
地震保険は2016年で創立50週年を迎えます。今後の地震被害予測からも抜本的な見直しが検討されてきましたが、いよいよ2017年1月から、改正した地震保険がスタートします。自然災害が多く、特に首都圏直下型地震も想定されている中で、地震保険は気になるものの保険料が高く躊躇する声もお聞きします。
2016年も残り3ヶ月!来年度にどう地震保険は改定されるかを確認しながら、地震保険の必要性についても考えてみましょう。
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熊本を襲った大地震から2ヶ月が過ぎました、徐々に復興の兆しが見えはじめたものの、被災者の方々が元の生活を取り戻すにはまだまだ時間がかかることでしょう。被害に遭われた方々には心からお見舞いを申し上げます。
大災害が起きるたびに、どのくらい保険が役に立ったのだろうと、保険相談を生業とする者としては、つい気になってしまうものです。そこで今回の地震被害にかかわる保険の状況について調べてみたところ、地震大国日本における地震保険の悩ましい実態が見えてきました。
損害保険協会の発表によると、今回の地震にかかわる地震保険の支払い件数は16万8000件、保険金額は2724億円であり、現時点(6月6日)で阪神淡路大震災のおよそ3倍となっているそうです。
では、地震保険の加入状況はどうだったのでしょうか?