
AIで仕事がなくなるかもという話など、技術の進歩には目を見張るものがありますよね。
実は、保険の仕組みにも、AIが活かされて、「手続きや給付事務は迅速に透明に、そして契約者の日常の安全行動から負担も合理的かつ公平で無駄がない」という商品が登場し始めています。
今回は、スマートフォンで簡単に手続きできるスマホを補償する保険について、従来の保険の前提にとらわれない発想と合理的な仕組みづくりについて、justInCase畑社長にも取材し、従来のスマホの補償とどう違うのか整理しました。
日々の暮らし、仕事、ニュースで気になった保険に関する話題について取り上げていくサイト。業界のプロが独自の視点で保険について考える。
私たちは経済的な助け合い・相互扶助というと保険を思い浮かべることが多いと思います。しかし、最近、20代など若い世代と話していると、従来の金融商品やお金の仕組みにとらわれない、もっと自由な発想や根本的な思考をする方が増えているような気がしています。
そんな中、やはり従業員も比較的若い世代で、理念に「互い助け合いの場を通して、物心両面の幸福を実現し、世界の発展に寄与する」を掲げる株式会社オウケイウェイヴが、従来運営してきたQ&Aサイトのデータベースをもとに、日本ならでは感謝の気持ちを可視化した新しい評価経済のプラットフォームを立ち上げ、半年で様々なサービスを展開し始めています。
保険業界の外からも、真摯に助け合うことに向き合う会社がある例として、これからの流れを汲み取る参考になればと、以下にまとめてみました。
ここ数年で「トンチン年金」という商品について耳にすることが増えてきているようです。大手生保の商品と銀行や証券会社の窓口でも売られる商品として、登場し始めているからでしょう。
しかし、この「トンチン年金」は、実はとても古くからある仕組みなのです。私が保険会社に入社した1989年、最初の部署で海外動向を調査している際も一つのテーマになっていて、そのネーミングが印象的だったのを覚えています。トンチン年金は、17世紀、イタリアのナポリ生まれの銀行家「ロレンツォ・トンティ」氏が考案した年金制度で、当時フランスが財政難の解決策として導入したものだったのです。近代に入り、米国でも2004年から大手生保が商品化して販売をスタートし、以降、各エリアで増えているようです。
日本をはじめ、少子高齢化による財政難が不安視される中、いよいよこれを取り入れざるを得ないかという状況に来ているのだと思います。
今回は、そのトンチン年金について、最近の日本の保険会社のトンチン性年金の特徴や意義、その使い方について整理しました。