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はじめての保険パンフ~複雑な資料を読み進めるためのちょっとしたコツ

保険の資料やパンフレットの見方は、その保険のジャンル(=何を保障するか)によって変わってきます。

それぞれの見方は各ジャンルのページで詳しく解説するとして、ここでは、資料を読み進めるにあたって共通する基本的な「コツ」について紹介します。

届いた資料すべてに目を通す必要はなし!

資料請求の後に届くのは、保険商品のパンフレットだけとは限りません。『ご契約に際しての注意事項』や、自分の健康状態を知らせる『告知書』、『口座振替申込書』など、契約に必要な書類が一式入っていることがあります。

申し込むにあたっては非常に重要な書類ではありますが、少なくとも「この段階では」目を通さなくても構いません。今、熱心に読まなくても、申込時に嫌でも向き合うことになります。対面でしか申込できない保険の場合なら、担当者と一緒に確認を進めていくような書類です。

いろいろ届いたとしても、とりあえずパンフレットだけを手に取ればOKです。

表紙にある「正式名称」をチェック

ほとんどの保険商品にはペットネーム(愛称)が付けられていますが、ペットネームだけでは何の保険かよくわからないことがあります。そこで、その保険がどんな内容かをきちんと確認するために、表紙のどこかに書いてある正式名称を見てみましょう。

たとえば、「ソクラテスの安心医療サポート」というペットネームの保険があったとして、ここからだと具体的な情報を得るのは難しいですが、「医療総合保険(基本保障・無解約返戻金型)[無配当]」という正式名称からなら、意味を拾える単語がいくつかあると思います。

あえて語気を強めるなら、ペットネームなんて忘れてください。

なにが主契約で、なにが特約かを見分けておく

保険商品の保障は、主契約と特約に分解できます。主契約=メイン、特約=オプションですから、オプションだけで契約することはできません。いくらお目当ての特約があっても、メインとなる主契約を軽視することはできないということです。

多くのパンフレットでは、なにが主契約で、なにが特約かを区別して書いてくれているものですが、なかにはわかりにくいパンフレットもあります。そんな場合は、やっぱり表紙の正式名称を確認するのが役に立ちます。契約書や設計書に書かれる正式な名称が記載されているはずですから、誤解なくその保険の構成を理解できるでしょう。

よくわからないところはメモを付けまくろう

はじめて保険のパンフレットに目を通すのですから、わかりにくいところは必ず出てくると思います。それは専門用語であったり、給付金の支払条件であったり、まるで契約書に出てくるような、硬い日本語であったり。

そういう箇所に出くわしたら、付箋やペン等、なんでもいいので印を付けておき、次に進みましょう。わからないところは後で調べればいいんです。

書き込みの色を使いわけたり、ラインマーカーを使ったり、付箋紙の種類を変えたりと、やり方は自己流でOKです。教科書や参考書にしていたような感覚で、好きなようにやってみてください。

お手上げの場合でも相談サービスで一件落着

疑問点に印をつけまくった結果、付箋だらけになり、「調べる気力が失せた」という方もおられます。ですが、ぜんぜん大丈夫! そんな場合は、よくわかる人に教えてもらえばいいのです。

手っ取り早いのは、その保険を販売している会社のコールセンターや営業パーソンに聞いてみることですね。保険ソクラテス編集部はもちろん、プロのFP(ファイナンシャル・プランナー)でも、販売会社に問い合わせをするのはよくあることです。自社の取扱商品だけあって、細かな質問にも明快に答えてくれます。

ほかには、複数の保険を取り扱う対面の保険相談サービスを頼るのもいいでしょう。販売会社と違い、その保険商品だけでなく、似たような商品と比較してくれたりと、かゆいところに手が届く提案に期待できます。あなたの疑問点が付箋やメモという形で整理されているので、質問を受ける側もやりやすいはずです。

もちろん……
自分でわかるようになっていただくのがこのページの趣旨ですが、調べることがストレスになってしまっては意味がありません。保険の資料で不明点が多すぎる場合は、「ストレスになる前に専門家を頼る」ことをオススメします!無料で対応してくれるうえ、あなたの質問にとことん付き合ってくれるでしょう。

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