Category Archives: 個人年金保険

「元がとれるか」に引っ張られた和製トンチン年金は中途半端な保険

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ここ数年で「トンチン年金」という商品について耳にすることが増えてきているようです。大手生保の商品と銀行や証券会社の窓口でも売られる商品として、登場し始めているからでしょう。

しかし、この「トンチン年金」は、実はとても古くからある仕組みなのです。私が保険会社に入社した1989年、最初の部署で海外動向を調査している際も一つのテーマになっていて、そのネーミングが印象的だったのを覚えています。トンチン年金は、17世紀、イタリアのナポリ生まれの銀行家「ロレンツォ・トンティ」氏が考案した年金制度で、当時フランスが財政難の解決策として導入したものだったのです。近代に入り、米国でも2004年から大手生保が商品化して販売をスタートし、以降、各エリアで増えているようです。

日本をはじめ、少子高齢化による財政難が不安視される中、いよいよこれを取り入れざるを得ないかという状況に来ているのだと思います。

今回は、そのトンチン年金について、最近の日本の保険会社のトンチン性年金の特徴や意義、その使い方について整理しました。

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個人年金保険による緻密な老後資金の設計が可能に

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 第一生命保険株式会社は、平成28年7月19日、「積立年金『しあわせ物語』の設計の自在性の向上について」と題して、従来から取り扱っていた個人年金保険商品について、プランニングの際の選択肢を拡げると発表しました。

 これは、同社のシニア層に向けたサービスの向上を図る取り組みのひとつで、この個人年金保険の契約年齢と年金の受け取り開始年齢の範囲を拡大するものです。

■「積立年金『しあわせ物語』」の設計の自在性向上について
http://www.dai-ichi-life.co.jp/company/news/pdf/2016_029.pdf

(本稿で述べている「個人年金保険」は、年金額が確定しているタイプのものです。有価証券や外貨で運用するものは除外しています。)

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マイナス金利対策になる? 日生が長生きするほど得をする「トンチン保険」を発売!

By: Ryo FUKAsawa

2月にマイナス金利が導入されて以来、一時払終身保険をはじめ貯蓄型保険の販売取りやめなどが相次ぎました。そんななか、日本生命が超低金利と長寿化に対応した新タイプの終身年金保険を発売し話題になっています。亡くなった人の持ち分が生き残った人に移るタイプで、「トンチン保険」とも言われています。

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老後資金をどう備える? 終わらない年金問題から考える個人(自分)年金の見極め方

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公的年金を運営する日本年金機構への批判が止まず、「組織としてまとまりがなく、現場と幹部の間の意思疎通が出来ていない」との見解が述べられたという報道がありました。「こんなことで私たちの年金は大丈夫なの?!」という不安が募るのは当然です。

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