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ジブラルタ生命の収入保障保険(保険料払込中無解約返戻金型)です。万一の場合に、お給料のように毎月保険金が受け取れる収入保障保険ですが、その名の通り、高度障害になった場合には、年金額が加算されるのが最大の特徴です。
どのような保障内容なのか、実際に加入する際の保険料はどのくらいか調べました。
高度障害になった場合は、死亡時と同額の高度障害年金に加え、生きている間ずっと、年金月額に加算割合(50%)を乗じた高度障害療養加算年金を受け取れるので、住宅のバリアフリー化や長期にわたる療養費、生活費などに活用することができます。ただ、対象となる高度障害は、たとえば、両眼の視力を失った、両上肢またはその用を失った、両下肢またはその用を失ったなど、かなり厳しい状態です。
どのように保険金を受取るかというと、たとえば30歳で年金月額10万円・保険期間65歳満了の契約をして、40歳で高度障害となり、50歳で死亡した場合には、40歳から月額15万円の年金が10年間、50歳から月額10万円の年金が保険期間満了時まで15年間支払われます。
がんと診断されたたとき、急性心筋梗塞で60日以上働けなくなったとき、脳卒中で60日以上後遺症が継続したとき、2年間にわたり毎月年金を受け取ることができる特定疾病収入特約があります。
急性心筋梗塞や脳卒中の基準は厳しめですが、がんは診断確定されたら保険金を受け取れるので、がんに備える保障の一部として検討してみるのもよいでしょう。
あくまで概要ですので、詳細はパンフレットや公式サイトなどでお確かめください。
契約可能年齢 | 15歳~65歳 |
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保険期間 | ・年満了:15~30年(5年刻み) ・歳満了:55~70歳(各歳)、75歳、80歳 |
保険料払込期間 | 保険期間と同一 |
払込回数 | 月払・半年払・年払 |
給付金 | 主な支払条件・保障内容 |
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死亡・高度障害 | 【最低】年金月額:5万円 【最高】年金原価:7億円 確定保証期間:契約年齢・保障期間に応じて2年・5年・7年 |
給付金 | 主な支払条件や保障内容 |
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疾病障害による保険料払込免除特約 | 不慮の事故で所定の身体障害状態になったとき、以後の保険料払込免除 |
特定疾病収入特約 | がんと診断されたとき、急性心筋梗塞、脳卒中で所定の状態になったとき、特定疾病年金(2年間) |
介護収入特約 | 公的護保険制度の要介護2以上の状態に該当するとき、介護年金(2年間) |
リビング・ニーズ特約 | 被保険者の余命が6カ月以内と判断されるとき、死亡保険金の一部または全部 |
指定代理請求特約 | 被保険者が保険金を請求できない所定の事情があるとき、指定代理請求人が保険金を請求できる |
では、実際に保険料を見積もってみましょう。
以上の条件で、30歳、40歳、50歳の男女の保険料を計算してみます。
男性30歳 | 8,280円 | 女性30歳 | 6,100円 |
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男性40歳 | 9,780円 | 女性40歳 | 7,000円 |
男性50歳 | 1万2,380円 | 女性50歳 | 8,020円 |
公的介護保険制度の要介護2以上に認定されたとき等に、介護年金を2年間、毎月受け取ることができる特約です。もし要介護状態となった場合は在宅介護に備えるための介護用品購入やリハビリの費用、また生活費などにも充てられるので助かります。とはいえ、保険期間を60歳や65歳満了とする場合であれば、そもそも介護状態となる可能性が低いので、この特約の必要性は低いかもしれません。
被保険者が、責任開始期以後に発生した不慮の事故を直接の原因として、その事故の日からその日を含めて180日以内に身̶̶̶̶̶̶̶̶体障害の状態に該当したとき、以後の保険料の払込が免除されます。
保険金は年金で受け取るだけでなく、ライブプランに合わせて以下のような受取り方法が可能です。
当サイトによくお問い合わせいただく内容をまとめました。なお、パンフレットなどの資料にも記載のある内容ですので、もっと詳しく知りたい場合はそちらをご覧ください。
喫煙状況や健康状態で保険料を割り引く制度はありません。
契約中に考えが変わり、終身保障の保険に加入したいと思った場合、審査や告知なしで他の保険に加入することができます。それまでの契約の一部を減額して他の保険に加入したり、複数の終身保険に加入したりすることも可能です。
高度障害状態になったときの保障が充実している収入保障保険ですが、保険金が払われる基準が厳しいわりには保険料が高いように思われます。加入を検討する際は、同じような保障内容の保険も併せて検討してみましょう。死亡保障と就業不能保障を別の保険で備えることも可能です。