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割安な保険料で定評のあるFWD富士生命の「E-終身」。そこに、三大疾病(がん・急性心筋梗塞・脳卒中)で所定の状態となったら、以後の保険料払込が免除される「保険料払込免除特約」と、ティーペックの健康サービスが加わると 「レスキューP E-終身」となります。保険料の払込みが終わったら、年金や介護保障に移行できます。
ここでは「レスキューP E-終身」を中心に分析していきます。
一生涯の保障を受けられる終身保険は、一般に保険料が高くなってしまうのがデメリットですが、「レスキューP E-終身」は、保険料払込期間の解約返戻金を低く抑える低解約返戻金型にすることで、通常より割安な保険料を実現しています。ただし、保険料払込を満了するまでは、払い込んだ保険料の総額より低くなってしまうので、途中で解約することがないよう堅実な保険プランを検討することが重要です。
「レスキューP E-終身」は、所定の状態になった場合に保険料払込が免除される特約が付いているのが大きな特徴です。以下の3つの事由に該当したとき、以後の保険料払込が免除になります。
「E-終身」と比べると保険料が少し高くなってしまいますが、保険料の差は30歳男性、保険金1,000万円、60歳払済の契約で月額550円です。それが高いか安いか、感じ方は人それぞれですが、万一の場合の安心を第一に考えるのであれば、「レスキューP E-終身」で保険料払込特約が付いている方がより安心でしょう。
あくまで概要ですので、詳細はパンフレットや公式サイトなどでお確かめください。なお、「レスキューP E-終身」はインターネットのみの取扱いとなります。
契約可能年齢 | 0歳~75歳 |
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保険期間 | 終身 |
保険料払込期間 | 10年以上、90歳以下満了 |
払込回数 | 月払・半年払・年払 |
給付金 | 主な支払条件・保障内容 |
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死亡保険金 | 200~5億円 |
高度障害保険金 | 死亡保険金と同額 |
給付金 | 主な支払条件・保障内容 |
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保険料払込免除特約 | ・三大疾病による所定の状態や身体障害状態・要介護状態に該当した場合 |
リビング・ニーズ特約 | ・被保険者の余命が6カ月以内と判断されるとき、生存中に保険金を受け取れる |
指定代理請求人特約 | ・被保険者が、保険金等を請求できない所定の事情があるとき ・保険金等の受取人に代わり指定代理請求人が請求を行うことができる |
5年ごと利差配当付年金払移行特約 | ・死亡・高度障害保障の全部または一部を年金(確定年金・終身年金)に移行 ・保険料払込期間満了後に付加できる |
5年ごと利差配当付介護保障移行特約 | ・死亡・高度障害保障の全部または一部を介護保障に移行することができる ・所定の要介護状態になったときに介護給付金・介護年金を受け取ることができる ・保険料払込期間満了後に付加できる |
では、実際に保険料を見積もってみましょう。
以上の条件で、20歳、30歳、40歳の男女の保険料(月払)と払込期間満了直後の解約返戻率を計算してみます。
契約者 | 月額保険料 | 払込保険料累計 | 解約返戻金額 | 返戻率 |
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20歳男性 | 1万6,560円 | 794万8800円 | 872万4000円 | 109.7% |
20歳女性 | 1万6,210円 | 778万0800円 | 847万4000円 | 108.9% |
30歳男性 | 2万3180円 | 834万4800円 | 872万4000円 | 104.5% |
30歳女性 | 2万2950円 | 826万2000円 | 847万4000円 | 102.5% |
40歳男性 | 3万6830円 | 883万9200円 | 872万4000円 | 98.6% |
40歳女性 | 3万6440円 | 874万5600円 | 847万4000円 | 96.8% |
※払込期間終了直後の返戻金額
解約すれば解約返戻金を受け取れるので、将来の資金とすることもできます。例えば、万一の備えとして家族のために、長生きできた場合は老後資金として、どちらにも備えることが可能です。
保険料払込みが終わった後には、保険金の全部または一部を年金・介護保障へ移行することも可能です。「年金」なら、5年確定、10年確定、15年確定、10年保障期間付終身年金(確定型)の4つの受取り方から選ぶことができます。「介護保障」なら、所定の要介護状態になったとき、その状態に応じて介護給付金、介護年金を受け取ることができ、死亡したときに死亡給付金を受け取れます。
「レスキューP E-終身」と「E-終身」のもう一つの大きな違いは、ティーペックが提供する「FWD富士生命健康サービス」が利用できるかどうかです。「レスキューP E-終身」に加入すれば、以下のサービスが受けられます。
いざというときに相談できる窓口が用意されているというのは助かります。ティーペックのセカンドオピニオンサービスは有名ですが、その他にも、医師・保健師・看護師などの相談スタッフが24時間365日対応してくれる健康医療相談サービスや、精神的な悩みを相談できる心のサポートサービスなど、心強い存在となってくれそうです。
当サイトによくお問い合わせいただく内容をまとめました。なお、パンフレットなどの資料にも記載のある内容ですので、もっと詳しく知りたい場合はそちらをご覧ください。
保険料払込期間中でも、解約返戻金はあります。ただし、通常の生命保険の解約返戻金額の約70%に抑えられているので、払い込んだ保険料総額よりかなり減ってしまいます。できれば払込みを終えるまでは解約を避けたいところです。
「レスキューP E-終身」は、加入したときに保険金額、解約返戻金額が確定します。将来、大きなインフレとなった場合には不安がありますが、大きく減額される心配がないというメリットもあります。
払込期間を10年、15年、18年にすることができるので、教育資金の積立てにも活用できます。ただし、保険料払込免除特約が付いている分だけ保険料が割高になり、返戻率が下がってしまいます。健康状態に自信があれば、「E-終身」や他社の終身保険も検討してみるとよいでしょう。
保険料払込免除特約とティーペックの健康相談サービスがこれまでの「E-終身」に加わったのが「レスキューP E-終身」です。保障内容と解約返戻率を考えると保険料はリーズナブルで、保険料払込期間満了後には、そのまま死亡保障として継続、解約して返戻金を受取る、年金に移行、介護保障に移行の4つのプランが考えられ、長生きリスクへの備えとしても頼もしい存在です。ただ、将来の資金として解約返戻率を重視したい人には、「E-終身」の方がおススメです。