
「人生100年時代」に入り、長生きのお年寄りが増えています。それに伴って、認知症高齢者が確実に増えていくでしょうから、他人事とは思わず、一人ひとりが介助・介護費用の準備をしておいた方がいいかもしれません。
認知症でかかる費用もカバーできるくらい老後資金を貯められる見込みのある人はいいですが、そうではない人は、保険でカバーする手も。認知症に特化した保険が進化しています。どう進化したのか見てみましょう
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女性の晩婚化によって、出産年齢が高齢化しています。
厚生労働省の人口動向調査によると、第一子出生時の母の年齢は、昭和50年が25.7歳だったのに対し、平成27年が30.7歳と、40年間で5歳も高くなりました。
35歳以上の出産は‘高齢出産’といわれますが、なかには、50歳以降に出産する”超高齢出産”の事例なども目にします。
となると、子育てと親・親族の介護が同時期に発生する「ダブルケア」を経験する世帯も増えているというのも、自然の摂理なのかもしれません。
その上、少子化で兄弟がいない、あるいはひとりっ子というご家庭が増えたこと、親戚とも疎遠になり、地縁ネットワークも希薄化していることなどから、昨今では、経済的な負担も含め、ダブルケアは、深刻な問題となりつつあります。