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  2. 自動車保険の賢い選び方
  3. 保険料の相場

自動車保険はこんなとき割り引かれる!割引制度一覧

    インターネットで契約するタイプのダイレクト型自動車保険には、多くの割引制度があります。上手く利用すれば保険料の負担を軽減できるので、知っておいて損はありません。

    以下、割引の種類に分けて簡単に紹介します。


    契約手続きの仕方で発生する割引

    インターネット割引

    多くの自動車保険に見られる代表的なものが『インターネット割引』です。ダイレクト型自動車保険の最大の特徴とも言え、その割引率も最大です。

    割引率は保険会社によって違いますが、たとえば次のようなタイプがあります。

    • 保険料に応じて上限1万円を割引
    • 新規加入で保険料の10%オフ、継続でネット・継続割合わせて10%オフ
    • 新規加入で1万円割引、継続では2,000円割引
    • 保険料にかかわらずインターネット経由なら新規・継続問わず1万円割引 など

    あえて3つに分けるとすれば、保険料に応じて段階的に割り引くタイプ、保険料にかかわらず定額を割り引くタイプ、保険料の一定割合を割り引くタイプに分類できるでしょう。どれがお得かは、割引適用前の保険料がいくらかによります。

    証券省略割引

    こちらも多くの保険会社に見られ、名称はまちまちです。割引名のとおり、紙に印刷した保険証券を送付する手間を省く代わりの割引。一律に保険料から500円を割り引く保険会社がほとんどです。

    なお、割引ではありませんが、証券の表示はPDFを標準とし、紙での証券を希望した場合はオプション料を取っている保険会社もあります。

    マイページ新規申込割引

    契約中の保険の管理ページ(マイページ)を経由して、新たに同社の自動車保険を契約した場合に割引かれるというものです。ただし、申込時に対象となる別の保険に加入していることが条件です。

    なお、契約更新時にも管理ページ経由で手続きをすると、再び割引が適用されます(継続時複数契約割引)。

    運転者または車両の属性により発生する割引

    ゴールド免許割引

    契約者がゴールド免許の場合、保険料から数%割引になります。割引率は各社さまざまですが、10%のものが多いです。

    運転者限定割引

    保険の補償対象となる運転者を限定することで割引が発生します。たとえば次のような場合です。

    • 運転者を記名被保険者(契約者)に限定
    • 記名被保険者(契約者)及び配偶者に限定
    • 記名被保険者(契約者)とその家族に限定
    • 限定なし など

    当然、運転者が限定されるに従って割引率が上がります。また、運転者の年齢条件によって割引額が異なる保険会社もあります(例:若年層・高齢者層が含まれていると割引が無くなる など)

    車の使用用途による割引

    運転車両の使用目的が、業務用でなく自家用及びレジャーの場合、割引率が高くなります。

    そもそもの保険料算出時に判断基準とされることが多いため、改まって『割引』と記載していない会社もありますが、一部の保険会社では割引として採用されています。

    新車割引

    車の車種・型式によって保険料が異なります。一部の会社で設定されています。

    • 自家用普通乗用車、自家用小型乗用車の場合に保険始期日が、新車登録後(初度登録後)25ヵ月以内のとき、保険料を割り引き。
    • 割引率は各保険会社によって異なる(5%~9%前後)

    保険料のどの部分から割り引かれるかの基準も、保険会社によりまちまちです。

    エコカー割引、電気自動車割引、ハイブリッド車割引

    一部の会社が採用しています。地球環境保全のため、ハイブリッド車・電気自動車・メタノール自動車・天然ガス自動車等のいわゆるエコカーだった場合、保険料から割引がされます。

    例によって会社によって呼び方も割引率も異なります。また、会社によって対応するエコカーの種類にも違いがあります。

    セカンドカー割引(複数所有新規特則)

    2台目以降の車に初めて自動車保険の保険契約をし、適用条件を満たした場合に割引されるというものです。

    • 1台目の保険契約が別の会社・同居家族のものであっても適用
    • 2台目以降一律600円割引きの会社も
    • 2台目の初回契約時のノンフリート等級(本来6等級開始)を、7等級からのスタートにする形で保険料を割り引くなど。各社により割引率が違う

    契約期間によって発生する割引

    継続割引

    一部の保険会社が採用しており、契約年数に応じて保険料が割り引かれるものです。割引率は1~2%程度で、長く契約を続けるほど割引率が上昇します。

    保険料および更新時期などの条件付きで、保険料から500円を割り引く会社もあります。

    早割

    こちらも一部の会社が採用しています。継続割引とセットにしている会社もあります。

    • 割引前の保険料および保険継続等の条件付きで500円割引
    • 保険開始日の45日前までに契約申込の場合500円割引
    • 新規・継続問わず30日前までの契約申込で400円割引
    • 同じく新規・継続問わず50日前までの契約申込で600円割引

    契約する保険商品が決まっている場合は早めに契約した方がお得です。

    前年の走行結果により発生する割引

    くりこし割引

    走行距離によって保険料が変動する保険で、契約時に設定した上限キロ数を下回った場合、その差額を翌年の保険料に割引として使うことができます。返金ではないため、翌年も継続する場合はメリットがあります。

    無事故割引

    1年間無事故だった場合に、翌年の保険料が割り引かれるタイプです。

    長期優良契約割

    新規契約および以前の契約(保険契約1年以上)が20等級で、前契約の保険期間中に保険事故が発生しなかった場合に適用されます(取り扱いは1社のみ)。

    走行距離による保険料の換算

    割引というよりも保険料を決めるシステム。走行距離を基準にし、多く走る人は危険確率も高くなるため保険料が高く、逆にあまり走らない人は安くなるという保険料の算出方法です。

    週1~2回など普段あまり車に乗らないという人は、こうした商品を選んだほうがお得感があります。

    その他

    紹介割引

    自分が入っている保険会社を家族や友人に紹介し、紹介を受けた人が契約した場合に翌年の保険料が割り引かれれる仕組み。ギフトカード等の金券がプレゼントされることも。

    まとめ

    実は少し前まで『エアバッグ割引』や『ABS割引』『イモビライザー割引』等の車載装備に対する割引を採用している保険会社もありましたが、現在はほぼ標準装備になったため、割引制度は廃止されました。補償内容だけでなく、割引制度も時代を反映して日々変わっていっているということです。

    以上、さまざまな割引制度を上手く使って、自分に合った自動車保険にお得に加入しましょう。

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