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NTT docomo「ドコモサイクル保険」を徹底分析
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ドコモユーザー向けの自転車保険です。とは言え、ドコモユーザーなら誰でも加入できるわけではなく、「満18歳以上満70歳以下のdポイントクラブ会員」で、「iモードもしくはspモードを契約している」人に限られています。
大手3大キャリアのなかでは最も間口が狭いように思えますが、肝心の補償内容はどうでしょうか? じっくり調べてみました。
補償内容
補償プランは以下の1つ。本人型・夫婦型・家族型の3つの加入タイプが用意されています。
補償項目 |
補償金額 |
個人賠償責任補償 |
2億円 |
示談交渉 |
あり |
死亡・後遺障害 |
550万円 |
入院給付金日額 |
3,000円 |
手術給付金 |
・入院:入院日額×10
・外来:入院日額×5 |
個人賠償責任保険は、他社の多くが5,000万円~1億円なのに対し、2億円と充実しています。加えて示談交渉もあり。
傷害保険は通院給付金のないシンプルなタイプ。ケガでの通院費も補償してほしい人には頼りないかもしれません。しかし、高額療養費制度がある限り、治療費についてはそこまで心配する必要はないと思います。
月払(年払)保険料
タイプ |
保険料 |
本人 |
440円(5,280円) |
夫婦 |
640円(7,680円) |
家族 |
980円(11,760円) |
申込方法:携帯より加入 |
支払方法:月々の携帯料金と合算 |
金額について
家族が4人以上いるのであれば、家族プラン980円が一人当たり245円とお手頃です。月々の携帯料金と一緒に保険料が支払えるのと、ネットワーク暗証番号と生年月日を入力するだけで加入できる利便性が魅力です。
知っておきたい
うっかり保険が解約
当然といえば当然ですが、ドコモ携帯の利用者でなくなると、保険が失効してしまいます。また、dポイントクラブ会員解除でも保険が解除されますので気をつけましょう。
携帯会社を頻繁に乗り換えする人はうっかり保険まで・・・となりますのでご注意ください。
全体を通して
「個人賠償責任金額最大2億円」「示談交渉が全タイプに付く」「加入の手軽さ」の3点が魅力の自転車保険となっていますが、過去の自転車事故高額賠償事例(1億円以下が多い)だけを見れば、2億円の補償は不要(?)とも思われます。
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