
医療の進歩や国の長期入院の適正化に対する施策によって、入院日数の短期化の傾向が続いています。厚生労働省の患者調査によると、2017年の入院日数は平均が29.3日(総数)となり、とうとう1ヵ月を切りました。1998年が40.8日でしたので、約20年で10日以上短くなったことになります。
その一方で、調査結果を検証すると、入院日数は都道府県によって大きくばらつきがあり、最短と最長を比較すると、地域によって、1ヵ月以上の違いがあることがわかります。入院日数に差があれば、患者が負担する医療費にも影響を及ぼすのは必然です。
入院日数の短期化の傾向を踏まえて、最近の民間医療保険は、60日型+入院一時金タイプがトレンドとなっていますが、果たして、全国どこでも、それで大丈夫なのでしょうか?