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あさひオリジナル自転車保険「サイクルパートナー」を徹底分析
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自転車販売の全国チェーン店「サイクルベースあさひ」がau損保と共同開発した自転車保険です。特徴は月々150円の保険料と、1億円の個人賠償責任補償。
その他、加入条件や補償内容はどうなっているのでしょうか? しっかり見ていきましょう。
補償内容
補償プランは以下の1つ。加入タイプは個人型・家族型の2種類が用意されています。
補償項目 |
補償金額 |
個人賠償責任補償 |
1億円 |
死亡・後遺族傷害保険金 |
400万円 |
入院給付金日額 |
2,000円 |
示談代行 |
あり |
個人賠償責任補償に力を入れた内容となっています。保険料は低額ですが補償は最大1億円と満足のいく金額。示談代行サービスもありで安心です。しかしケガの補償は自転車に起因したものに限られており、一般的な自転車保険とは少し違いますね。お手頃価格の理由はここにあるかもしれません。
自転車にかかわるケガしか補償されないのは不安……という人には、同じau損保から「自転車向け保険Bycle」「自転車向け保険BycleBest」が販売されています。こちらは支払対象を日常生活中のケガにまで拡げたプランや、自転車保険ではめずらしいロードサービスもあり、同商品よりも手厚い設計になっています。プランも3種類あり、家族構成や生活スタイルに合わせて選ぶことができます。
月払(年払)保険料
タイプ |
保険料 |
個人 |
150円(1,680円) |
家族 |
270円(2,920円) |
申込方法 |
WEBより加入 |
支払方法(月払・一時払) |
クレジットカード払い・auかんたん決済 |
加入条件は18歳以上から、補償対象は74歳までとなります。申込みはオンラインからのみ。申込完了したその日から補償がスタートします。
auユーザーであれば、月々の携帯利用料金と合算されるので支払いが便利です。
ここに注目!
あさひで購入した人しか加入できないのか?
他店で購入した自転車でも保険に入れます。申込み時に「店舗コード入力」が必要になりますので、店頭に設置されている三つ折りリーフレット(4ケタの店舗コード記載されたもの)をもらいましょう。
全体を通して
シンプルな補償内容のためお手頃な保険料になっています。個人賠償責任補償1億円+示談代行サービスと、自転車保険のポイントを押さえた保険といえるのではないでしょうか。
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