掲載:
モバイル端末の強みを活かしたauブランドの自転車保険です。2015年12月17日以前まで販売されていた「あうて『ケガの保険 Bycle』」の後継商品で、新たな補償プランと加入タイプが発売されました。
自転車搭乗中のケガを手厚く補償する「自転車向け保険 Bycle(バイクル)」が主力商品。今回の商品改定ではこれに加え、交通事故以外で負ったケガも補償する「自転車向け保険 Bycle Best(バイクル ベスト)」が新設されました。また、加入タイプも、「本人」「家族」のほか、本人と配偶者を除く親族を補償範囲とする「本人・親族」が登場しました。
補償項目 | コース | ||
---|---|---|---|
ブロンズ | シルバー | ゴールド | |
ケガの補償範囲 | ・自転車向け保険 Bycle:交通傷害保険(自転車搭乗中等2倍) ・自転車向け保険 Bycle Best:普通傷害保険(自転車搭乗中等2倍) |
||
死亡・後遺障害 | 300万円(600万円) | 400万円(800万円) | 400万円(800万円) |
入院一時金 (3日以上の入院) |
– | 2万円(4万円) | 5万円(10万円) |
入院給付金日額 | 4,000円(8,000円) | 6,000円(1万2,000円) | 6,000円(1万2,000円) |
手術給付金 | ・入院:入院給付金日額×10 ・外来:入院給付金日額×5 |
||
通院給付金日額 | – | 1,000円(2,000円) | 2,000円(4,000円) |
個人賠償責任補償 | 1億円(付帯選択可) | 1億円 | 2億円 |
示談代行 | あり(※) | あり | あり |
法律相談費用 | – | – | 5万円 |
弁護士費用等 | – | – | 300万円 |
ロードサービス | プレミアム | プレミアム | プレミアム |
※ブロンズコースで個人賠償責任補償を付帯しない場合、示談代行もなし
※加入可能年齢:18歳~74歳(契約者本人)
自転車を運転中に転倒した、走行してきた自転車にはねられたなど、自転車にかかわるケガであれば保険金が2倍になります。本来、自転車保険と名乗るからには、自転車事故だけを補償対象とする設計が理想ですが(補償対象を絞ることで保険料が安くなるため)、2倍にしてくれることで「納得感」が増す気がします。
事故や故障で自走不能になった場合に搬送してくれるロードサービスもあります。
無料搬送距離は、以前は20kmまででしたが、現在は50kmに拡大。自宅からの利用可能距離が半径1kmを超えていれば24時間365日対応してくれます。
タイプ | ブロンズ | シルバー | ゴールド |
---|---|---|---|
自転車向け保険 Bycle | |||
個人 | 370円(4,150円) | 610円(6,620円) | 1,050円(1万1,280円) |
本人・親族 | 720円(7,890円) | 1,190円(1万2,850円) | 1,720円(1万8,680円) |
家族 | 890円(9,660円) | 1,490円(1万6,100円) | 2,090円(2万2,740円) |
自転車向け保険 Bycle Best | |||
個人 | 880円(9,660円) | 1,500円(1万6,470円) | 2,140円(2万3,350円) |
本人・親族 | 2,380円(2万5,960円) | 4,170円(4万5,590円) | 5,400円(5万9,050円) |
家族 | 3,000円(3万2,710円) | 5,320円(5万8,200円) | 6,850円(7万4,920円) |
クレジットカード払(月払・一時払)、コンビニエンスストア払(一時払)、auかんたん決済 |
最低保険料は月額370円からとリーズナブル。個人賠償責任保険1億円・示談代行サービス付きにしては低価格といえます。家族タイプにすると約2.5倍になりますが、4人家族であれば1人あたりの保険料を節約できます。
新設された本人・親族タイプは、子供の送り向かいをする「ママ(パパ)+子供」など、補償範囲を家族タイプにまで拡げる必要がない家庭を想定しています。
なお、auユーザーでなくとも加入することができ、インターネット上から簡単に手続きできる点が特徴です。auユーザーの場合は、月々の携帯電話料金と合算できる「かんたん決済」の利用が可能です。
補償内容の拡充と保険料の新プラン設置で、多種多様な利用者の要望に応えようとしているイメージ。昨今の高額な賠償事例や、危険運転を取り締まる社会情勢を踏まえて、個人賠償責任補償を「最低1億円から」としている点も評価できます。
ゴールドクラスが最も手厚く安心ですが、ブロンズクラスでも頼りないとは感じません。ただしブロンズコースを選ぶ人で、他の保険等で個人賠償責任補償を持っていない場合、必ず付帯することをオススメします。