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死亡保障に就業不能保障がセットされ、幅広い保障が得られる保険ですが、これまで就業不能保障の対象が5疾病と重度要介護状態だったのに加え、2019年2月より全ての傷病による障害も含まれるようになり、保障の対象範囲が広がりました。
そこで、保障内容や加入時の保険料を整理しました。
主契約では、被保険者が死亡したとき、高度障害となったときに、毎月のお給料のように給付金を受け取ることができます。つまり、収入保障保険なのですが、受取り方にバリエーションがあり、一時金でも受け取れることを前面に出しているところや、病気やケガで働けなくなったときにも給付金を受け取れる就業不能保障も備えているところで、他の収入保障保険と一線を画しています。
最大の特徴は、5疾病・障害・重度介護で働けなくなったときに毎月給付金を受け取れる就業不能保障がセットされ、1つの保険で2つの保障をカバーできることです。さらに、5疾病で入院したときには入院給付金を受け取ることもでき、医療保障としての側面も持っています。
なお、死亡保障とは別に給付金額や給付期間(2年・5年・満期まで)を設定することができるので、ニーズや保険料の予算を考えながらプランを設計することができます。
あくまで概要ですので、詳細はパンフレットや公式サイトなどでお確かめください。
契約可能年齢 | 15歳~75歳 |
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保険期間 | 10年~50年かつ満了年齢40~85歳 (契約の更新はありません) |
保険料払込期間 | 保険期間と同一 |
払込回数 | 全期払/短期払 |
最低支払保障期間 | 1年/2年/5年 |
種類 | 主な支払条件・保障内容 |
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死亡保険金 | 基準給付金月額:最低5万円(一時金ベースで7億円限度) |
高度障害保険金 | 死亡保険金と同額 |
種類 | 主な支払条件・保障内容 |
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5疾病・障害・重度介護家計保障特約 (就業不能保障プランPlusには付加必須) |
・5疾病による就業不能が60日超継続、病気やケガによる所定の障害状態、要介護状態が180日超継続したとき、特約給付金を一定期間毎月 ・5疾病で所定の入院をしたとき、給付金月額×2 |
重度5疾病・障害・重度介護一時金特約 | ・重度5疾病・障害・重度介護給付金の支払事由に該当したとき、給付金(一時金) |
リビング・ニーズ特約 | ・被保険者の余命が6カ月以内と判断されるとき、特定状態保険金(3,000万円を限度) |
指定代理請求特約 | ・被保険者が病気やケガにより保険金等を請求する意思表示ができない等の場合に、あらかじめ指定した代理人が保険金の請求可 |
実際に加入する場合の保険料例を調べました。
以上の条件で、20歳、30歳、40歳、50歳の男女の月払保険料(口座振替
年齡 | 非喫煙者保険料 | 標準保険料 | ||
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男性 | 女性 | 男性 | 女性 | |
20歳 | 4,465円 | 3,125円 | 5,065円 | 4,220円 |
30歳 | 5,040円 | 3,590円 | 5,785円 | 4,970円 |
40歳 | 6,480円 | 4,450円 | 7,395円 | 5,375円 |
50歳 | 7,740円 | 5,005円 | 8,700円 | 5,885円 |
過去1年間に喫煙をしたことがなければ、保険料が割り引かれます。ただし、喫煙状況は本人からの申告だけでなく、所定の喫煙検査を受ける必要があります。そのため、たとえタバコを吸ったことが無くても、受動喫煙で割引の対象とならないケースがあるということです。
被保険者が死亡または高度障害となった場合、保険金の受取り方を以下の3つから選択することができます。
給付金受取りが決まってから、受取り方法を決めるので、そのときの状況に応じて選べます。
がんと初めて診断されたとき、心疾患や脳疾患で手術を受けとき、障害や要介護状態になったとき等、所定の状態になった場合には、特定疾病・障害・重度介護保険料払込免除特則によって、以後の保険料払込が免除になります。
当サイトによくお問い合わせいただく内容をまとめました。なお、パンフレットなどに記載のある内容もありますので、もっと詳しく知りたい場合はそちらをご覧ください。
もちろん、死亡・高度障害のみを保障する主契約だけのシンプルなプランも選ぶことができます。
悪性新生物(がん)、急性心筋梗塞、脳卒中、肝硬変、慢性腎不全の5つです。ただし、がんのうち上皮内新生物は対象となりません。
公的介護保険制度ではなく、保険会社が定めた要介護状態で、以下のいずれかの状態をいいます。
(1)常時寝たきり状態で、下記のa. に該当し、かつ、下記のb.~d.のうち、2項目以上に該当して他人の介護を必要とする状態
a. ベッド周辺の歩行が自分ではできない
b. 衣服の着脱が自分ではできない
c. 入浴が自分ではできない
d. 食物の摂取が自分ではできない
e. 大小便の排泄後の拭き取り始末が自分ではできない
(2)器質性認知症と診断確定され、意識障害のない状態で見当識障害があり、他人の介護を必要とする状態
1つの保険で、死亡保障と就業不能保障の2つを備えられる便利な保険ですが、保険料が高いのが悩ましいところです。非喫煙割引の割引率があまり高くないのも残念ですが、たくさんの保険に加入することなく、できるだけシンプルな加入でさまざまなリスクに備えたいという人にはおススメです。