死亡保険の受け取り条件の説明に、「死亡した場合または所定の高度障害状態に該当したとき」と記載されているのはご存知だと思いますが、この「高度障害状態」という言葉はやや曖昧で定義が必要です。
というのも、請求トラブルのなかには、「高度障害状態になったのに保険会社が払ってくれなかった」というクレームや相談が少なくないからです。
「所定の高度障害状態」とはどんな状態を指すのでしょうか。生命保険の約款をひもといてみましょう。
保険商品の詳細説明や約款を読んでいると、「契約者」「被保険者」「保険金受取人」という言葉が必ず出てきます。漢字の意味からなんとなくは分かるものの、保険で定義している正確な意味を把握している人は少ないのではないでしょうか。
保険を解約したとき、それが貯蓄型の保険だったなら、それまでに支払った保険料の一部が戻ってきます。これが解約返戻金です。