で最大500万円受け取れる。
●無事故割引特則があり、通算5日以内の入院給付金の支払いがなかった場合、保険料が加入時の10%減額となる。最高5回まで適用できるので、保険加入後も健康維持の意識が高まる。
●1回の入院日額が40日、60日、120日、180日と選べるので選択肢の幅が広がる。
2008年に発売した『健康のお守り』をリニューアルした商品です。改変により、手術給付金の種類が一律型と倍率型から選べるようになりました。手術内容も「約款記載の手術」から公的医療保険に連動する形に変わり、より分かりやすくなったと思います。
保険料の安さとともに売りなのが、三大疾病支払日数無制限特則です。名称のとおり、三大疾病で入院したとき、1入院の支払限度日数が無制限に延長されます。
保障内容 | |||
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主契約 | ・入院給付金 ・手術給付金 ・放射線治療給付金(がんの場合) ※それぞれがんの場合は日額や保険金がアップ |
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1入院支払限度日数 | 60日 がんの場合は無制限 |
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通算限度日数 | 1,095日 | ||
保険料払込期間 | 終身 | ||
主な特約・特則 | ・先進医療費用保険特約:通算2,000万円 ・がん診断給付金 ・がん通院給付金 |
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保険料例 | |||
男性30歳 | 1,727円 | 女性30歳 | 1,667円 |
試算条件:基本プランの場合 |
医療保障のうち、がんの保障について入院給付金の支払日数・手術給付金(定額)の回数支払が無制限、放射線治療の給付金(定額)が60日に1回を限度に回数無制限など、手厚くなっている。
すべての入院給付金の支払日数に制限を設けている他社の商品の保険料と比較して、割安感がある。さらにインターネットで契約すると、初年度のみであるが年間で6,000円の割引があることも、注目すべき点である。
特約を付帯することにより、診断給付金や通院給付金も確保できるため、医療保険と一般的ながん保険をひとつの契約とすることができる。
医療保険でありつつ、がんの治療を特に手厚く保障するのが特徴の保険です。「基本プラン」と「がん2倍プラン」があり、後者は文字通りがん関連の保障を2倍手厚く保障するもの。コメントにあるとおり、医療保険とがん特約が一体になったような保険です。
保障内容 | |
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主契約 | ・入院療養給付金 ・外来療養給付金 ・がん治療給付金 ・先進医療給付金 |
毎月の支払限度額 | ・入院療養給付金:入院療養給付金のみ、もしくは入院療養給付金と外来療養給付金を合算して、1ヶ月(1日~末日)あたり10万円 ・外来療養給付金:外来療養給付金のみで1ヶ月(同上)あたり5万円、入院療養給付金と外来療養給付金を合算して1ヶ月(同上)あたり10万円 ・がん治療給付金:1回100何円 ・先進医療給付金:先進医療の技術料同額 |
保険料払込期間 | 10年(最長70歳まで自動更新) |
保険料例 | |
男性30歳 | 1,499円 |
女性30歳 | 2,207円 |
試算条件:入院療養給付金、外来療養給付金、がん治療給付金、先進医療給付金、月払の場合 |
この「定期療養保険」は、支払い事由が、病名や入院日数などによるものではなく、入院とその前後の通院の自己負担部分を補填できるという点で、他にはない安心感がある。(高額療養費分を考慮して上限10万円というのも、健康保険制度とリンクしていて、余計な損得を感じさせなくてよい)
更に、がんと診断されたら診断一時金が1年ごとに受け取れる点、先進医療技術料も特約付与でき、高額の不安がある治療への備えが充実しているのは大きい。
10年更新型だが、働き盛りの時期を重点的に守るという意味で貴重な医療保険といえる。
同率8位にランクイン。多くの方が持つ医療費への漠然とした不安とは、「どれくらいかかるか」ではなく、「どれくらい自己負担があるか」と言い換えることができます。その意味で、この保険は適度な保険料で過不足のない補償が得られる(補填される)点が評価されました。
2020年はチューリッヒ生命の「終身医療保険プレミアムDX」がトップという結果になりました。2位の「&LIFE 新医療保険A(エース)プレミア」の特徴も合わせみると、1つの保障が突出しているというよりは、バランスの取れたものや、自由にカスタマイズできて総合力の高いものが評価を集めた印象です。
商品内容が多様化している医療保険ですが、プロの見解を参考に、まずは汎用性の高そうな「終身医療保険プレミアムDX」「&LIFE 新医療保険A(エース)プレミア」の上位2つくらいまでの資料を取り寄せ、比較検討してみてはいかがでしょうか。繰り返しになりますが、手に取って眺めるパンフレットはやはり見やすく、複数の保険を見比べるのに役立ちます。
「パンフレットのどこをどう確認すればいいかわからない」という方は、「医療保険パンフレットの読み方」というページも用意していますので、ぜひ、資料請求した後にご活用ください。