保険の契約・見直しを検討する際、まず、壁になるのが「用語の難解さ」ではないでしょうか。 「保険契約者」「被保険者」など契約の際の基本的な用語から、「低解約返戻金型保険」「定期付終身保険」 など普段聞きなれない言葉を前にすると「なんとなくこれでいいか」と理解していない保険を契約してしまう可能性もあります。
この「図解!保険の用語集」では保険の用語について図解や表などを多用し、できるだけ理解しやすくなるように 作成しました。
特定疾病保障保険とは、長らく日本人の死因ワースト3を占めてきた三大成人病・「がん(悪性新生物)」「急性心筋梗塞」「脳卒中」になったときの医療費に備える保険です。3つの病気をセットにしていることから「三大疾病保障保険」と呼ばれることもあります。
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転換制度とは、契約中の保険を解約して得たお金をもとに新しい保険に加入できる仕組みのことです。
車の下取り制度をイメージすると分かりやすいと思います。古い車はいくらかで引き取ってもらえ、その売値を新車の頭金に充てることができますよね。
保険の場合、既契約で貯まった積立金や積立配当金などを新保険へ転換することができます。保険会社によっては転換を「コンバージョン」と呼ぶこともありますが、内容は同じです。
逓減定期保険とは、読んで字のごとく、時間の経過とともに保険金額が減っていくタイプの定期保険のことです。保障額が減少する代わりに保険料が安値に設定されていて、通常タイプの定期保険よりコストを抑えることができます(ただし保険料は固定)。満期保険金はなく、解約返戻金はないか、わずかであるのが一般的です。
ソルベンシー・マージン比率とは「支払余力」とも言われ、保険会社の健全性をはかる指標のひとつです。この数値が高いほど、その保険会社が破綻してしまう危険性は低いと考えられています。
責任準備金とは、保険会社が将来支払う保険金や給付金のために積み立てている準備金のことをいいます。
「保険料を集めたはいいけど支払うお金が足りない」なんてことがないように、国は保険業法によって責任準備金を積み立てることを義務付けています。