日本初! 入院しなくてもお金が出る医療保険が登場

医療保険・特約は「入院」することを前提とした保障でした。過去形で表記したのは、特定の疾病に限定されますが、入院しなくてもお金が出る医療保険が登場したからです。

アクサ生命保険 入院・手術をしなくても保障する保険 『予防・早期治療サポート』発売へ

《要約》9月5日、アクサ生命は、9月20日より『予防・早期治療サポート』を発売することを発表した。同社によると日本で初めての商品とのこと(2016年8月アクサ生命調べ)。同社のコンセプトは、疾病の診断確定や通院などの初期治療の段階から給付を行うことで病気の重症化予防を支援する、というもの。

重症化すると大変な8疾病が保障対象!

医療保険・特約(以下、医療保険)の給付条件は、入院するか、または手術を受けるかです。通院特約をつければ、通院でも給付金を受け取れますが、「入院給付金が支払われる入院」の前後または退院後の通院が保障対象なので、入院を伴わない通院では給付金は受け取れません。ところが、そんな医療保険の常識を覆す医療保険が登場しました。アクサ生命保険の『予防・早期治療サポート(正式名称:重症化予防支援保険 無解約払戻金型)』です。

この保険は、がん(上皮内新生物も対象)・脳血管疾患・急性心筋梗塞・糖尿病・慢性腎不全・肝硬変・骨粗しょう症・関節リウマチの8疾病に限られますが、通院(投薬)または手術で『重症化予防見舞金・重症化予防一時金』が支払われます(がん・上皮内新生物は初めての診断確定も保障対象)。もちろん、入院しても、です。さらに、30日以上の継続入院をすると『長期入院一時金』が支払われます。

これら8疾病は、重症化すると生命に関わったり、要介護の引き金になったりで治療が長引きがちで治療費もかかります。特に、65歳以上の高齢者にかかる医療費のうち、約48%が8疾病由来の病気で占められています(アクサ生命保険のパンフレットより)。

ちなみに、平成26年度の国民医療費の合計は40兆8071億円で、うち65歳以上は23兆9066億円(医療費全体の58.6%)でした。

8疾病にかかって日常生活のQOL(クオリティ オブ ライフ)を保ち、医療費の公的負担・自己負担を軽減するには、重症化する前の初期段階から治療を行うことが望まれます。この保険は、そんな病気の早期発見・早期治療の背中を押してくれる商品と言えるでしょう。この保険を医療保険にセットすることで、入院前の保障の空白を埋められることになります。下表は、保障内容と保険料です。

なお、8疾病以外の病気やケガは、これまで通り、入院を前提とした医療保険で備える必要があります。

■予防・早期治療サポートの保障内容
重症化予防見舞金1回  2万円~20万円
重症化予防一時金1回  重症化予防見舞金の5倍
長期入院一時金

※重症化予防見舞金・重症化予防一時金は各疾病1回。
長期入院一時金は回数無制限。

■予防・早期治療サポートの保険料例
重症化予防見舞金 5万円の場合(月払・単位=円)
年齢/性別 男性 女性
20歳 990 950
30歳 1300 1210
40歳 1780 1570
50歳 2475 2030
60歳 3440 2635

※保障期間・保険料払込期間=終身

単独の保険ではあるが、単独では契約できない

同社では、この保険とほぼ同時に「患者申出療養サポート(正式名称:患者申出療養給付保険 無解約払戻金型)」も発売しました。これは、今年4月からスタートした「患者申出療養制度」でかかった医療費を保障する保険で、こちらも日本初です。

「予防・早期治療サポート」も「患者申出療養サポート」も単独の保険ですが、単独では契約できません。「アクサの一生保障の医療保険セルフガード60」または「アクサの治療保障のがん保険」のどちらかにセットする必要があります。

新規加入の場合は、「予防・早期治療サポート」、「患者申出療養サポート」の両方または一方をセットできます。既存の契約に後づけもできます。ただし、「予防・早期治療サポート」または「予防・早期治療サポート」+「患者申出療養サポート」の契約はOKですが、「患者申出療養サポート」のみを後づけすることはできません。

「予防・早期治療サポート」は、重症化予防見舞金2万円~20万円(重症化予防一時金・長期入院一時金は5倍)まで契約できますが、見舞金額を大きくしてしまうと保険料負担が重くなってしまいます。契約するなら、見舞金額を5万円程度にし、「お金がもらえるから、診察を受けてみようか」という動機づけにするといった使い方がいいでしょう。

参考

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