初めて海外旅行保険に加入しようとする人や、加入したことはあっても今まで勧められるままに手続きしてきたという人のなかには「海外旅行保険の手続きの流れがよくわからない」という人も多いのではないでしょうか。
手続きがスムーズにできるように、海外旅行保険の基本的な入り方と手続きに必要なものをまとめました。
海外旅行保険は主に4つの窓口から加入することができます。
- インターネット
- 旅行カウンター
- 保険代理店
- 空港
これら4つを分けてみていきましょう。
1.インターネットで申し込む場合
海外旅行保険はインターネットで加入手続きができる商品があります。加入したい損害保険会社が決まっていれば、その会社のサイトにアクセスして手続きをします。特に目当ての保険会社がなければ保険の比較サイトなどから希望に合った保険を探すといいでしょう。なお、インターネットで契約できる商品は、あらかじめパッケージ化された補償プランが一般的で、フリー(カスタマイズ)プランが少ないのが特徴です。そうした商品でよければ、比較的簡単に申込み・加入が可能です。
手続きにあたっては、渡航先やその目的、または滞在期間(出国日や帰国日)などの情報が必要です。また、インターネットで支払いまで完了するため、クレジットカードやメールアドレスが必要になる場合があります。
2.旅行カウンターで申し込む場合
旅行代理店を通じて海外旅行を申し込む場合で、その会社が海外旅行保険も取り扱っていれば、併せて申し込むこともできます。カウンターの担当者がすべて準備してくれるので、全面的に任せてOKです。そのほか必要なものは基本的にありませんが、パスポート通りに署名しなければならないため、来店前にパスポートに記載の名前の綴りを確認しておくとよいでしょう。
また、保険商品によっては加入する本人の直筆が必要な場合や、支払方法が現金に限定されている場合があります。旅行カウンターに行く前に電話で問い合わせしておきましょう。
3.保険代理店で申し込む場合
またいくつか比較したい場合は、複数の損害保険会社を取り扱っている保険代理店で相談、申し込みするとよいでしょう。
旅行の詳細情報のほかに必要なものは、契約する保険会社によって異なります。たとえば、契約のための認印や、支払方法によってはクレジットカード、または銀行口座情報と銀行届出印、身分証明書などが必要な場合があります。保険代理店で申し込む場合も事前に必要なものを電話で確認しておくとよいでしょう。
4.空港で申し込む場合
出国日当日までに海外旅行保険の手続きができなかった場合でも、空港で加入することができます。保険会社ごとに窓口があり、複数の保険会社を比較するには、各窓口に確認する必要があるのでやや手間がかかります。
必要なものは特になく、出発時には当然わかっている旅行の詳細情報などを記載する程度で、印鑑も不要です。まるで、うっかりさんの駆け込み寺のような窓口ですね。それなら当日でもいいか、と思いがちですが、空港で申し込む場合は熟考する時間がとれないので、勧められるがまま、結局は割高のプランに加入してしまいがちです。あらかじめどんな保険や補償があるのかは、最低限知っておきたいところです。
まとめ
海外旅行保険に加入するには
- インターネット
- 旅行カウンター
- 保険代理店
- 空港
主に4つの方法がありました。窓口によって必要な書類が異なりますので、相談に行く前に当該営業所に確認するのが無難です。とはいえ、基本的には旅行の詳細情報と支払い方法よって必要なもの(クレジットカードや現金、通帳届出印等)、保険会社によってはパスポートが必要な程度で、手続きは簡単に行えます。
いずれの方法で加入するにしても、「その補償・プランでいいのかどうか」をしっかり考えられる時間やゆとりを持ちましょう。