警戒宣言時、地震保険に入れなくなる地域一覧

保険はいつでも誰でも入れるとは限りません。地震保険も例外ではなく、ある一定の条件下では加入できないケースがあることをご存知でしょうか。

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警戒宣言時の「地震防災対策強化地域」

地震防災対策強化地域とは、著しい地震災害が生ずる恐れがあるため、地震防災に関する対策を強化する必要のある地域のことを指します(大規模地震対策特別措置法第3条)。内閣総理大臣が指定し、平成24年4月1日現在では東海地震に係わる1都7県 157市町村が指定されています。

東京都新島村、神津島村、三宅村
神奈川県平塚市、小田原市、茅ケ崎市、秦野市、厚木市、伊勢原市、海老名市、南足柄市、寒川町、大磯町、二宮町、中井町、大井町、松田町、山北町、開成町、箱根町、真鶴町、湯河原町
山梨県甲府市、富士吉田市、都留市、山梨市、大月市、韮崎市、南アルプス市、北杜市、甲斐市、笛吹市、上野原市、甲州市、中央市、市川三郷町、早川町、身延町、南部町、富士川町、昭和町、道志村、西桂町、忍野村、山中湖村、鳴沢村、富士河口湖町
長野県岡谷市、飯田市、諏訪市、伊那市、駒ヶ根市、茅野市、下諏訪町、富士見町、原村、辰野町、箕輪町、飯島町、南箕輪村、中川村、宮田村、松川町、高森町、阿南町、阿智村、下條村、天龍村、泰阜村、喬木村、豊丘村、大鹿村
岐阜県中津川市
静岡県 (全域)静岡市、浜松市、沼津市、熱海市、三島市、富士宮市、伊東市、島田市、富士市、磐田市、焼津市、掛川市、藤枝市、御殿 場市、袋井市、下田市、裾野市、湖西市、伊豆市、御前崎市、菊川市、伊豆の国市、牧之原市、東伊豆町、河津町、南伊豆町、松崎町、西伊豆町、函南町、清水 町、長泉町、小山町、吉田町、川根本町、森町
愛知県名古屋市、豊橋市、岡崎市、半田市、豊川市、津島市、碧南市、刈谷市、豊田市、安城市、西尾市、蒲郡市、常滑市、新城 市、東海市、大府市、知多市、知立市、高浜市、豊明市、日進市、田原市、愛西市、弥富市、みよし市、あま市、東郷町、長久手市、大治町、蟹江町、飛島村、 阿久比町、東浦町、南知多町、美浜町、武豊町、幸田町、設楽町、東栄町
三重県伊勢市、桑名市、尾鷲市、鳥羽市、熊野市、志摩市、木曽岬町、大紀町、南伊勢町、紀北町

これらの地域に警戒宣言が発せられた場合、指定地域に所在する建物・家財については新規の加入ができないことになっています。静岡県にいたっては県内全域が地震防災対策強化地域に入っていますね。もちろん、発令前に加入している人は問題ありませんが、保険金額の増額更新等は受け入れられません(ただし更新は可能です)。

この地域は年々広まって指定されているため、近隣に居住する人は特に注意が必要です。世界有数の地震国ですから、いつ新たな強化地域が指定されるかわかりません。「いつでも入れる」と思っていると大間違い。いざという時に無保険で被災すると、何の補償も受けられない可能性があります。そんなことにならないよう、災害対策は常に最悪の事態を想定しておいた方がいいでしょう。

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