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アクサ生命の定期保険です。ペットネームに「保障重視の定期保険」とあるように、通常の死亡保障だけでなく、就業不能に備える特約を備えています。
具体的に調べてみました。
ごくシンプルな定期保険(死亡保険)です。解約払いもどし金がないため、保険料が割安になっています。また、更新がないので保険料はずっと変わりません。保険期間も55歳満了から5歳刻みで90歳満了まで、ライフプランに合わせて選択できます。
保険料をなるべく抑え、大きい保障が欲しいという方に向いている商品です。
ピュアライフにつけられる特約です。所定の就業不能状態になったとき、または死亡したとき、契約した期間まで毎年保険金が支払われます。
この特約のパンフレットでは、ピュアライフ(主契約)が100万円、特約の「大切な人保障スペシャル」が初年度3,000万円となっていて、もはやピュアライフのほうがおまけのように見えてしまいます。就業不能の保障が欲しい人にとって、安くて使い勝手のいい主契約としてピュアライフを選ぶこともできそうです。
あくまで概要ですので、詳細はパンフレットや公式サイトなどでお確かめください。
契約可能年齢 | 5~80歳(年齢、職業などにより保険金額に制限あり) |
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払込期間 | ・500万円以上10万円単位(上限は相談) ・高額割引制度あり |
保険期間 | 55~90歳満了まで5歳刻み |
保険料払込期間 | 55~90歳まで5歳刻み |
保険料払込方法 | 月払、半年払、年払 |
※保険金額が500万円以上であっても、月額保険料が3,000円未満では取扱なし(特約と合計して3,000円以上ならOK)
※特約を付加する場合、一定の条件を満たせば保険金額が500万円未満でも可能。
種類 | 主な支払条件・保障内容 |
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死亡保険金 | 被保険者が死亡した時 |
高度障害保険金 | 被保険者が所定の高度障害状態に該当したとき |
種類 | 主な支払条件・保障内容 |
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大切な人保障スペシャル (生活障害保障型逓減定期保険特約) |
・生活障害保険金(年金形式) 保険会社所定の就業不能状態に該当したとき ・死亡保険金(年金形式) 被保険者が死亡したとき |
年金払特約 | ・保険金の全部または一部を年金形式で受け取る ・中途不可のみ(契約時にはつけられない) |
リビング・ニーズ特約 | ・余命6か月と診断されたとき保険金の全部または一部を先払い ・指定代理請求特約と同時付加のみ |
指定代理請求特約 | 保険金などの受取人が請求できないときに代理で請求できる人を指定 |
実際に加入する場合の保険料例を調べました。
年齡(払込期間) | 男性 | 女性 |
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20歳(45年間) | 1,890円 | 1,360円 |
30歳(35年間) | 2,780円 | 2,000円 |
40歳(25年間) | 4,160円 | 2,850円 |
50歳(15年間) | 6,270円 | 4,040円 |
※赤字は3,000円未満のため、取り扱い不可になったシミュレーション
※アクサ生命の所定の要件を満たせば契約可能。詳細はお問い合わせください。
加入から2年以上、有効に保険が継続している場合、保険契約の全部または一部を無配当終身保険に切り替えることができます。解約または減額から1か月以内に手続きをする必要があります。
元契約から減少した保障額以下で、新契約への加入となりますが、健康状態に関係なく切り換えが可能です。
無解約払いもどし金のため割安と謳っていますが、パンフレットには払いもどし金のある定期保険(非更新型定期保険)との比較が載っており、それによると、一概にお得とも言えないようです。
被保険者の年齢・保険期間など個々の契約の条件によっても異なるでしょうが、30年の保険期間の例では、加入5年から20年では、ピュアライフのほうが実質保険料負担が大きくなっていました。
加入を検討するなら、どちらも比較し目的に合ったタイプを選ぶと良いでしょう。
当サイトによくお問い合わせいただく内容をまとめました。なお、パンフレットなどに記載のある内容もありますので、もっと詳しく知りたい場合はそちらをご覧ください。
保険契約加入時に付加することはできません。加入後、いつでも中途付加ができます。
特約ではつけられません。就業不能保障はありますが、医療保障が欲しければ別の保険を検討するしかありません。
とてもシンプルで、特約をのぞけば保険にあまり詳しくない人でもわかりやすい商品と言えるでしょう。
保険期間を85歳、90歳と長くとることも可能ですが、平均寿命を超えて長生きすることも珍しくない時代です。定期保険ですから、保険期間を超えて長生きしたときには保障切れとなります。たとえば相続対策などの目的で加入を考える場合、切り換えられる商品があるうちに終身保険へ変更することも忘れないように。