
共同通信社が47都道府県の介護保険事業支援計画についてまとめたところ、介護を必要とする人の数は2025年度には現在の122%となり、約770万人に達すると推定されることがわかりました。
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先般、金融庁が数社の生命保険会社の「約款」について修正を求めたことが報じられました。
その修正とは次のようなものでした。
生保4社、約款に「遺伝」「家族歴」記載…金融庁が削除命令
《要約》金融庁は、生命保険会社4社が保険の契約内容を記した約款に、遺伝に関する記載をしていたことが判明したので、不適切な表現として削除を命じたことを発表しました。 家族の病歴などの遺伝情報を加入審査に使っていると取られかねない内容で、各社とも同庁の命令に応じる方針だということです。
金融庁は、生命保険会社4社が保険の契約内容を記した約款に、遺伝に関する記載をしていたことが判明したので、不適切な表現として削除を命じたことを発表しました。
家族の病歴などの遺伝情報を加入審査に使っていると取られかねない内容で、各社とも同庁の命令に応じる方針だということです。
保険会社は約款のこの記載について「今は家族歴を加入審査に使っていないが、約40年前の記載が残っていた。」と説明したのだそうです。人種差別と受け取られかねないこのような記述が長期間にわたって見過ごされていた事実は「保険の約款があまり人目に触れる機会が少ない」ことの証左ではないかと思います。つい先日「広辞苑」改訂版が発売された直後に、「LGBT」の説明が不正確との反応があったこととは対照的な事例と言えます。実は保険の約款は発行部数がとても多いのに、実際には読まれていないのではということから、業界内では「日本で最も読まれないベストセラー」などと揶揄する人もいるのです。
ご自宅の購入を検討している方は既にご存知と思いますが、この10月に住宅金融支援機構の住宅ローン【フラット35】が「団体信用生命保険付き」を標準とするように改定されました。
【フラット35】2017年10月の制度変更事項のお知らせ
//www.flat35.com/topics/topics_20170804.html
団体信用生命保険(団信)とは、住宅ローン契約者が死亡するなど万一の場合に保険金によって債務を完済する保障制度です。これまではローン返済金とは別に保険料を毎年支払う方式でしたが、この度の改定で団信の組み込まれたローンがスタートしたのです(団信無しの選択も可能)。
歌舞伎役者・市川海老蔵さんの妻・小林麻央さんの死去は各マスコミで大きく報道されました。小林さんがガンであることを告白(公表)し、その後の闘病生活をあえてご自身のブログで公開し続けたことや、夫と2人の幼いお子さんと、母親や有名人であるお姉さんも含めた家族愛の様子を垣間見ることにもなって、特別なファンに限らず多くの人が関心を寄せたことでしょう。そして今、小林さんのガン治療の選択が正しかったのかどうかということまでもが話題となっています。
2人に1人がガンになるとも言われる時代に生きる私たちが、ガンとどのように向き合うのか、治療の実態はどうなのか、どんな情報が必要なのか、家族のサポートはいかにあるべきかなど、考えるべき問題は少なくありません。ガン治療の多様化とガン保険の進化については以前にも取り上げましたが、ガンを取りまく諸問題と、私たちが取り組むべきガンへの対応策について、もう一度検討します。
少し前までサクラの話題で盛り上がっていたかと思えば、もうすでに4月が終わろうとしています。この季節に産業界では新入社員達が研修を終えてそれぞれの配属先に赴き、新入学の学生や児童達はそろそろ友達も出来つつある時期ではないでしょうか。
新入学前後の季節は「子供の保険」の相談が多くなる時期でもあります。「息子が小学生になるので良い保険があれば教えてほしい」とか「娘が大学に進学したのだが、入っておくべき保険があるか?」などです。
新入学や進学に伴なって、お子さんの行動パターンや活動範囲が変わり、それぞれのリスクが増すことも考えられます。この時期に「子供の保険」について考えることは意味のあることと思いますので、ここで整理してみます。